奥出雲おろちループ・島根（ヤマハ・ＹＳＰ大分）

ツーリングで走る限り、
橋は私達にとってなくてはならないもの。

その橋にも様々なものがありますが
ループ橋は日本の国土に多い急な坂を
克服するために作られるものです。

今日、ご紹介するループ橋は、
それが二重になっている二重ループなのです。

ゴールデンウィークツーリングで
島根県を移動中のセローの佐野さん、

そんな珍しい二重ループのループ線
「奥出雲おろちループ」をたずねました。



ここは仁多郡奥出雲町の三井野原と坂根の間を
結ぶ三井野原道路（みいのはらどうろ）の一部です。

名前の由来は、日本神話に登場する
ヤマタノオロチよりつけられたもの。

このあたりはもともと山が険しく幅員もせまいため、
大雪などの時には度々通行止めになってましたが

これを解消するため、橋梁とトンネルを主体にした
国内でも珍しい二重ループ方式のループ線が作られました。



ループ橋の写真を見ても想像できるように、
三井野原と坂根の間は、直線距離１キロで
なんと標高差１７０ｍもあります。

このループ線、１重目の最小半径は１００ｍ、
そして２重目の半径は２００ｍの二重ループ。

二重ループ区間は、７つの橋で構成され、
新紅葉橋、冷泉橋、雲龍橋、雲上橋、新三国橋、新平家橋、
そして三井野大橋からなりたっています。



写真はちょっと見難いかもしれませんが
ループの図がこちら。

ブログ貼り付けの地図でも
ぐるぐると二重になっているのがわかりますね。

ここ「奥出雲おろちループ」は
昭和５７年に着工、約１０年の歳月をかけ
平成４年４月に開通しました。



近くには「道の駅奥出雲おろちループ」があるそうです。

ここには鉄の町奥出雲の新しいシンボルとして
「鉄の彫刻美術館」があり、
鋼鉄によるモニュメント彫刻で世界的な作家、
下田治氏の作品が展示されているそうです。

眺めもよいそうなので、ツーリングで
近くを通ったらたずねてみてください。



地図はこちら。







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