今、アップルパイを商品構成の中心に据えたカフェをプロデュースしています。
最近は商品名に**パイとついていても、パイの層が無いパン生地のようなパイが主流で、不必要なしかも変なバター臭が添加され、パイは美味しくない食品であると知らしめている。その様なメーカー、店が多すぎる。クロワッサンも同様です。
クロワッサンも本来リーンな生地にバターを折り込み、小麦粉の香りとバターの香りを楽しむものであり、口の中でシュワシュワと溶けるその一瞬に両方の風味が味わえる、そこが持ち味です。
ただ冷凍のクロワッサン生地を焼いているだけの店が多いのでしょう。クロワッサンはイーストを使っていますので、冷凍生地用の生地改良剤を使用します。この冷凍生地用の生地改良剤無しに、長期間冷凍保存は出来ません。不可欠の添加剤、添加物です。この生地改良材は冷凍耐性を改善しますが、生地の物性も変えてしまいます。そのため、食感が悪くなったり、風味が損なわれたりします。
このカフェを皮切りに、本物だけで経営が成り立つベーカリーとベーカリーカフェを同時に立ち上げています。
くだらない調理パン、菓子パンを作るパン屋でなく、本物の商品で長く安定した経営が出来る、そしてお客様から信頼されるベーカリーを増やして行きたいと考えています。