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黛信彦の時事ブログ

飽きっぽくなかった日本人

2008年08月07日 | 中国
毒ギョーザ事件の“原因は日本国内説”を主張した中国は、2月の末頃に『日本人は飽きっぽいから(農薬ギョーザ真相解明の)結論を急ぐ必要はない。ワイドショーの関心はイージス艦事故やロス疑惑に移っている。』という態度を示していた。

7日付産経新聞は、このことに触れ、何故中国が“原因は中国国内説”ともとれる報告を日本側にしたのかを考察している。

それによれば、
中国の甘い観測が外れ、日本社会から毒ギョーザが風化しなかった。
それどころか、3月にチベット騒乱が勃発し、国際社会とともに日本人の間で北京五輪開会式ボイコットの動きが出た。
胡錦濤主席は5月初め、日本重視に方針転換して訪日し、パンダの貸与をちらつかせる“微笑外交”を展開したが、中国政府の不誠実さが問題視されるだけで、日本社会の対中不信を和げることはできなかった。
更に中国のネット社会が、日本のマスコミの情報量と説得力に目覚めたことを胡政権が思い知らされた。
今回の中国の翻意の目的は、自らギョーザ問題の否を認め、誠実な態度を見せることで、日本社会の対中イメージが改善すると考えたようだ。
北京五輪で中国は、日本の支持と応援を必要としている。
とある。

回収ギョーザ、中国で中毒 胡政権、突然の軟化 対中不信緩和狙う(産経新聞) - goo ニュース

「天洋食品」回収ギョーザ、中国で中毒…現地混入が濃厚に(読売新聞) - goo ニュース

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