散歩に便利なので何回か登場している市民庭園 今回は初めて「ひきこもり記念碑」にも行きました。
もう2週間ほど前なのですが、このところゴタりましたので、やっとアップいたします
1)いつもの門から入ると見えるテセウス神殿
2)花壇には花がモリモリ(後方はブルク劇場)
3)中に入ってみます
内部には、いつも最新のモダンアート作品が展示されていますが撮影禁止なのです(ちゃんと監視員が見張ってます)。
もともとカノーヴァのテセウス群像を展示するためのニセ神殿(庭園装飾用)なのですが、群像は美術史博物館中央階段踊り場にあります。
4)離れてみたところ
5)バラもまだ咲いています
6)日差しが強いので日陰が快適(日向のベンチには誰もいません)
7)
8)後方に見えるのは新王宮
9)鳥さんがお散歩(カラスさん?ハトさん?)
10)クリの実が沢山
食べられないクリでドイツ語を直訳すると「馬栗」
11)私の好きな教会の屋根
12)ブルク劇場に近い庭園の隅に、この記念碑コーナーがあります
13)花壇のベゴニア
14)記念碑の装飾
15)エリーザベト皇妃の記念碑
夫のフランツ・ヨーゼフ皇帝記念像がひとり寂しく王宮庭園に佇んでいるのに対して、妻の方は随分良い待遇です。
実際、皇帝夫妻は殆ど別々に暮らしたので、後代の記念碑を立てた人々も、離れたところに別々に、と考えたのかもしれません。
但し、カプツィーナ教会の皇帝墓所には、皇帝、皇妃、ルドルフ皇太子の棺が一緒に置かれています。
16)記念碑脇の泉水
17)記念碑前の池
18)池の向こうのエリーザベト皇妃
人前に出るのが嫌いで、とりわけ堅苦しい公式行事を嫌ったエリーザベト皇妃が旅から旅へ過ごしたのは、一種の「引きこもり」だったと思います。
それを配慮して、記念碑も庭園の片隅に設けられたのかも知れません。
19)もう秋の気配
日本でアートで「撮影可能」なところって、
現代アートの展示のほうが多いと思うので、
オーストリアの逆転(現代アートの展示は
撮影不可、歴史的な古い名画はフラッシュなんかじゃ
なきゃ撮影がオッケーなところもあるとか)が
興味深いです。
というか、私がいったのは大昔だから、
いまはすべてがダメになっていたりして...
最新作は、まだ生きている芸術家に著作権があるので
勝手に撮影して流用してはいけない、ということでは?
はい、オーストリアの博物館・美術館は今でも
フラッシュ無しなら撮影可です。
今度、最新作の展覧会に行ったとき訊ねてみましょう。
撮影禁止が多い日本。
逆に現代アートだと、
著作権云々よりSNSなどでも宣伝してほしい?
あるいは個人での撮影は逆にウエルカムという
そもそもの考え方の根本が違うのですね。
私はどちらかと言うと現代アートより古典のほうが
好きなので、やはりオーストリア方式のほうが
羨ましく思います。
イスタンブールのハギア・ソフィア(アヤ・ソフィア)では、建物の内壁その他を保護するため完全撮影禁止なのですが、平気でフラッシュも使って撮影する旅行者がいました。こういう文化財は全人類共有の「世界遺産」だから大切にしないといけないのに・・・
ギリシャ正教の大教会からモスクになって、トルコ共和国になってからは、これまでの政教分離政策から博物館だったハギア・ソフィア、今の大統領は又モスクにしようとしているようです