key person

「どうする日本!」

右と左の真ん中で日本と世界を眺める

黛信彦の時事ブログ

≪年金王子≫長妻昭 の限界

2008年07月14日 | 政治・政局
13日、TV朝日サンデープロジェクトは、「どうする財政 どうなる後期高齢者医療」をタイトルに、与謝野馨(前官房長官)氏と長妻昭(民主党NC年金担当大臣)氏が初対決と銘打って編成された。
はっきり言えば、長妻氏の限界を感じさせる内容となった。

●長妻昭の外交感覚
本論に先立って、洞爺湖サミットのCO2削減目標に対する評価について
※長妻氏
~・~・~ まったく評価できない。福田首相も議長として役割を果たしていない。

※星浩・朝日新聞編集委員
~・~・~ CO2削減という流れを国連に持って行くことになった点、更にコペンハーゲンに持って行くことになったという点では半歩前進だと思う。
実はサミットというのは、外交官が1年かけて準備をし、新聞社やメディアも相当の準備をして迎える訳だから、失敗だったとはなかなか言い難いところがある。

※吉崎達彦。双日総研主任エコノミスト
 ~・~・~ サミットというのは駅伝のようなもので、繋ぐ事が大事。洞爺湖サミットでは、MEM会合を次のイタリアサミットでも行うことに決まった。コペンハーゲンの締め切りから考えれば、流れは繫がる。このことが成果だった。

以上3氏の発言を聞いて、長妻氏の外交感覚の限界がわかるであろう。新聞記者や評論家以下だ、ということが。

●ハット・カズ
長妻氏の十八番、HAT-KZ、最近のウィキペディアでは、
“中立性を欠いた造語なので、独立した項目で取り上げるべきでなく、長妻氏の辞典の一項目にすべきだ”ということになっている。
独立した記事は必要でしょうか/統合提案

小欄から見れば「カズのハット・トリック」をモジったような言葉だが、田原総一郎氏は、その“葬り去られたHAT―KZ”をリリース・アゲインしてやろうと試みたのだ。
しかし、与謝野氏や別枠のゲスト片山虎之助氏に、完膚なきまでに粉砕された。

実は長妻氏、7月に入ってから渋谷区民会館他、地元各所でSP出演の事前報告会を行なっていたようで、HAT-KZが、再び世に出ることの前宣伝だったであろうが、その企望はもろくも崩れた。

このように、得意分野である医療厚生政策面でも、“非凡ではなかった”ことが露見した。

以上、外交では新聞記者やエコノミストに劣り、国内政策では凡人同様に数字に疎いこの方が、例え年金王子と呼ばれようとも、国政を託す力を秘めているとは到底思えないのだ。

しかし民主党は、有能だが言いなりにならない議員には懲罰を厳格化し、無能な議員を仕えさせようとしている。
その能を支持されて議員となった者、そして支持した有権者の一票を、無駄にしているとすれば、選挙制度の良否にまで話が及ぶ。

田原氏が、直近の月刊Voiceに寄稿の「前原誠司の勇気に応えよ」で書いたように、自民党より自由度に乏しい政党と言われる由縁はここにある。

「党員資格停止」議員への懲罰厳格化、民主が検討(読売新聞) - goo ニュース

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 浜矩子語録⑫のほほんサミット... | トップ | 危なっかしい 外務省が機能不全 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (民間人です)
2008-07-14 18:31:25
>長妻氏の外交感覚の限界がわかるであろう。新聞記者や評論家以下だ、ということが

長妻氏は政治家ですからね~ 政治家が新聞記者や評論家と同じ事言っても返ってウサンクサイですよね。

政治家は評論家の考えを超えたところの思考・発想をしてそれを実現できる能力が有るかないかで評価されるべきものと思いますけど…
返信する
説得力ないな? (Unknown)
2008-07-14 22:11:04
長妻さんは、政治家?
嘘でしょ!
政局家でしょ!!
返信する

コメントを投稿

政治・政局」カテゴリの最新記事