「お母さん、おカネ頂戴」 鳩山氏脱税疑惑

鳩山由紀夫首相の偽装献金問題で、首相の母親の資金が、偽装献金の原資だった疑いが新たに出た。
２８日２５：２５から放送されたＴＶ朝日：朝ナマで司会者：田原総一郎氏に「おかあさん、お金ちょうだい、おカネ頂戴という癖が抜けていない」と皮肉られた。

首相側は、「あくまで借入金」と言い張って逃げるつもりのようだが、貸借証書がないうえに、利息の授受の形跡もないことから、限りなく真黒に近いグレーだ。
今臨時国会終了後に元公設秘書を在宅起訴する予定の東京地検特捜部は、鳩山氏の母親からも事情聴取する方針だというが当然のことである。

５大紙は、２６～２８日付にかけて社説で、鳩山首相を非難する論評を載せた。
また、産経新聞は２６日付一面で菅直人副総理の資金管理団体が、「寄付金偽装による講演会費不正処理がある」と、更に２７日付１面では小沢一郎幹事長の資金管理団体も「会費不正、寄付処理で控除」と報じた。
いずれも、会費を寄付に見せかけて、税金控除を受ける悪質な手口である。
民主党はトップ３が政治資金疑惑の渦中にあり、菅氏の昔の言葉「未納３兄弟」はそのままブーメランになった。

■２６～２８日付、鳩山献金疑惑に関する５大紙社説タイトル
・朝日新聞（社説：11/26）鳩山献金疑惑―「ずさん」にも限度がある
・産経新聞：【主張：11/26】鳩山家資産　やはり参考人招致が必要
・日本経済新聞（社説：11/27）　首相はなお口をつぐむのか
・毎日新聞：（社説：11/27）偽装献金問題　首相は会見して説明を
・読売新聞（社説：11/28）：首相偽装献金　「検察に任せる」は通用しない