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黛信彦の時事ブログ

不適切さ感じない。鳩山総務相・ヒ素カレー発言

2008年10月04日 | 政治・政局
マスコミ運動会の新種目“言葉狩り競争”は、スポ秋に相応しく激しくバトルしている。

6月18日付夕刊の素粒子欄で、鳩山邦夫総務相(当時法相)のことを「永世死刑執行人、またの名、死に神」と書いて物議を醸した朝日新聞。
1日には、麻生太郎首相の「大東亜戦争」発言を批判的に報じたが、今度は3日付鳩山総務相の発言について次のように掲載している。
~・~・~ 「和歌山でヒ素カレー事件というのがあるが、本当に和歌山に行かなくたってヒ素入りの穀物というのが出てくる」と述べた。「食糧危機は必ず起こる。温暖化と砂漠化が進むからだ。アメリカは地下水を掘って農業をやる。地下水というのは石油と同じですぐたまりはしない。どんどん井戸を深く掘れば最後にヒ素がでてくる」と指摘。その上で冒頭の発言をしたが、4人が死亡したカレー毒物混入事件を引き合いに出したことについては不適切との批判も出てきそうだ。 ~・~・~

記事の最後の件、『不適切との批判も出てきそうだ。』
これが朝日新聞の悪い癖。
『不適切だ。』と断じて批判すればよいのに、『出てきそうだ。』と、誘発を狙う文章。
このあたりの姑息さを改善しないと、朝日新聞は『発行部数が減ることになりそうだ。』

ところで、小欄は鳩山総務相の発言に不適切さを感じない。

人類の終末は、飲料用水を含む食糧危機自体か、それらの獲得戦争から始まる可能性があると見ている。食料獲得戦争は領土領海や資源ウォーズと全く様相が異なる。肉食動物の狩りと同じく、人間そのものを狩ることになるだろう。(小欄は、このような見方から「終末の世界大戦」を近日連載します)
例えば5月にミャンマーを襲った大型サイクロン禍、救援物資の届かない住民達が、濁った水を飲用するシーンを何度も見た。
前述の人類の終末期は、30年間以上前に放映された映画ソイレントグリーンを彷彿させるが、その前後段階では、農薬ギョーザ・事故米・メラミン食品・ヒ素穀物でさえ入手できない環境になる可能性は高い。

国民が、それらを踏まえて、あの忌まわしい和歌山ヒ素カレー事件を高察すれば、鳩山総務相の発言が、『不適切との批判も出てきそうだ。』との朝日新聞の誘導に乗る愚かさが分かるはずだ。

「和歌山に行かなくてもヒ素入り穀物」 鳩山総務相(朝日新聞) - goo ニュース

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
貴方の (ロバート森川)
2008-10-11 02:50:22
お知り合いやご家族に「カレー事件」の被害者が
いても同じご意見でしょうか?
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