エッセイでも小説でもルポでも嘘でもなんでも書きます
無名藝人




これは、ただの広告です。
事務的なことしか書いてありません。
たとえば、お申し込みは以下へ
 
http://www.dgcr.com/books/

とか、本の体裁は、
 
■A5変型(148×188ミリ)
■本文288ページ モノクロ

とか、価格は、

■2,000円(送料込み・Web直販価格)

とか、サンプルPDFファイルは以下に、

http://www.dgcr.com/books/nagayoshi.pdf
 
といったようなことばかりなんです。

せっかくこのサイトに来てくださったのに、何もお持てなしができなくてスイマセン。
アクセスしたら商品の広告を見せられただけ、なんて、ほとんど逆スパムですよね。そんな言葉ありませんけど。
しかも、デジクリの読者なら、すでにさんざん見ているはずですから、おいおいここでもかい、といったところでしょうか。ほとんど消極的押し売りですよね。そんな言葉ありませんけど。

なお、拙著は書店では販売しておりません。

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テエトルは『怒りのブドウ球菌』と申しやす。発売日も値段もまだ決まっちゃいねえが、おそらく今月中にゃ本になるでやんしょう。これからしばらく注目してやっとくんなせえ。
もちろん、あっしが書いた本でござんすよ。あっしゃあ偏狭な人間、ケツの穴の小せえ人間だぁ。てめえの利益を脅かすかもしれねえ他人の本の宣伝をするほどの器量は持ちあわせちゃいませんや、旦那。
 
「日刊デジクリ」ってえメルマガをご存知で? 
あっしゃあそいつに毎週木曜、コラムなんぞ載っけてやしてね。まあ、コラムといやあ聞こえはいいが、ガキの作文に毛が生えたようなもんでさぁ。
で、そいつが四年間で溜まりに溜まっちまって、さあどうする、どうするって、どうすりゃいいんだと思案している折も折、さる御仁が、おめえさん、何だか知らねえが面白いもん書くってえじゃねえか、しかもそれが、えれえたくさんあると来りゃあ、こいつぁ本にしねえ手はねえだろう、え? 悪いようにゃしねえ、ここはひとつ俺にまかせちゃくれめえか、と来たね。
そこまで言われて断って、男の顔をつぶしちゃ面目ねえ、承知いたしやした、あっしのコラムは言ってみりゃ、てめえのガキみてえなもんでござんす、馬鹿な連中ですが、どうかよろしくお願げえいたしやすと、めったにゃ下げねえ頭を地面より深く下げて頼んだってわけでさあ。
ところがそこにカカアがしゃしゃり出てきやがって、ちょいと待っとくれよお前さん、てことは、そのデジクリだかアマグリだかのサイトにアクセスしてバックナンバーを見りゃ、本を買わなくったって、お前さんのコラムが読めるってことじゃないか、いったい誰が買うってのさ、そんなもの、およしよおよしよ、それよりさあ、ここんとこずいぶんとご無沙汰じゃないか、あたしゃ、この家の女中じゃないんだよ、なーんて抜かしやがるんで、べらぼうめ、いいかよく聞け、唐変木、その本にゃなあ、おいらの描いたイラストもどっさり載っけてくださるんだってよ、そりゃそうさ、絵描きの書いた本だ、絵がの載らねえわけがねえ、物書き冥利にも絵描き冥利にも尽きるってもんよ、いってえ何年、芸術家の女房してやんでえ、このオタンコナス…おっと、あっしゃあ独身でござんした。

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ゴキブリやハエ、カ以外にも、家のなかで、名前の判らない、さまざまな虫を見る。そのほとんどが非常に小さいうえに害もなさそうなので、興味を持つこともない。

これも名前が判らないのだが、風呂場や洗面所に、小さな虫がはびこりだした。どうも、湿気のあるところを好むようなのだ。
大きさはだいたいこのくらいだろうか。触角は長くて、このくらいはありそうだ。しかし六本の脚はとても短く、この程度の長さしかない。
色はこんな感じ。縞がこのあたりに入っていて、それがここまで延びている。
羽があるのだが、その先端がこのような形になっているので、こういう奇妙な飛び方をする。
 
ところで、ゴキブリと違って、この虫は人間が近づいても、指先でつついても逃げようとしない。それどころか脚をこんな具合にふんばって抵抗しようとするのだが、身体はこんなに小さいくせに、その力はこんなに強い。
私もつい意地になって、ふんばっている虫を力づくでつついているうちに、脚だけ残して胴体がまるごと、ふっ飛んでしまうことがある。
すると、どうだ、命をかけて抵抗したぞ、と言わんばかりに、残された脚がこんな風に歩き出すのだ。

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