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黛信彦の時事ブログ

浜矩子語録(207) 肴あって酒なし

2015年07月12日 | 浜矩子語録

12日のTBS・時事放談は、異色タレントである同志社大学大学院教授・浜矩子(浜)と・元総務大臣・増田寛也(増)を招いて、安保法制成立の動き、国立競技場建設問題、ギリシャ問題・上海株乱高下などが語られた。 司会・御厨貢(御)、アシスタントアナ・出水麻衣(出)。

以下、番組中の妖艶なエコノミスト・浜矩子語録の抄録である。

●夏休み

(御)今まで一番楽しかった夏休みの思い出は?

(浜)楽しいというか、可笑しかった思い出というのがございまして、

私、90年代にしばらくロンドンに住んでいたのですが、あの頃からイギリスも温暖化が始まりまして、夏には30℃を超えるようになりました。

ところが、イギリスの家って暑さ対策で出来てなく冷房も無いし、夜が寝苦しくて死ぬ思い出いでした。

しょうがないので、幸いにもビールしか入っていない空っぽの自宅の冷蔵庫に頭を突っ込んで、かなりの時間を過ごしたのですが、「なんで私はこんな事をしているのだ?」という非常に印象深い思い出がございます。

お茶受け

(出)さて今朝は、一足早く夏を感じていただこうと、夏の風物詩”東北祭り”にちなんだご当地名物を3つご用意いたしました。

東北4大祭り、ねぶた祭りの青森からは『ねぶた漬け』、数の子やスルメをきゅうりなどで漬け込んだ、青森県民ならだれでも知っている郷土料理。

花笠祭りの山形『ホタルイカ姿干』は、さっと火で炙ると腸(ワタ)の旨みが滲みる手作りの一品。

そして、七夕祭りの宮城『白謙揚げ』は、石巻でいま大人気のさつま揚げです。

残る、秋田県そして増田さんの岩手県については改めてということでごめんなさい。 どうぞお召し上がりください。

さて、増田さん、お味はいかがでしょうか?

(増)はま、浜先生お好みの味のようですが、私も好きで、岩手の知事時代はこちらの県に行くとよく買っていました。 私の場合には、白いご飯がほしいですね、私の場合には。

(出)浜さんいかがでしょうか?

(浜)酒ないじゃないですか!

これを私に言わせようとしてすばらしいラインナップをご用意いただき、どうしたら良いんだ!っていう感じですね。

●自民党勉強会、言論抑圧とも取られる発言と反応

(御)自民若手議員の勉強会でのさまざまな発言

(浜)「つぶさなあかん」という言葉が出てまいりましたけれども、本当につぶさなあかんのはこういう勉強会ではないでしょうか。

※「絶対につぶさなあかん」=「本当に沖縄の二つの新聞社は絶対につぶさなあかん。(作家:百田尚樹)」=朝日新聞

●ギリシャ問題・上海株乱高下

(御)上海市場が株価乱高下

(浜)上海について言えば中国経済が今までのようには行かないことが端的なかたちで現れてきたという事のだと思います。 中国は(紙おむつや便器だけでなく)株も爆買状態だったわけでして、誰もが「危ない」と思いながら「もう一息行け!」とやったものがついに崩れたわけです。

うまくいかないと判っていることをそのまま続けているとこういう結果になるという重要な教訓がそこには入っている。 もう駄目だという状態を人工的に維持しようと煽り上げていると結局行き着く結末。

上海でそうであるなら、日本でも無理に無理を重ねて公的資金を総動員して押し上げていた株価が一気に崩れていくということになりかねない。 

もう少し足腰がしっかりした、自ずと形成されている2万円(東京市場)であれば抵抗力があったかも知れませんが、人為的につくられたものはもろくも崩れる事がさまざまな形で証明されつつある、と受け止めるべきでしょう。

●これだけは言っておきたい一言

(御)今週にも安保法制採決という中での現役国会議員にこれだけは言っておきたい一言

(浜)安保関連法案は廃案が当然、政府与党の議員さんたちは顔を洗って出直しなさい。

そこに向かって野党側は粘り強くあきらめることなく、許すべきことを決して許さず廃案に向かって全力を傾けていくように私も厳しく見守っております。

~・~ 以下、省略 ~・~


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