浜松市には雄踏歌舞伎保存会「万人講」が存在し毎年1月に定期公演会がある。
今年は知人が出演するというので見に行きたかったが時間的な理由で午前中しか見られなかった。
当地域に、江戸時代から「講」をつくり芝居を神社に奉納していたそうだ。
その後近隣へも巡業したが、大正時代には、「喜楽座」という回り舞台の劇場ができ、そこでの公演が昭和27年まで続いたそうだ。
その後途絶えてしまったが、平成元年「雄踏文化センター」の開設を機に、経験者2名を中心に保存会が発足し平成2年2月4日復活第1回の公演が盛大に行われた。
それからは保存会の皆さんによる努力によって毎年の公演がおこなわれ、楽しみにしている人たちが大勢いると聞いている。
今年は1月19日に公演が行なわれ、見に行かれた方の話によると(素晴らしい演技で、その中に吸い込まれてしまい、涙が出てきた)という。
平成29年には浜松市無形民俗文化財「浜松地域遺産」に認定され市内の小中学校へ出かけ地域ふれあい講座も実施されているようだ。
今年は31回目の公演になり、ますます市民に浸透して長く続けてほしいと思った。
寿式三番叟 (ちょっとぼけてしまった)
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