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黛信彦の時事ブログ

首脳会談翌日 4大紙一面格付け

2008年05月08日 | 政治・政局
7日の日中首脳会談。同日の夕刊紙やTV、インターネットなどで報道され尽くされたとはいえず、8日付4大紙のトップ記事は注目しなければいけない。

●朝日新聞、星1つ★☆☆☆
首脳会談を第一面で、トップ扱いしていないのは朝日新聞のみである。
朝日は、MS社のビル・ゲイツ会長との単独インタビュー記事をトップ扱いしている。
次に、ミャンマーのサイクロン災害、あきる野市資産家姉弟行方不明事件、そして4番目の記事として、小さく本件を報じていて、写真の掲載も無い。
第二面には“日中苦心の得点稼ぎ”として両首脳が及第点を取るために腐心していると報じている。

外交に疎いことが知られている朝日新聞は、NHK報道の“国益のあり方”について産経新聞と論争中であるが、10年ぶりとなる日中首脳会談という歴史的な出来事の報道姿勢と国益観に疑問を感じる。
NHKは日本が抱える国際問題をどのように世界に伝えていくべきか(ニュース畑) - goo ニュース

但し、第二面には注目すべき記事を掲載したので、これに☆3つ差し上げたい。このブログは別途アップする。

●産経新聞、星3つ★★★
日本の戦後について、平和国家の道を堅持し、世界的手段で世界の平和と安定に寄与したと評価したことを、“胡櫂邦路線の復活”として歴史的に分析して、トップ記事とした。
写真は、共同記者会見を終わったときに福田首相が胡主席にイヤホンを外すように笑顔で指差すシーンである。

国際、特に大陸に強い産経に本件のような記事を書かせると、その角度と深さに、朝日が遠く及ばないことがよくわかる例だ。

●毎日新聞、星2つ★★
一面トップで“人権対話再開で合意”と伝え、写真は宮中晩餐会での、天皇陛下と胡錦濤主席の乾杯のシーンを掲載している。
又第5面で、自民党保守派の中に、福田首相の交渉の甘さに対する不満の声があるとしている。

●読売新聞、星4つ★★★★
トップ“白樺ガス田、共同開発”と、懸案のガス田問題の共同開発海域を特定したことが4紙の中で最も評価される。
又第3面で、朝日と同様に“日中成果演出”を報じている。

胡主席が日本の常任理入り肯定 中国首脳で初めて(共同通信) - goo ニュース

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