シンガー『ナターシャ』のブログ

関西・東京・名古屋・広島、そして台湾もグローバルに歌うシンガーソングライター、jazzシンガーナターシャのブログです

ゴリヤテ

2008-04-22 | 
昨日はとっても嬉しいことがありました。

3月に終わったNHK朝のドラマ「ちりとてちん」の草原役の桂吉弥さんの落語をききにいったのでした。それもやってくれたのが「ちりとてちん」。ミーハーにも一緒に写真も撮ってもらったし♪

お正月甥や姪と一緒に過ごしていたら「ようこそのお運び厚く御礼申し上げます」とか「きいさん、ようきはったなあ」とか「ちりとてちんて知ってるか?」「豆腐の腐ったような・・(オエエ)」というセリフが次から次へと出てくるので「何それ?」と不思議に思って聞くと、テレビ「ちりとてちん」に出てくる落語を何度も聴くうちに覚えていたのでした。子供はほんますごい。

それ以来、テレビをほとんど見ない私も「ちりとてちん」をちょこちょこ見るようになりましたが、私が見る時は残念ながらあまり落語のシーンはでてこず、覚えることもできずだったのですが、昨日聞いた「ほんまもん」のちりとてちんは面白かったあ。

落語って本当に日本の誇るべき芸術ですよね。話に引き込まれ想像の世界に入り笑ってばっかり。。。

さて、イスラエルのお話、たくさんのご感想いただき厚く御礼申し上げます。しかし、実はこの後が続かなくて・・というのも、このデルアビブを出た後、私達一行はイスラエルの各地、新約、旧約聖書に出てくるところを訪れ、素晴らしいお話を聞くのですが、「まんが旧約&新約聖書」を読んだくらいの私には、たくさん訪れた場所が一体いつ?どこに?行ったのかよく分からないのです。聖書の書いてある順番にいく訳ではないですからねえ。写真だけが手がかり。スケジュール表も変更につぐ変更なのであまり当てにはならず。

しかし、漫画であっても一回読むのと読まないのではすごい違いで、話をよ~く聞いていると途中で「あ、その話知ってる」と分かるのですよ。しかし、その場で分かっていても帰ってきたらう~ん。

私にとっては独立宣言の家と最後の3日間滞在したエルサレムが旅の盛り上がった所でありました。コースでいうと最初の「独立宣言の家」、途中のこの宣言をした初代首相「ベングリオンの家」、最後はホロコースト博物館で、ユダヤの歴史が繋がるのでした。

パレスチナ自治区だったので行くのも大変なキリスト誕生の地「ベツレヘム」、ユダヤ人が自決した「マサダの砦」、訪れた幼稚園、ぷかぷか浮いた死海などが印象に残っている、心にぐっときた場所でしたのでそういった場所を中心にお話することにします。

写真の草原、旧約聖書にある「エラの谷」です。
ペリシテがイスラエルに攻め込み、ここエラの谷で対決することになったのですが、ペリシテ側には3メートルもある巨人「ゴリヤテ」が一騎打ちで戦いを決めようとします。しかし、イスラエル側には強そうな3mの巨人に立ち向かう者はいません。ダビデはまだ子供でしたのでこの軍には加わっていませんでしたが、兄達に父からの差し入れを届けに戦場、エラの谷に行きます。

そこでイスラエル軍の誰もがひるんでいるのを見て、ダビデは自分が戦いたいと申しでます。しかし、鎧や兜を着せても大きすぎて合いません。ダビデは「こんなものは要らない。私は私のやり方でゴリヤテと戦います。」と川から石を5つ拾い羊飼いの自分がいつも下げている皮の袋に入れ、ゴリヤテに向かいます。そして、この石でゴリヤテを倒してしまうのです。

この話だけなら「ふ~ん、ここがそうなんだ」と私達以外誰も居ないのどかな平原を見て記憶にも残らなかったかもしれません。しかし、今回の旅ではエドガーケーシー研究者の光田さんによる「ケーシーの聖書の解釈」というむちゃくちゃお得な説明がついているのです。

ケーシーは、「聖書を自分の人生に引き寄せて読みなさい。人生に適用させなさい。」と言っていました。このゴリヤテとダビデの戦いも私たちの人生において意味をなすものなのです。

「ダビデはそこにあるもの、川べの石で戦った。」ここがポイント。強い武器やたくさんの何かを使ったわけではないのです。つまり、「自分の持っているもので戦える」というのがケーシーの解釈でした。

つまり、何かをしようとするとき、多額の資金もたくさんの人材も要らないのです。自分の中にあるもの、側にあるもので人生戦えるということ・・・今回のイスラエル旅行で色々なことを感じましたが、聖書の教えとして私に一番ぐっときたのはこの教えでした。帰ってからもこのことが一番残っています。

つづく

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5 コメント

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Unknown (CHA-CHA)
2008-04-23 10:29:12
かえるさんの日記、今の私の心に響いたわぁ
次の一歩を踏み出すために、一体今の私には何が足りないのだろう?と考えていたところ。
でもそうだね。かえるさんの言う通り、今の自分の中にあるもので踏み出せばいいんだね。

自分の中にあるものの価値をすっかり忘れ、無いものばかりを求めてる自分がいました。反省

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Unknown (たかこ)
2008-04-23 12:35:33
そっか・・・。
今日、ヒーリングのクラスの瞑想で、歌について、「うまくならなくていい。」というメッセージを受けましたが、それは今自分の持つものでやる、っていうことと重なってます。。。
ありがとう。シンクロしてます。
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Unknown (かえる)
2008-04-23 15:18:19
CHACHAさま

お役にたててよかったわ。次の一歩も新しい一歩でなくって、今が続いているという考え方もできるよね。

私もこの場所で聞いた話を忘れないでいたいなって思う。


たかこさま

なるほど、シンクロ。
「歌がうまい」といのは、誰にとって「うまい」なんだろうね。

うちの近所の駅でよく若者がギター持って歌ってるのだけど、それが「もうやめて」ていうくらい音痴の人のときがあるのよ。でも、聞いている女子学生たちは泣くんちゃうかっていうくらい感動してたりするのよね。

何が人の心に入るんだろう?てそれを見る度思うし、レベルがどうあれ人に伝えたい何かがあるってすごいことだなとも思ったり、私は「xxなければならない」があるから彼の良さが伝わってこないのかなあとか。よくわかんねえや。
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Unknown (yuki)
2008-04-26 04:14:25
えええええ~~~!!!!!

草原兄さんこと、吉弥兄さんの生落語きいて、
一緒に写真撮ったの~~~★
姉ちゃん、ええなあああ~~~!!!!!!!

(イスラエルねたへコメントでなくスミマセンが!)

何を隠そう!私は、「ちりとてちん」を欠かさずみていたのであります!
見れなかったときは、実家に電話してちゃんと内容確認もしておりました。

わが実家は、小さい時の晩御飯は落語のテープをかけて大笑いしながらご飯を食べ、
寝る前も落語テープを聴きながら眠りにつくという、
変わった!?家庭でした。

なので、「ちりとてちん」は家族全員、
心の琴線に触れた、久々の朝ドラで、
おかげで私は規則正しい生活を送ることができました。
もちろん、欠かさずみるために!

終わってしまって寂しいけど、落語人気の下支えが出来た事は大変喜ばしく思っています!

そして、今は「瞳」を見ています。
「ちりとてちん」の感動を忘れてしまう~!!!という気持ちもあるのですが、

「瞳」は小さい子供さんの気持ちの描写があって、
勉強になるんですね。。。。。
そうやなあ、この時はこうやんなあ。。。
こんな風にしか振舞えなかったかもなあ。。。

などなど、タイムマシーンな感じで振り返れる、
ある意味、示唆に満ちたドラマです。
いつの間にか、世代ギャップはひろがっていまして、
こわいこわい。。。。。

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Unknown (かえる)
2008-04-26 09:07:37
ゆきちゃん

落語一家、すごいなあ。
しかし、いいよね、日本の芸術ですよん。

草原にいさん、むっちゃ面白かったよ。4人ではってんけど、トリでちりとてちんをやってくれたのがうれしかった。

幼稚園で落語をやると、「わかさちゃんにおしえてもろたん?」と子供につっこまれると言っておりました。

うちの甥も未だに「草原が舌かむのはわざとやんねえ?」ときいてくるし、英語を教えているときにMs.Leeというのが出てきてリーさんやって言っても、「え?きいさん、きいさん、ようきはったなあ」とちりとてちんが始まってしまうくらい、彼の心に与えたものは大きいみたいです、「ちりとてちん」

今度一緒に落語いきましょ。
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