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宮本輝『夢見通りの人々』

2009-04-24 | ま行の作家
大阪にある「夢見通り商店街」の人々を描く連作短編集。


さて感想。


これ好きです(^_^)大変面白かったです。

メインとして描かれるのは、かまぼこ屋の二階に間借り

している里美春太30歳。

詩人を目指している冴えないサラリーマン。

お人よしの彼が、この商店街で起こったさまざまな問題に

巻き込まれていきます。


いい人とは決して言えない、クセのある商店街の人々。

しかし、彼らが悪人かと言えば決してそうではなく…^^;

人々の腹の底や業を、笑いをまじえ見事に描いています。

そして、ちらりと感じる優しさ。構成もセリフもうまい。


人生は決して甘くない。現実はピリリと辛いのや(^_^)

携帯もなく、カセットテープの時代のお話ですが、古さは感じません。

さまざまな人間模様を、じっくりお楽しみ下さい。★★★★★


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ia.)
2009-04-26 02:33:21
こんばんわ。
この作品もいいですよね♪
たくましくてユーモアがあってあったかくて。
お肉屋さん兄弟の話がインパクトがあって印象深いです。
もう揉まれているかもしれませんが、『5000回の生死』という短編集も素敵なお話が詰まってますよ。
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Unknown (naru)
2009-04-26 20:47:07
ia.さん こんばんは。お久しぶりです。
この作品、良かったです。何か好きです(^_^)
笑わせて、ホロリとさせて、宮本輝うますぎ
です。大阪弁が心地良い作品ですよね。
登場人物たちは、自分とは関係なく運命の波
に翻弄される中で、それでも懸命に生きて
いるというか^^;
お肉屋さん兄弟、すごいキャラです。
竜一が特に好きかも。
あ、この作品、20年前に映画になっている
みたいです。
配役を見ると、春太は小倉久寛、光ちゃんは
南果歩、肉屋の長男は大地康雄みたい^^;
私の脳内劇場では、春太は加瀬亮が演じて
いました。
『五千回の生死』未読です。
今日買いました~(^_^)
さっそく読んでみますね。
ご紹介いただき、ありがとうございました(*^_^*)
ではまた。
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