民主党の態度は憲法侵害？-②

１１月２７日の、民主党の態度は憲法侵害？(産経新聞) - goo ニュース、との見出しの記事（客員編集委員　花岡信昭氏）についてブログで取り上げたところ、その記事のどこに憲法侵害が書いてある？という指摘があった。

それは、次のくだりである。
『憲法は衆院の優位性を認めている。首相指名選挙、予算案採決など衆院の議決が優先される。再議決規定は、政権与党が参院で少数派になっても政治の安定を損なわないようにするための措置だ。』
このように、憲法上、政権与党が少数派になっても政治の安定を損なわないために衆院の優位性を定めているところ、《衆院再可決することについて民主党が首相問責決議する》とすれば、これは憲法の考え方に侵害することになるとの主張である。
福田康夫首相がＡＳＥＡＮ首脳会議での日本人記者の質問に「僕を問責できる人はいるのかね？」と発言したのはこの事であり、「僕を」は「衆院再議決しようとする首相を」という意味なのである。

いずれにしても、野党の『問責決議』に対しては、与党の『信任決議』ですべて終わりとなる。

記事で、花岡信昭氏の言いたいところは
「政権交代可能な二大政党時代の到来を待ちわびる立場からいえば、民主党の「成熟」が不可欠ということになる。」ということである。

民主党は又勇み足をしようとしている。