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狭いベランダで育てているバラのこと、一緒に暮らす猫のこと、トールペイントのことなどなんてことない毎日を書いていきます。

お宝を掘り当てろ!ベルギー アンティーク鑑定旅その2

2019-07-09 13:59:47 | 美術・芸術・絵画教室
今日は、ベルギーアンティーク鑑定旅その2、ベルギーのアンティークレース、ポワンドローズのバトルからの記事を書きたいと思います。

ベルギーのレースは、その昔、ヨーロッパの王侯貴族が競って買い集めたという素晴らしい魅力がいっぱい。

その中でも、細さ0.1ミリの極細の糸で手編みされたポワンドローズの美しさは例えようもありません。





フィリップ国王とマチルド妃のご結婚の際には、ベールとしてそのポワンドローズのレースが5メートルも使用されたとのことです。

もちろんアンティークレースです。

今では、この技術を持つ人も少なくなったと言う事ですが、濱田さんと磯村さんは『レース博物館』で実物を見ながら見極め方を教えてもらいました。









1cm編むのに丸1日かかるとのこと、このお値段↑も納得です。



見極め方はまず極細の糸



そして糸を複雑に組み立体感を表現している事





↑このように極細の糸を10本以上束ねて立体的にしている部分もあるとのことでした。

では、お勉強の後二人ともポワンドローズを求めて出発です







濱田さん、小さなものですがポワンドローズらしきレースを発見。

そして、ベージュのきれいなレースにラベンダーの小花が編み込んである物にも一目ぼれして、どさくさに紛れて2つをたったの15ユーロで購入しました。



片や磯村さんは、ポワンドローズを見つけるのにかなり苦労していましたが、何とか見つけたようでした。



値段交渉の結果、20ユーロで購入。

さて鑑定結果です。



磯村さんが見つけたレースは、少々くたびれてはいるものの、正真正銘の本物↑

250ユーロの値が付きました。



惜しむらくは、これが洗濯されたものであったこと、糸がほつれている部分がありました↑。



そして、濱田さんが上手い交渉で手に入れた小さなレースは、状態がとても美しいポワンドローズで、鑑定した方も素晴らしい状態に感動していました。

たった1ユーロのお値段が500ユーロにも!



またこのベージュの方にも驚きのお値段が、レースは機械編みだそうですが、ラベンダーの小花は手で入れてあり500ユーロの値が付きました。

濱田さん、大喜び。

アンティークレース、本当に素敵ですね、ながめているだけで癒されて気持ちがハイになります。

女性のほとんどはレースが好きなのではないでしょうか、デパートなどでレースが売っていたりすると、欲しいなぁと手に取って見たりします。

繊細な施しであればあるほど心がときめきます。


最後のバトルは、陶磁器。

2人とも陶磁器専門店でのお勉強から開始







美しいですね~、私はやっぱり繊細なお花の模様の陶磁器に惹かれます。



でも、実際のバトルはベルギーで有名なシャルル.カトーが生み出したボッホを見つけることになりました。





立体的な模様の陶磁器ですね、特に動物の柄の物はかなりの高値が付くそうです。



裏返してそこのマークがついているものなら間違いなしです。



濱田さんは、色が鮮やかで綺麗な動物柄の壺を発見、裏を返してみてもマークは見つからなかったのですが、250ユーロで買いました。



磯村さんは、可愛いカボチャの模様の鉢を。裏にはちゃんとマークもありました、170ユーロで購入。

そして、最後の鑑定です。



磯村さんの鉢には、400ユーロの値が



濱田さんの壺には、同じく400ユーロの値が付きました。

濱田さんの壺はボッホであることは間違いがなかったのですが、やはり裏にマークがなく、ヒビを隠すためなのかマークが消されていたのが減点となりました。


楽しくも長い鑑定旅、すべての結果はこうなりました。





何といっても濱田さんのポワンドローズが、素晴らしいポイントをたたき出しての濱田さんの圧勝、磯村さんは悔しそうでした。



最後は、磯村さんがリベンジを誓って終了となりました。

私も次回の鑑定旅、楽しみにしています。


今まで知らなかったのですが、ネットでアンティークがたくさん販売されていますね。

時々、カップ&ソーサーなどを買うようになりました。

それらを見ていると本当に心が慰められます。


取り留めもない記事を最後まで読んでいただいてありがとうございました。


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