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黛信彦の時事ブログ

浜矩子の異色対決、VS曽野綾子

2009年02月28日 | 浜矩子語録
妖艶なエコノミスト・浜矩子、竹中平蔵とのバトルは有名だが、敬虔なクリスチャン作家・曽野綾子(↑写真)との対決、あり得ないお二方のバトルを勝手に創作した。

仮想対談は、以下の記事・講演から抜粋したものです。
※曽野綾子氏
 09年2月23日、産経新聞16面「透明な歳月の光」
 09年2月27日、産経新聞第1面「小さな親切、大きなお世話」
※浜矩子氏
 08年12月19日、毎日ホール講演会
 09年2月18日、碧南商工会議所講演会
 09年2月22日、毎日新聞「時代の風」

●中川一郎氏、もうろう会見について
※曽野綾子 ~・~・~ 漢字が読めなかろうとアル中だろうと、普通の事だ。しかし、財務・金融担当相が重大な国際会議で酩酊していた場合は、その飲酒癖を放置した側近も厳しく罰せられて当然だ。
 ありふれた人間の弱さは、庶民ならほとんど問題にならない。漢字が読めないことは作家の場合はいささか不便だろうが、飲酒癖など夫婦喧嘩の種ですむ。 ~・~・~

※浜矩子 ~・~・~ (G7で)飲んだ暮れで記者会見に臨む前に、政治家はそのことをしっかり踏まえていただきたい。
だが、(「朦朧」を辞書で引いて書かれている)「意識野が狭」くて、「外界を広く把握できないため状況にそぐわない行動をとる」というのは、何も中川氏だけに固有の問題ではないだろう。日本の政治家たちに広く共通する特性であるように思う。
(中川昭一のもうろう会見、)これは、以って銘じとし、他山の石としますが、私は実は「履歴書に趣味とか特技を書いてください」と言われますと「こういうことを書くのはやめよう、不謹慎である」と思いつつ、ついつい正直に「私の趣味は大量飲酒でございます」というふうに書いてしまうのでございます。正確に言えば「多品種大量飲酒」なのでございますが、彼(中川氏)ほどではありません。 ~・~・~

●マスコミ・メディア
※曽野綾子曰く
~・~・~ マスコミという世界も変わったところだ。すべての人も企業も、正しい叱声と評価の中で育つと言いながら、政治家のいい話はほとんど書かない。非難ばかりしていたら伸びる才能も伸びないし、美点のない人はいないから、多分マスコミに人を見る目がないのだろう。 ~・~・~

※浜矩子曰く
~・~・~ (先ほど、「戦争、貧困、差別をいかになくすか?がメディア取材の大前提である」と語った人がおられたが)「メディアは、現状を知らせるだけでよいのです。短絡的に犯人探しに手を貸してはなりません。書きたい誘惑と戦うことが大事なのです。(それが、メディアの改善姿勢です) ~・~・~

●ローン
※曽野綾子曰く
~・~・~ 親からいろいろなことを教わった。(中略)「借金をしてはいけない。欲しいものがあったらお金をためて買いなさい」とも言われた。ローンなどという英語は誰も知らなかった時代だ。今はローンと借金は違うものだと、思っている人さえいる。借金は悪いものだった。ローンを組めば、結局高い買い物をすると誰も教えなかったのか。 ~・~・~

※浜矩子曰く
~・~・~ 自動車ローンというものがあったからこそ、自動車産業が世界規模でここまで大きくなってきたといえるのです。
とりわけ、アメリカの自動車産業は然りでございます。
ゼロ金利という手段を使ってまでも、本来ならば買える資産能力・資金力のない人に、ローンで自動車を買わせるということをやることによってガンガンガンガン自動車産業は自らを膨張させていったのです。
ということですから、金融がポシャれば、自動車産業がポシャるのは当たり前のことだったわけです。 ~・~・~

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