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「どうする日本!」

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黛信彦の時事ブログ

5大紙が見るWTO、内閣改造

2008年07月31日 | 5大紙社説
日経を含めた4+1紙はいずれも、WTOの決裂を嘆いている。見出しは次のとおりである。
 朝日~WTO決裂―合意へ、出直しを急げ
 読売~WTO交渉決裂 農政改革の緩みは許されぬ
 毎日~WTO決裂 交渉の早期再開に全力を
 産経~WTO交渉決裂 早期再開に知恵をしぼれ
 日経~誰が世界を保護主義から守るのか

又、各紙とも「交渉決裂で、安堵する声もあるが、ひとまず猶予が与えられたに過ぎない(読売)」として、いずれも構造改革を主張している。
・農業が脱皮して国際競争力をもつには、またとない好機だ(朝日)
・日本に対する市場開放圧力は今後も止まらない。農業の生産性を向上させ、競争力をつける構造改革が急務だ(読売)
・交渉による外圧が薄れたからといって、必要な改革を先送りするようでは、日本の農業が衰退に向かう(毎日)
・若干の時間的余裕も生まれようが、国内の農業改革はもはや待ったなしだ(産経)
・日本農業の行く末を真剣に案ずるのであれば、進むべき道は市場閉鎖ではない(日経)

以上からすれば、民主党が先の参院選で公約に掲げた農家個別補償が、日本農業の国際競争力強化の敵であることが鮮明になる。

又、このような重要な国際会議に2大臣が出席している中、福田康夫首相が内閣改造時期に関して、「2人が帰国して報告を待って」としたのは、考えてみれば至極当然のことだ。

内閣改造4日にも、首相きょう決断(読売新聞) - goo ニュース

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