スティーブ@茅ヶ崎さんの投稿です。
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今月の某日、帝国ホテル(孔雀の間)でイタリアのスキオッパ経済財務大臣以下同国の政府関係者および経済人の主催による投資セミナーが開催されました。
私が偉くて招待された訳ではなくてボスの代理で出席したのですが、最近の資源高騰や産業構造・地図の変貌の中で欧州企業が東欧、旧ソ連、中東、アフリカなど、地政学的なリスクの中でどのような事業展開を目指しているのか興味深く聞いてまいりました。
まあ仕事の話はどうでも良いのですが、そのセミナーでひときわ注目を集めたのがスピーカーとして最後に登場したモーターバイク製造会社ドゥカティ(DUCATI)のCEOのガブリエル・デル・トルキオ氏です。
まずは、と言って疾走するドゥカティをアピールする動画を映写しました。流れる曲はオペラ椿姫の中の乾杯の歌、しかもバルセロナ・オリンピックの最後にドミンゴやホセ・カレーラスなどが歌った伝説のバージョンを使用する巧みな演出です。
世界で最も美しいモーターサイクルと言われ、なおかつ頭にくるくらいの速さ!と言われ、世界中のファンの羨望の的であるDUCATI(ドゥカティ)。性能の良さは既にスーパーバイク選手権(市販車改造型オートバイのレース)での大活躍で実証済です。
その優雅で華麗なフォルム。MDAの2006年総合ベストデザインに選ばれるなどエアロダイナミックシェイプは伝統とセクシーさを備えた言わばイタリアデザインの代表例の一つとも言えるものです。
改めてイタリアの工業デザインの優秀さを認識しました。
帝国ホテル・孔雀の間に堂々と展示してある1098のSとトリコローレの勇姿にしばしうっとりとしました。
その横でイタリアのプレスのインタービューに堂々と答えるトルキオ氏。しまいには自分でマイクを持って延々と性能とデザインについて話続けていました。
格好の良い「真面目イタリアオヤジ」です。
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ご投稿ありがとうございました!