垣根の王様・・・なんて、あんまり凄い王様じゃないと分かりますね

その通り、
ミソサザイのドイツ語名が垣根王(
Zaunkönig=ツァウンケーニヒ)なのです

冬でも活発にさえずるため、雪の王Schneekönig(シュネーケーニヒ)とも呼ばれたそうです
ドイツでも
キクイタダキ同様、最も小さな小鳥で、地味な保護色ですが、小柄に似合わぬ堂々たる態度で「鳥の王」とも呼ばれるそうな・・・
某鳥学文献では「みそちー」の愛称で呼ばれ、愛らしくも大胆不敵な神出鬼没ぶりが紹介されています
下の写真は日本語Wikiにも載っています。
ドイツ語Wikiの説明によると、イソップ物語に鳥の王様を決める話があるそうです。
あるとき鳥たちが自分たちの王様を決めようと、一番高くまで飛んだ鳥を王様にしようということになりました。
一番高く飛び上がったのは
ワシでしたが、その背中に隠れていたミソサザイが飛び上がり「私が一番高く飛んだ」と叫んで、王様に選ばれたということです。
他にも幾つか「みそちー噺」があるようですが、総じて「小柄なくせに大胆で知恵がまわる鳥」として紹介されているようです
みそちーは一夫多妻制で、オスが縄張り内に幾つか巣を作り、メスが夫々の巣を内装して産卵・育雛するそうです。
みそちー氏は、押し出しが良く堂々としてなければならないわけですね(男はつらいよ)