自由民主党 柏市議会議員・円谷のりひと 公式ブログ

千葉県柏市議会議員 円谷のりひとの議会・活動報告、政策提言など。記事には政治活動以外の内容(雑記)も含まれます。

ACL出場を含めた柏レイソルへの支援について=議会報告(3)

2011年12月14日 19時09分39秒 | スポーツ政策
 12月議会の一般質問で表題の件について質問いたしました。私は近隣市町村との差別化の意味で、スポーツは柏市にとって大きな武器になると思っています。プロスポーツチームのホームタウンであるという付加価値ももちろんのことで、レイソルはその象徴です。開催国王者として出場しているクラブワールドカップでも4強に進出し、飛ぶ鳥を落とす勢いのレイソルですが、来年はアジアチャンピオンズリーグ(ACL)にも出場が決まっており、今季以上にハードなシーズンとなることでしょう。そこで、市としてどんな支援が考えられるか質問いたしました。

■質問の要旨
 レイソルがJ1で優勝という快挙を成し遂げ、1年間の、というよりもクラブ創設からのご苦労を実らせたチーム関係者の皆様、サポーターの皆様に、心より祝福したいと思う。個人でもレアンドロ選手の最優秀選手をはじめ、多くのタイトルを獲得し、月並みではあるが、柏市のみならず東葛地区、あるいは千葉県全体に勇気と感動を与えてくれた。今後のさらなる活躍を、いち市民として、いちサポーターとして期待したい。
 そこでそのレイソルへの支援体制について質問する。今季、優勝を果たし、来季はクラブ史上初めてACLに出場する。ご存じのとおり、ACLはアジアの王者を決める大会であり、優勝すれば世界一を決めるクラブワールドカップの出場権も得られるというアジアサッカーの最高峰といえるカップ戦で、「柏」の名を背負ってそういう場に出ていくことは、市としても大きなチャンスであり、出来る限りの支援を行うべきであろうと考える。今後どのような支援を行っていくのか。

■執行部(担当部長=地域づくり推進部長)答弁の要旨
・今年のレイソルの大活躍、J1優勝には多くの感動と興奮、柏市民であることの誇りを感じさせてくれた。まず、12月4日に柏駅西口で市主催の「優勝報告会」を開催し、選手・チーム関係者と市民約8000人が優勝の喜びを分かち合った
・また市民、経済界、市の共同事業で「柏サッカー場入場ゲート建設プロジェクト」が進んでいる。スポーツと芸術が融合する柏のまちの象徴にふさわしいスタジアムゲートを市民自らの手でつくろうというものだ
・来年、レイソルが初出場するACLはホーム&アウェーで行われることがほぼ決まっている。アジアの強豪チームとそのサポーターを柏にお迎えするにあたり、柏市では対戦チームの練習場所の確保やスタジアムまでの案内方法等をチームおよび地元商店街と協議し、円滑な運営を支援していきたい
・海外からも多くの観客、メディア、関係者が柏に訪れるので、柏市を国内外に知っていただく絶好の機会ととらえている。「柏」の名を世界に発信していく施策を考えていきたい
・最後に、レイソルをはじめとするトップチームの存在は、柏市の大きな財産。今後もスポーツを生かしたまちづくりや情報発信にこれまで以上に取り組んでいきたい

(第二問)
――Jリーグに昇格した平成6年には「市民特別功労」の顕彰を行っているが、今回の快挙に対しては何らかの表彰等は考えているか。
(答弁者:生涯学習部長)
・今はまだ具体的には(話が)進んでいないが、今後検討していくことになると思う
――(市民の)皆様の共通の思いとして、大きな感動を与えてくれた感謝の気持ちを(顕彰という)形で表すべきだ。前向きに検討していただきたい。それと、優勝が決まったばかりではあるが、ACL開幕まで実はあまり時間がない。具体的に決まっている取り組みはあるか
(答弁者:地域づくり推進部長)
・具体的な予定は決まっていないが、昨年度の予定を見ると3月にはグループステージが始まり、ラウンド16も5月からと、日程は確かにタイトなので、私どもとしても支援体制について早急に検討していきたい
――レイソルは市の持ち物ではなく、スポンサーさんやサポーターの皆様とともに支えていくもので、急に「これをやろう」というのは難しい。できうる限りの支援ができるように、重ねてお願いする。

 この件に関しては、執行部と答弁が非常にかみ合いました。ACLを市としてもチャンスととらえ、市の知名度やブランド力を強化してほしいと思います。その分、行政にしかできない形でクラブをしっかりサポートし、好成績を出せれば最高です。私も、スポーツと行政の架け橋になれるように今後も取り組んで参ります。まずなんらかの表彰を実現できるように、はたらきかけたいと思います。

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