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「どうする日本!」

右と左の真ん中で日本と世界を眺める

黛信彦の時事ブログ

大事なものより、もっと大事なもの

2008年07月17日 | 国際
日本が新学習指導要領解説書に初めて「竹島」を記述したことについて、韓国の権哲賢駐日大使は15日、藪中三十二事務次官に「これにより日本は大事なものを失う。措置を要求する」と強く抗議し、善処を求めた。
又、韓国・李明博大統領は16日の閣議で「日本は独島(竹島)を紛争地域にする意図がある」と述べている。

無論、日本政府にも国民にも紛争地域化するつもりは毛頭ない。
そして、誰一人韓国と事を構えたいと思っていない。

ところで、権大使が述べた「大事なもの」とは何だろう。国際的信用なのか?日韓関係なのか?中韓結束による北東アジアでの立場のことだろうか?
それら、国家としての見栄なのだとすれば、韓国は1952年に李承晩大統領が線引きをしたことで失った経験を持つ。
韓国にとっては、それを取り戻す良き機会となるであろう。

日本は、北方領土・竹島・尖閣の領土・領海問題を、4カ国の間で抱えている。
しかし、主権を放棄してまでこれらを譲って見栄を張ることはできない。

小欄は何度も言うが、国家とは、領土・国民・主権の不可分である。
「相手の嫌がることはしないもの」という福田康夫首相のやさしさをもってしても、「固有の領土」と明記しない程度の譲歩しかできない竹島問題。

これで手を引く日本ではない。

「日本は大事なもの失う」 韓国大使が外務次官に抗議(共同通信) - goo ニュース

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