27日のTBS・時事放談は同志社大学大学院教授・浜矩子(浜)と元総務相・片山善博(片)を招いて、貿易赤字・景気・川内原発再稼動、中国期限切れ食肉問題などが語られた。 司会・御厨貢(御)、アシスタントアナ・岡村仁美(岡)。 以下は番組の浜矩子語録中心の抄録で、本題の多くを省略している。
●暑さ対策
(御)梅雨が明けまして全国で猛暑日が続いております。 片山さんは暑さに強い方ですか?
(片)強い方です。 私は7月生まれなものですから寒さには弱いのですが暑いのは強い。 暑い時はシャワーで水をかぶって身体を冷やすようなことをやっています。
(御)浜さんは、何にでも強そうですが 暑いのも平気ですか?
(浜)私、ちなみに8月生まれですけれども、夏は内側から冷酒で冷やす。
(御)そういう工夫が?
(浜)しかも、絶え間なく注入!
●お茶うけ
(岡)関東地方も梅雨が明けいよいよ夏本番ということで夏の定番スイカをご用意致しました。 こちら、鳥取のブランドスイカ『ドバイの太陽』です。 どうぞお召し上がりください。 こちらのスイカは中東のドバイにも輸出され、ドバイの王族の方々は「蜂蜜のようだ!」と大絶賛、一玉3万円の値が付くほど大人気の高級スイカなんですね。
どうですか、浜さん? 3万円の甘さ?
(浜)3万円の感じの味がするような気がします。
(「甘いものはとても苦手なのでございます」)という浜矩子に、甘いものの感想を求めるのは酷だ」
●中国問題
・中国依存の食、ジレンマ(7・24朝日)
・習氏、江沢民派けん制(13年12月17日、読売)
・中国軍前最高幹部(江沢民派)摘発(7月1日、朝日)
・中国軍大規模演習 日本牽制する狙いか(7月24日、朝日)
・中国国防費 10年前の4倍(7月2日、読売)
(御)浜さん、これら(新聞見出しパネル)をどうお考えでしょうか?
(浜)食肉も問題であるのですが、パネルを見て、軍隊の話と権力闘争の話と肉の話が3つ並んでいるのを見ると何とも言えない気持ちです。 やはり中国も相当コントロールを失っている。 経済もそうですけれども、こういう辺りで問題が色々出て来る、軍がいきなり前面に出る、壮絶な権力闘争がある。
こういうところを超えて行かないと、中国はまともに落ち着いた国にはなっていかないのだなと。 成熟過程の大人になるプロセスの痛み、試練に晒されているイメージが滲み出ていると思います。
(御)習近平さんが権力を集中しようとしている一方で、なおも影響力を持つ江沢民さんとの権力闘争が激しくなってきていることについては?
(浜)習近平さんには「成熟過程をマネージしていくための足固めを相当ちゃんとやらないとダメだ」という焦りがあるのだと思います。 ですから、単に大物同士の権力争いという事だけではなく、だんだんコントロールが難しくなっていて、本当は一党独裁で完璧管理ができている体制であるはずのものが足元から崩れてきている。 その中でそこを乗り切るには(江沢民派から)色々言われるのはまずいということで(江沢民派人物の逮捕などという行動に)出てきている。
従って、中国が今置かれている状況、発展過程で今どのあたりまで来ているかを反映したひとつのエピソードではないでしょうか。
●これだけは言っておきたい
(御)存在感の薄い野党に対して言っておきたいこと?
(浜)まず、「野党って誰? どこに?」と言いたいですね。 自民党の野党支部がだいぶ増えて来ていますが、この方々は野党席を立ち去ったらよろしいと思いますし、どこにいるか分からないような野党の人々ですが、いずれにしても怒りが足りない。 「大人の怒りを持て」と言いたい。
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