
昨日の昼前の中央通商店街です。商店の皆さんがせっせと七夕さんの竹飾りを仕上げてます。
年に一度の風景です。私もこの風景の中にまぜてもらっています。私にとって、見る風景ではなく、そこに一緒させてもらっている風景なんです。
今日から日曜日までの4日間開かれます。今年で68回目、ということは前橋空襲で焼け野原になった前橋のまちが、戦災復興を進めるのと一緒に始まったお祭りなんです。まちのあちこちの商店街の皆さんが、まちを元気にしようってんで始めたのだと聞いています。
いまも、前橋商工会議所が事務局を務める実行委員会が主宰しています。商工会議所の七夕まつりの案内はコチラです。
朝食すませるとすぐに出かけたんです。中心商店街では、ボチボチ作業が始まってました。
私はパーラーモモヤの飾り付けのお手伝いです。
モモヤに着いたら、向かいで進められていた新しい店づくりの工事がほぼ終わっていました。和菓子屋さんと、イタリア料理店が入居する予定です。ずっと空き店舗だったモモヤの向かいがきれいになって、新しい店ができて良かったです。
9時過ぎ、通りの商店の皆さんがてんでんに出てきて飾り付けの作業を始めます。
私がモモヤの手伝いを始めたのが11年前ですから、今回で12回目の七夕義勇軍なんです。当時、前橋るなぱあくの仕事をしてたんですけど、たまたま水曜日が雨でオープンできなくて、臨時休業にして戻って来たら七夕まつりの飾り付けが始まっていたんです。
「手伝おうか? 今日はもう用ないから…」
「助からいね…」、ってんではじまったことなんです。
以来、毎年この風景の中にお邪魔してるんです。
中央通商店街の商店のほとんどが家族労働力位に依存する店です。ですから、七夕飾りも家族の仕事なんです。
手をかけた飾りを作る店では、年が明けると準備が始まります。行燈や吹き流しなんかのパーツづくりなんです。手間と時間がかかる仕事です。その最後の一働きが飾り付け、義勇軍なんて言ってるけど、おいしいとこつまみ食いなんです。
個人商店の飾り付けがほぼめどのついた昼ごろ鈴木ストアの向こうで高所作業車が仕事をはじめました。ちゃんとおそろいのヘルメットで作業着を着用した皆さんが働いてます。
吉田鉄工所の皆さんです。前橋を代表する企業で、機械製造・建設鉄構などを専門にしている機械金属系の会社です。工場で制作した飾り物を運んできて、重機を使って飾りつけをしています。やっている場所は、空き店舗の前、商店が飾りつけをすることがなくなってしまった場所でした。商店街だけでできなくなったところをこういう会社の皆さんが応援してくれているのは素敵なことです。
ほぼ完成したモモヤの飾り付けです。企画制作責任者の和子さんが最後の点検をしています。これで合格だと、昼食にありつけるんです。
同じころ、通りの商店の飾りのほとんどが作業を終えていました。公開前に、モモヤのご近所さんのだけご覧に入れちゃいます。
左から、藤家さんでしょ、福美吉野さんでしょ、鈴木ストアさんでしょ、黒田人形店です。
皆さんよく頑張っています。個人商店でも、もう飾り付けから撤退してしまったり、業者任せになってしまった店もあります。仕方のないことでもあるのですが…
出来上がった竹飾りは、おもちゃにされちゃったり、交通の障害にならないように、いったん高く吊り上げられます。昼過ぎの通り、作業をしている店はもうほとんどありません。
お香を商っている日野屋さんだけはまだ作業を続けてました。毎年ですけど、日野屋さんだけは夕方まで作業が続きます。大がかりな仕掛け物を毎年作っているんです。今年は、大きなツルを舞わせていました。
お昼をご馳走になって、のんびり帰宅です。
今日からの七夕まつり、いちばんの心配は天気です。予報は、四日間とも「雨が降ったり止んだり」なんです。
夕方外に出て見たら、北には雨雲が迫ってました。西の空だけ少し夕焼けて…
今朝目を覚ますと雨、でも、今は雨があがって薄日が差してきています。テルテル坊主を作りましょうか…
夕食は、鶏挽肉のシソ巻き焼きにしました。ショウガとネギを挽肉に練りこんで。
〆は、和子さんから館林の花山うどんの詰め合わせをいただいたんで、うどんにしました。大根おろしとインゲン豆と生ハム、モロヘイヤ、青ジソと梅、レタスとキュウリ、四色にしました。おいしかったです。ごちそうさまでした。
直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。
祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の吉啓、二代目吉駒と昭和12年から続けてまいりました美登利会を引き継がせていただきました。
二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。
4月8日の第75回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれますす。
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます