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「どうする日本!」

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黛信彦の時事ブログ

【やばいぞ日本】心棒を欠いている

2008年08月21日 | 政治・政局
昨年の今頃から年末にかけては、テロ特措法の延長問題を巡って国論が2分されていた。
産経新聞は“【やばいぞ日本】心棒を欠いている”と題して、 ペルシャ湾からはるばるインド洋の波濤を越えて、原油を日本に運んでくる、日本郵船の超大型タンカー「TAKASUZU」(高鈴、28万トン)が、イラク・バスラ沖でテロ攻撃を受け、間一髪で撃沈をまぬがれていたけれども、このとき、タンカー・テロを寸前で阻止したのはペルシャ湾に展開する多国籍軍であったと報じた。自爆テロに攻撃された日本船

そして、クアラルンプ-ルの海賊情報センターに、イエメン沖アデン湾で21日、日本の興洋海運が管理するパナマ船籍のケミカルタンカー「アイリーン」(7千トン)が海賊に乗っ取られたとの情報が入った。

ペルシャ湾~インド洋は、日本にとって、原油を中心とする資源輸入ルートの大動脈である。
多国籍軍は、この海域を3つのゾーンに分けて海上テロに備えているが、日本は憲法の制約で、これら海域を運航するタンカーに護衛艦をつける事さえできない。
イラクやアフガンのために展開する多国籍軍に頼るしか方策がないのである。

日本が出来ることは、新テロ特措法を延長し、自衛艦隊によるインド洋での海上給油を行なう事くらいしかない。
日本が、この程度の国際貢献も出来ないとすれば、日本のタンカーがジャックされても、多国籍軍の協力は得られないことになる。

公明党に聞きたい、貴党はなぜ、新テロ特措法延長の反対に転じるようになったのか?
新テロ特措法延長が国民に人気がないかも知れないとみるや、秋の臨時国会の召集日に因縁をつける公明党は、民主党と同様に姑息だ。

日本のタンカー、海賊に乗っ取られる ソマリア沖(朝日新聞) - goo ニュース

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