自由民主党 柏市議会議員・円谷のりひと 公式ブログ

千葉県柏市議会議員 円谷のりひとの議会・活動報告、政策提言など。記事には政治活動以外の内容(雑記)も含まれます。

秋山浩保市長の政治姿勢について=議会報告(5)

2011年12月18日 16時13分03秒 | 政治・議会活動
 12月議会の一般質問で表題の件について質問いたしました。今回は、年末ということもあり、「平成23年を振り返ってのマニフェストに関する総括と今後の方針」をお聞きしました。本来、行政事業の総括は年度末に行うべきかもしれませんが、予算編成が固まる年度末では、議会での質問・指摘を修正する時間がありません。そこで、このタイミングで取り上げることといたしました。
 平成23年は、なんといっても震災の年。柏市でも、放射能問題など大きな影響を受けました。そこで、特に震災対応が市長のマニフェストに及ぼした影響をお聞きしました。

■質問の要旨
 今年を振り返ってのマニフェストについて、特に東日本大震災の影響についてお伺いしたい。未曽有の大災害、それに伴う放射能問題によって柏市でも様々な対応が求められることになった。これは市長が就任された時点では予期していなかったことであり、また喫緊の課題として優先的に取り組まなくてはならないものだ。時が有限である以上、4年間という時間の中で実現するマニフェストに対し、こうした緊急の課題が生じたことが少なからず影響するのではないかと懸念しているが、いかがだろうか。また、今後の方針を示されたい。

■市長答弁の要旨
・この大災害によって、被災地においては来年、再来年と将来にわたってまだまだ影響があると思う
・柏市においても、放射能対策や防災対策等を進めていくうえで様々な影響が続くと考えている
・こうした状況ではあるが、私が2年前の就任時に掲げたマニフェストはすでに着手したものが8割ほどとなっている
・今回の震災が直接影響して着手、あるいは達成が困難になったという項目は現時点ではないと認識している
・だが、先の震災はマニフェスト作成時においては想定していなかったもので、震災後は公共施設の前倒しや放射能対策を最優先に取り組まなくてはならない状況で、マニフェストに掲げた達成期間を変更せざるを得ないと認識している

 要するに、「時期的なずれは生じるが、震災・放射能対策を理由にマニフェストを断念することはない」という答弁でした。先日書いた市立柏幼稚園の廃園等、必ずしも公約どおりにいっていない項目もあります。しかし、それはあくまでも行政的な判断であって、震災・放射能対策によって時間的、あるいは財政的な無理が生じたわけではないということですね。
 私はいわゆる「市長与党」ではありません。しかし、市政の根幹はやはり市長が担うものだと思っています(当然ですが)。ですから、議員として市民・市政にプラスだと思うことには協力を惜しまないつもりです。逆に、マイナスだと考えれば反対するでしょう。われわれと市長の関係は、チェック&バランス。今後も是は是、非は非としっかり意見を伝えていきたいと思います。

秋山市長のマニフェスト中間報告(柏市ホームページ)

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