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黛信彦の時事ブログ

浜矩子語録(86)ドバイ・ショックは連想ゲーム的に伝染

2009年11月30日 | 浜矩子語録
(↑写真は、29日付毎日新聞・時代の風から)

夢のように膨らんだ中東ドバイ、そのバブルが今、崩壊の危機にあり、日本では円が急騰し株価が急落している。
鳩山由紀夫首相は、2日にも日銀総裁・白川方明氏と善後策を協議するが、現下はすでに鳩山不況、遅きに失した感じがする。
不慣れな内閣が、普天間基地移設問題や仕分け作業で手こずっている間に、二番底がすぐそこだ。

妖艶なエコノミスト・浜矩子は文藝春秋12月号に“国債バブルがはじけるとき”を寄稿し「遠くない将来、財政バブルの崩壊による二番底がやって来る。早ければ来年の春かもしれない」と書いた。
ドバイ・ショックは各国の中央銀行による更なる財政投資を誘うが、その財政バブルは早々に弾けることになろう。

30日発行の日刊ゲンダイが“ドバイ・ショックで、ヨレヨレ日本経済にトドメ”として特集した記事に、浜矩子が寄せたコメントを以下に転載した。
~・~・~ リーマンは単なる民間企業ですが、ドバイはUAEを構成する一つの国家です。それがデフォルトとなれば、衝撃はリーマンの比ではありません。
他の新興国にも“連想ゲーム”で信用不安が伝染するし、この渦に先進国も巻き込まれる。
例えば事実上国有化されている英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)もドバイには巨額融資を行っています。
RBSがおかしくなれば、英国政府もおかしくなる。こんな事態が世界中で起こるのです。 ~・~・~

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