12日の金曜日に私が働いている学童に通う特別支援学校の高等部の子が7人卒業しました
私が働き始めたときからずっといた子たちで、大きな大きな存在の子たちばかりです。
お話ができる子はいないのでどんな気持ちでいてくれているのか確認はできないけれど
私はこの10年間たくさんの幸せな時間をもらいました。
数日前に学童で卒業をお祝いする会を開いたのですが、涙がとまらない私の頬を優しくなでて
くれた子がいました。 こういう優しい気持ちを持った子たちと過ごせたこの10年間は
私にとって最高の時間だったなぁとあらためて思いました。
何もしてあげられなかったけれど、成長していく子どもたちのそばにいられたこと、
私と出会ってくれたこと、笑ったり怒ったりした時間をくれたこと、全部全部ありがとう。
ここまで成長してきたことはとてもうれしいこと。でももう毎日会えないんだなぁっていう
寂しさ。 いろんな気持ちがあります。
卒業式は入場からもう涙が止まらなくて・・・いろんなことを思い出していました。
卒業証書授与・・・ 一人でもらいに行けた子。
先生にサポートしてもらいながらもらった子。 声はうまく出せないけど自分の名前が呼ば
れたら元気に手を挙げられた子。 もらったときに大きな声で笑って嬉しそうだった子。
もらったとたんに走って席に戻った子。 みんな自分らしく卒業証書をもらっていたね。
一人ひとりの卒業証書をもらう姿、絶対に忘れないよ。 みんな立派だったね。
これからは同じ時間を過ごせなくなるのはさびしいけれど、作業所でがんばって働くみんなを
心から応援しているからね。 みんな大好きだよ。
卒業していく子どもたちのことを思ったり、話したりするとまだ涙が出てしまう私ですが
しばらくはこんな自分を許してあげようと思っています。