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黛信彦の時事ブログ

首相、ブレ止まる 普天間移設問題

2009年11月17日 | 政治・政局
普天間移設問題を代表例として、鳩山由紀夫首相の言葉が二転三転とコロコロしている。
しかし普天間移設問題は、17日に初会合を迎えた日米作業グループについて、官邸で記者団に「結論がひとつにまとまれば、そのことに対しては当然のことながら、一番重い決断として受け止める必要があると思う」と述べ、どうやら、岡田克也外相や北沢俊美防衛相の主張を聞き入れ、「不本意ながら」マニフェストを放棄することでブレが止まるようだ。

以下は、17日付産経新聞に掲載された鳩山首相の『普天間移設問題鳩山語録』である。

8月23日(首相就任前:民放TV番組)
「(普天間飛行場の移設先は)基本的には県外、できれば国外と思っている」

9月24日(米ピッツバーグ:同行記者団に)
「基本的な私たちの考え方を変えるつもりはない。ただ、果たして年内に決めなければならないか、しっかりタイミングを見極める必要がある」

10月16日(首相官邸:記者団に)
「来年には名護市長選と沖縄県知事選がある。知事選までにということになると、かなり時間がかかるので、その中間ぐらいの中で結論が必要になってくる」

10月22日(国会内:記者団に)
「他の選択肢があることによって、結果として(移設問題の決着が)早まることだってあり得る。性急にやろうとして、結果としてうまくいかないというほうが禍根を残す」

10月23日(首相官邸:記者団に)
「私は別に名護市長選の後でと言っているつもりはない。早く結論が出せればそれに越したことはない」

10月26日(所信表明演説)
「在日米軍再編は安全保障上の観点も踏まえ、沖縄の方々が背負ってきた負担や苦しみに思いをいたし、真剣に取り組んでいく」

11月2日(衆院予算委員会)
日米合意を無視して結論を出すつもりはない。沖縄県知事と新政権が互いに納得する合意ができない限り、いくら日米間で進めようとしても結論は出せない」

11月13日(日米両首脳共同記者会見)
「できるだけ早く解決すると(オバマ大統領に)申し上げた。前政権の日米合意は重く受け止めているが、衆院選のときに「県外、国外(移設)」と申し上げたことも事実だ。沖縄県民の期待感が強まっている」

11月14日(シンガポール:同行記者団に)
「オバマ大統領とすれば日米合意を前提と思っていたいだろうが、それが前提なら作業グループを作る必要がない。(来年1月の)名護市長選の結果を見て方向性を見定めていく。知事選もある」

11月16日午前(首相公邸:記者団に)
「日米合意は重視するが、合意のもとにすべてを決める話であれば、議論する必要はない。議論する意味はオバマ大統領も(実際には)よく理解されていると思う」

11月16日(那覇市内:記者会見)
岡田外相の話「在日米軍再編合意を白紙に戻すのは難しい。政府として合意した以上、前提としなければいけない」

11月16日午後(首相官邸:記者団に)
「日米合意は重く受け止めている。しかし、選挙では前政権とは同じでない政策を掲げる」

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