シンガー『ナターシャ』のブログ

関西・東京・名古屋・広島、そして台湾もグローバルに歌うシンガーソングライター、jazzシンガーナターシャのブログです

感情

2009-12-20 | カラダとこころ
セッション中に言われたことがあります。

「感情はなんのためにあるのですか?なかったら楽に生きられるのに・・」

セッションで今まで封じ込めていた感情がやっと出だしたので、私からしたら「よかった」って思った瞬間だっただけに、胸にささる質問でした。

彼女は怒りというものを決して出してはいけないと長年思いこんでいたので、その感情が出てきたときにものすごい気持ち悪かったのだと思います。

私はこう答えました。

パシって叩かれたら痛いって感じるよね。こちょこちょってくすぐられたら「こそばい」って感じるよね。それは体の反応。

心だって何かの出来事で「悲しい」「楽しい」って感じたり自分をないがしろにされたら「怒り」がでてくるし、単にそれはごくごく自然な心のリアクション、反応。

別にどの感情がいいとか悪いとかない。だってただの反応だもの。でもこそばされているのに「こそばくない」って真面目な顔して我慢していたら体がおかしくなるよねえ、そんなことなんじゃないのって。

あのあと、彼女はどれだけ感情が出せるようになったのだろう・・て思うんだけど、そのごくごく自然な反応を人間は大人になる過程で抑えようとする。と・く・に!!この日本ではそれはタブーにも近い。それだけ抑圧されているってことなんです。だって、フランス人の側に寄ったらその人の感情分かるけど、日本人って分からないもん。

人前で泣かなくても家でちゃんと泣いている人がどれだけいるんだろう。怒りを人に向けることはよくないけど、一人のときに思い出してクッション叩いて出している人がどれだけいるんだろう。

それをちゃんとやっている人が「心の健康な人」なんだと思う。


最近、一般的な見方で「体が病気」と診断されている人のセッションをする度に、「ああ、深いなあ」て思う。

もし、彼・彼女が感情を出せる場があれば、病気になる必要はなかったんではないかってすごくすごく思う。

だから、そういう場を作っていこうと思います。


2年ほどまえ、カフェをしたいなって思って真剣に計画立てていました。それもこういう場を作りたかったのです。

誰もが「素」で入れる場。
寂しいときにあそこへ行こうって思える場。
どこかに「受け入れられてる」って感じられる場があったらいいのにって思ったからです。

今はお店というスペースではないけれど、感情を出しても大丈夫な安全な場をつくっていきます。

日程はまだ調整中ですが明日には発表♪
来年から月一回くらいでやっていこうと思います。


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