旅の目的であるあしかがフラワーパークに入場した。
昼食を含めて120分の時間があったけれど、見事な藤と鮮やかなツツジがが咲き乱れる園内を廻り時間が足りないくらいだった。
忘れてはいけないので調べたことを記することにする。
奇跡の大藤
1991年、足利市の早川農園にあった樹齢130年、幹回り3m60cm棚面積600平方メートルの藤棚を、町の再開発のため移動することとなった。幹の太さが1m以上の移植成功成功の前例がなく、何年も移植の方法を模索し1994年にようやく移植の準備が開始された。幹がもろく柔らかい藤の移動は困難を極めたが、延べ2000名の人々の努力と、あきらめない強い気持ちにより1996年移植が実施され、日本で初めての成功例となり、翌1667年には、たくましい生命力で見事にその棚一面に広がる美しい花をさかせた。
土壌の浄化、活性化を高めるために園内に250トンを超える炭を敷き詰め、早川農園の土も運搬し、移動には幹を傷つけないため石膏包帯を幹に巻き付け保護したそうだ。
棚の大きさを縦12m、横6m、に縮小し1996年2月、早朝、国道を交通規制して4回に分けて4つの大藤を移動した。
1997年4月、新天地にてフラワーパークが開園。そして今、樹齢160年をこえ広さ1000mの大富士棚に成長し、私達を楽しませてくれている。
浜松フラワーパークの園長さんの塚本こなみさんも、女性樹木医として足利の藤の移動には関わっていたそうです。
どこを見ても素晴らしい花ばかりで、時間が過ぎるのを忘れるくらいだった。
うす紅の棚
大長藤棚
満開の藤
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