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黛信彦の時事ブログ

民主党の皮算用

2007年08月19日 | 政治・政局
参院会派:民主、社民連携見送り 国民新と過半数狙う毎日(8/19)

民主党は参院過半数獲りに向けて、国民新党=郵政民営化凍結法案、新党日本=年金通帳、社民党=障害者自立支援法の改正案などの人参議案をぶら下げた。
しかし、社民党はこれに乗らなかったので、国民新党と新党日本との三党で統一会派を組む。共産党は当然のことながら社民党とも別会派で行動することにした。
ただし、これでは参院過半数に至らないので無所属議員を別人参で抱え込んで、過半数を狙うようだ。
それにしても、社民党は良い意味で「社民党らしさ」を見せた。

ところで、
今日のテレビ朝日サンデ-プロジェクト「テロ特措法 徹底討論」で民主党出席議員、枝野幸夫・細野豪志・連舫の三氏の発言を聞いていると、民主党の難しさが伝わって来る。
小沢党首が「国連決議がないから反対」といっていることの矛盾を田原総一朗に突かれ、自民党石破元防衛長官に「国連決議があったら従うというのは隷属ではないか」などと言われると、民主党三氏は「反対の理由は、臨時法を何度も継続決議することが国益に反する。恒久法であればよい」と言い切った。
恒久法ということは「集団的自衛権の法制化」が必要条件となり、そのためには、社民・共産は足手まといになる。
民主党にとって今までは、与党案を反対する場合には社民・共産は頼りになるが、民主党が参院第一党になった瞬間、この二党は自民党と共に野党として手を組んで民主党案に反対する可能性も充分にあるのだ。

さあ、民主党中心会派の過半数獲り運動が面白くなってきた。

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