シンガー『ナターシャ』のブログ

関西・東京・名古屋・広島、そして台湾もグローバルに歌うシンガーソングライター、jazzシンガーナターシャのブログです

パッチアダムス2

2008-09-27 | 近況・イベント
この間行ったパッチアダムスの講演会の話の続きです。

彼のスピーチは素晴らしかったのですが、私が一番いいなと思ったのは質疑応答の時間でした。

この会は普段がんばってる医療関係者に割引をするなど特典もあり、医療関係者がたくさん来られていてあるお医者さんが質問しました。

「パッチのようにやりたい!なりたい!と思っても、実際たくさんの患者さんを看て疲れたり、家族を支える為にお金もいるし・・・どうしてもできないことがある。そういうとき、どんな風に考えたらいいか?」

パッチは答えます。
「そういうときの処方箋をあげよう。
Intention (意図すること)
Performance (実際に行動すること)
Consequence (その結果をチェックすること)

例えば人々に対して寛大であること。愛情を注ぐことを意図したとする。分かりやすく言えば、例えば「奥さんに愛情を注ぐ」でもいい。

それを意図したら、実際何を行動したらいい? 毎日感謝の言葉を彼女にかけるとか、褒めるとか色々できるよね。

そして、その結果を見てみる。奥さんが喜んでいる結果がでていたらそのやり方でOK.でも結果がでてないならやり方をかえる。

この三つを死ぬまでやり続けること。そうでないと人間はbecause(だって・・だもん)の「やらない、できない理由」をいくらでも作りだしてしまうものなんだよ。

そうパッチは言いました。

こういうことってよく自己啓発やビジネスの世界では聞くことだし、どんな分野でも成功している人達はこれを一生やり続けているのだと思う。

でも、こういった目に見えないこと・・人に対して愛情を注ぐとか、優しくするとか、そういったことにも使えるんだっていうのが驚き&発見だったし、それも一つのトレーニングなんだ・・と改めて思いました。最初からできる人は、それはそれで素晴らしいけど、トレーニングしていくことによってできてくるものなんだって。

勿論、ずぼらな私はすぐ忘れます。でも、「だって・・・なんだもん」っていうできない理由を挙げる時間があれば、このintention,performance, consequenceに戻った方がいいですね。確かに。