猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

台風が遠く去った雨上がり、「曼珠沙華 恐や 赤しや まだ七つ…」と唱えながらヒガンバナをながめてました

2022-09-21 07:08:18 | あんじゃあない毎日

昨日は彼岸の入りでした。雨の上がるのを待ってヒガンバナを見に出かけました。


雨上がりの赤城山です。手前は利根川、群馬大橋の西詰から眺めていました。南西から少し強い風が吹きつけていました。利根川はほとんど増水していません、水の濁りもたいしたことなくいつもの流れと変わりありませんでした。

 
群馬大橋を渡ったのは2時半過ぎでした。行った先は、元総社町と鳥羽町の境を流れる染谷川でした。このあたりの畑地や野ッ原にはヒガンバナがたくさん咲いているはずです。以前、ピンクのヒガンバナに出会ったのもこのあたりだったと記憶しています。

 


咲いていました。畑地のはずれの傾斜地の下に咲いていました。

  路の辺の壱師(いちし)の花のいちしろく
       人皆知りぬわが恋妻(こいづま)は

柿本人麻呂の歌(万葉集第11巻)です。壱師の花はヒガンバナだというっ説がありますが、確定していません。「道端でいちし花がめっちゃ目立つみたくに、オレの彼女は目立つんだいね、みんなにバレバレだい!」ってなぜいたくな悩みを唄っているのですね、人麻呂さんはもてたみたいですね。

  GONSHAN(ごんしゃん) GONSHAN 何処へゆく
  赤い御墓の 曼珠沙華(ひがんばな) 曼珠沙華
  今日も手折りに 来たわいな

北原白秋の『曼殊沙華』です。山田耕筰が曲をつけています。GONSHAN(ごんしゃん)は白秋の故郷の柳川の方言、「良いとこの娘」という意味らしいです。

  GONSHAN GONSHAN 何本か
  地には七本 血のように 血のように
  ちょうどあの児の 年の数

白秋のこの詩は意味不明です。詮索されたい方はリンクを張ってある「世界の民謡・童謡」をご覧ください。わたしはただ、「何時まで取っても 曼珠沙華 曼珠沙華 恐や 赤しや まだ七つ …」と念仏のごとくに唱えながらヒガンバナに見入っていたんです。

 

 
街へ戻ってきたときには、もう街の建物の脇から太陽がちょっぴり顔を出しているころでした。近所まできたらシロバナマンジュシャゲに出会いました。

 

 
朝から昼過ぎまでは雨が降ったり止んだりでした。でも、10時過ぎに…

 
雨が止んで赤城山が姿を現したんです。それで、JAファーマーズへ野菜を買いに出かけたら、帰りは降られてしまいました。それなりに濡れて、シャツを着替えました。それに、日曜日の朝から入れ歯を支えている歯の具合が良くなくて、ものがよく噛めなくなっちまっていたんです。そんなことで、昼食はコーンとカリフラワー入りのパングラタン、食べやすいのを作りました。

 
それから、COCOのところへ「社団法人メノキ」からお便りが届きました。社団の出版部門のメノキ書房から初出版の絵本「みえなくなった ちょうこくか」(文:立木寛子 彫刻作品:三輪途道)の案内と、昨日紹介した展覧会「ミルコト ミエナイコト サワルコト」へのご招待でした。読んで聞かせたやると、<あ~ね、いく!>だって。どうしようかな…

 

 
夕食はよく煮込んだポークカレー、ほとんど形はありませんが、豚肉、人参、玉ネギ、ナス、シメジが入っています。チェダーチーズを載せてバーナーで炙りました。サラダはトマト、ブロッコリー、柔らかく茹でた黒千石大豆、それと湯葉です。少々痛む歯でもおいしく食べられました。

 COCOはと見たら、あごの下を後ろ足でコチョコチョしていました。石原総合歯科は、今日の夕方に診察してくれることになりました。もうちっとの我慢です。

 

 三代目若柳吉駒でございます。1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会を承継しております。毎年春に開催しております舞踊会は、戦時中の開催禁止と一昨年のコロナ禍による延期を除いて、今年で78回を重ねることができました。来年は4月9日に第79回舞踊会を開くことといたしまして、会員一同精進を重ねております。引き続きご贔屓くださいますようお願い申し上げます。

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