みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ひきこもり記念碑

2016-09-13 | 旧市街

散歩に便利なので何回か登場している市民庭園 今回は初めて「ひきこもり記念碑」にも行きました。
もう2週間ほど前なのですが、このところゴタりましたので、やっとアップいたします


1)いつもの門から入ると見えるテセウス神殿


2)花壇には花がモリモリ(後方はブルク劇場


3)中に入ってみます


内部には、いつも最新のモダンアート作品が展示されていますが撮影禁止なのです(ちゃんと監視員が見張ってます)。
もともとカノーヴァのテセウス群像を展示するためのニセ神殿(庭園装飾用)なのですが、群像は美術史博物館中央階段踊り場にあります。

4)離れてみたところ


5)バラもまだ咲いています


6)日差しが強いので日陰が快適(日向のベンチには誰もいません)


7)


8)後方に見えるのは新王宮


9)鳥さんがお散歩(カラスさん?ハトさん?)


10)クリの実が沢山

食べられないクリでドイツ語を直訳すると「馬栗」

11)私の好きな教会の屋根


12)ブルク劇場に近い庭園の隅に、この記念碑コーナーがあります


13)花壇のベゴニア


14)記念碑の装飾


15)エリーザベト皇妃の記念碑


夫のフランツ・ヨーゼフ皇帝記念像がひとり寂しく王宮庭園に佇んでいるのに対して、妻の方は随分良い待遇です。
実際、皇帝夫妻は殆ど別々に暮らしたので、後代の記念碑を立てた人々も、離れたところに別々に、と考えたのかもしれません。
但し、カプツィーナ教会の皇帝墓所には、皇帝、皇妃、ルドルフ皇太子の棺が一緒に置かれています。

16)記念碑脇の泉水


17)記念碑前の池


18)池の向こうのエリーザベト皇妃


人前に出るのが嫌いで、とりわけ堅苦しい公式行事を嫌ったエリーザベト皇妃が旅から旅へ過ごしたのは、一種の「引きこもり」だったと思います。
それを配慮して、記念碑も庭園の片隅に設けられたのかも知れません。

19)もう秋の気配







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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (めんまねえちゃん)
2016-09-15 00:04:45
どちらかというと、もちろんダメなところも多いけど、
日本でアートで「撮影可能」なところって、
現代アートの展示のほうが多いと思うので、
オーストリアの逆転(現代アートの展示は
撮影不可、歴史的な古い名画はフラッシュなんかじゃ
なきゃ撮影がオッケーなところもあるとか)が
興味深いです。
というか、私がいったのは大昔だから、
いまはすべてがダメになっていたりして...
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めんまねえちゃんさん (ななみみず)
2016-09-15 04:08:22
古典絵画などは著作権が切れているので撮影可。
最新作は、まだ生きている芸術家に著作権があるので
勝手に撮影して流用してはいけない、ということでは?
はい、オーストリアの博物館・美術館は今でも
フラッシュ無しなら撮影可です。
今度、最新作の展覧会に行ったとき訊ねてみましょう。
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Unknown (めんまねえちゃん)
2016-09-15 19:05:39
ああ、なるほど!美術品を保護する目的で
撮影禁止が多い日本。
逆に現代アートだと、
著作権云々よりSNSなどでも宣伝してほしい?
あるいは個人での撮影は逆にウエルカムという
そもそもの考え方の根本が違うのですね。

私はどちらかと言うと現代アートより古典のほうが
好きなので、やはりオーストリア方式のほうが
羨ましく思います。
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めんまねえちゃんさん (ななみみず)
2016-09-15 21:20:57
展示品や重要な建物の内部に特に良くないのはフラッシュのようですね。だから「フラッシュ無しなら撮影可」ということでしょう。
イスタンブールのハギア・ソフィア(アヤ・ソフィア)では、建物の内壁その他を保護するため完全撮影禁止なのですが、平気でフラッシュも使って撮影する旅行者がいました。こういう文化財は全人類共有の「世界遺産」だから大切にしないといけないのに・・・
ギリシャ正教の大教会からモスクになって、トルコ共和国になってからは、これまでの政教分離政策から博物館だったハギア・ソフィア、今の大統領は又モスクにしようとしているようです
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