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猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

4月4日の美登利会は、古典芸能解説者の葛西聖司さんと箏曲家の鈴木創さんをお迎えし、吉駒が箏曲の『万歳』と『千鳥』を踊ります

2021-03-16 07:08:15 | あんじゃあない毎日

広瀬川の岸のソメイヨシノが今にも咲きそうです。
交水堰の堤のすぐ下、川面にせり出した枝の蕾はもう色づいていました。

 
午前11時前、Droitへトレーニングへ行くとき、気温はそこそこだったのですが、強い北風が冷たく感ぜられていたんです。交水堰も見た目は春らしさを感じさせてくれていませんでした。

 でも、川面に枝垂れる枝についた蕾は大きく膨らんでいました。春です。

 

 
わが家も春を迎えています。玄関の水鉢にはやっと咲いてくれたピンクの椿のが挿されました。板塀には春恒例の美登利会のポスターが貼りだされました。今年で77回目を迎える美登利会です。

 第45回群馬県民芸術祭協賛 上毛新聞愛の募金チャリティー公演
  第77回 直派若柳流 美登利会
    期日:令和3年4月4日(日)
    会場:昌賢学園まえばしホール(前橋市民文化会館)大ホール
    開場:午後1時 開演:午後1時30分


美登利会は、昭和12年に三代目吉駒の祖母の初代吉駒が稽古場に通ってきていた子供たちのお稽古の成果を発表する舞台として、住吉町二丁目の愛宕神社境内にあった芝居小屋『柳座』で始めた舞踊会です。以来、娘の二代目吉駒、孫の三代目吉駒(ユキ子)と引き継がれてきました。戦時中に開催を禁じられた時期を除いて、休むことなく学校の春休みの時期に開いてきました。それが、昨年の第77回は、新型コロナウイルスの感染拡大で春に開催ができず、今年の春に延期されてきました。(写真は一昨年の第76回美登利会での吉駒の清元『卯の花』です)


それで、今年こそはと準備してまいりましたが、新型コロナ感染防止のために様々な制約があり、全体の規模を縮小して、スタッフの人数も可能な限り少なく絞って、1200人収容の会場も入場者数上限を600人で開催することとなりました。お客さまには、大変ご迷惑をおかけすることとなりますが、吉駒は、まずは舞台を務めることが使命と、制約下での開催に踏み切りました。美登利会会員の十番の舞台につづく今回の『三代目若柳吉駒リサイタル』は『箏曲二題』です。(写真は一昨年の美登利会での吉駒の清元「鳥刺し」です)

  今回の『三代目若柳吉駒リサイタル』のゲストは、古典芸能解説者の葛西聖司さんと箏曲家の鈴木創さんです。
葛西聖司さんは、元NHKアナウンサー、現在は歌舞伎、文楽、能狂言、日本舞踊、邦楽など日本の古典芸能や伝統芸能の公演解説、講演会、執筆活動をしておられます。「文楽のツボ」「僕らの歌舞伎」「名せりふの力」など、著書もたくさん出版されています。今回のリサイタルでは、鈴木創さんの演奏で吉駒が舞う『千鳥』『万歳』についての解説とお話をしていただきます。

 鈴木創さんは、千代田町4丁目のオリオン通りの入り口にお稽古場を構えておられる箏曲家です。演奏家として様々な形で演奏活動をされているほか、学校での邦楽教室をはじめ、箏曲の普及活動にも熱心に取り組んでおられます。ホームページはこちら、美登利会への出演のことを書かれたブログはこちらです。(鈴木創さんの写真は鈴木さんのサイトからお借りしました)

 吉駒が踊ります箏曲二題の最初、『万歳』は、江戸末期から明治にかけて活躍した箏曲家初代中能島松声の作曲、初春のめでたさを謡いあげています。振り付けは、昭和50年の群馬テレビの新春番組で初代吉駒が自ら舞うにあたって振り付けたものです。
次の箏曲『千鳥』は、江戸末期に二世吉沢検校が作曲した曲で、『春の海』と並ぶ名曲と言われています。振り付けは、三代目吉駒の伯母の若柳吉啓、群馬では千鳥を見ることができないので湘南の海まで出かけて飽かず千鳥のさまを見ていたという逸話が残っています。
あとは、葛西聖司さんの素敵な解説とお話をお聞きください。

 
アーツ前橋が見える馬場川通りでは、彼岸桜が咲いていました。

第77回美登利会は、群馬県と前橋市の指導に従って新型コロナウイルス感染防止対策として必要な取り組みをします。このため、お客さまには例年と違う面倒をおかけすることとなりますが、ぜひご理解の上ご協力をお願いします。なお、入場券は当日会場受付でも販売します。
美登利会の会員の舞台につきましては、別にご紹介させていただきます。

 

 家に戻って、今日の打合せ資料を完成させてプリントアウトしてたら、COCOがプリンターの紙送りが面白いらしく、ずっと眺め続けていました。

 
昨日はいろいろあって、夕食づくりが面倒になったものですから、鮨屋『いわまる』へ出かけました。
ホタルイカです。もうホタルイカの季節なのですね。それとお造りの盛り合わせ、手目から左回りに、白えび、つぶ貝、金目鯛、赤貝、いか、まぐろ、真鯛、鳥貝、真ん中に青柳です。このほかにサヨリが別に出てきました。握りは、白いか、さより、たいらぎ、煮穴子、車エビの五つをお願いしました。おいしかったです。

 

3月15日の体温  7:30 36.4℃ 14:30 36.5 23:10 36.6℃
 3月16日 7:00 体温 36.5℃  血圧 最高 131  最低 73


 若柳吉駒でございます。
昨年、新型コロナ感染拡大で開催を断念いたしました第77回美登利会につきましては、今年こそはと会員一同精進に励んでまいりまして、新型コロナ感染防止対策についても十分な対応ができる見通しとなり、来たる4月4日に、昌賢学園まえばしホール(前橋市民文化会館)大ホールで開催させていただきます。諸規制もございまして、少々規模を小さく致しましての公演となりますうえ、感染防止のためにお客さまには何かご面倒をおかけすることとなりますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルの舞台はこちらでご覧いただけます
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧ください


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