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黛信彦の時事ブログ

太田農相発言全文

2008年08月11日 | 政治・政局
10日のNHK日曜討論に出演した太田誠一農相が、毒ギョーザ事件などを受けた食の安全対策について発言した事を朝日新聞は次のように突っ突いた。
「日本は安全なんだけども消費者、国民がやかましいから徹底していく」と発言し、番組出演後、「やかましい、は消費者が正当な権利を主張できる民主主義の国という意味で使ったもので他意はない」とのコメントを出した。

さて、同番組における太田農相の発言全文は次のとおり。
~・~・~ 評論家のようなことを言うようですけれども、社会主義の国と民主主義の国とは違っていて、(民主主義国では)消費者としての国民がやかましくいろいろ言う。
それに応えざるを得ない日本のような国の場合は、社会主義の国である中国のように、基本的には何も教えなくていい、まずいことがあっても隠しといていいという国、消費者のことは考えなくてもいいという国とは違って、常にそういうプレッシャーにさらされている訳です。
特に日本の場合は潔癖だから、基本的に私は食の安全は日本国内で心配しなくていいと思っていますが、それにしてもこの数年間トレーサビリティとかハセップなど、要するに自分自身で製造とか流通に携わる、自分自身を管理して安全性を自分自身で確認し、外にも示すという仕組みが定着しているのでそれを進めて行きたい。
食の安全については、今でも日本は安心なのだけれども、消費者である国民がやかましいから、更にそれを徹底して行きたい。 ~・~・~

国民は、もっとやかましく、政治に注文を出すべきである。
国民のやかましいプレッシャーが生じること、それを押さえつけないことが、民主主義国家の基本である。

もっとも番組中、隣席の舛添要一厚労相は、太田農相の発言を、ハラハラドキドキしながら聞いていた様子であった。
しかし、この発言を問題視するマスコミがあるとすれば、それは民主主義が見えていない証拠だ。

食の安全「国民がやかましいから徹底」 太田農水相発言(朝日新聞) - goo ニュース

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