ぼやきの小沢 小出しの森

昨秋の大連立騒動時の民主党・小沢一郎代表の発言は、自民党長老・森喜朗氏や読売会長・渡辺恒雄氏などから少しずつ語られてきた。
しかし２０日、森氏が講演で明かした内容は、よりリアルで、重要な話だ。

ただ、森氏の話は、あまりにも小出しすぎてインパクトがない。
森氏は講演の最後に、代表辞任を表明しながら撤回した小沢氏を
「連立と言わない約束で（代表に）残った。辞めればよかった。みっともない話だ」
と、こき下ろしたというが、この話、この時期に明かす話でない。

昨秋の騒動の直後か、日銀総裁人事騒動時あるいは、来る民主党の代表選の最中にでも、そして小出しにしないで、一挙にドカンと話したほうが、よっぽど効果的ではないか？

尚、森氏が明かした小沢氏のボヤキは、
「（参院選で民主党が大勝し）うちの連中は私に目を向けているが、（党内には）『小沢嫌い』がいっぱいある。日がたつとどうせみんな離れていく」
「今の（戦勝）ムードのときに自民党と協力して（民主党が）参院選で並べた公約を実現することが大事だ。民主党が野党である限りは無理だ。次の衆院選までに公約を実現しないと、国民からしっぺ返しがくる」
などだ。

大連立構想の裏側、森氏が激白　小沢氏「どうせみんな離れる…」(産経新聞) - goo ニュース