シンガー『ナターシャ』のブログ

関西・東京・名古屋・広島、そして台湾もグローバルに歌うシンガーソングライター、jazzシンガーナターシャのブログです

The beauty 2

2008-09-26 | おもうこと
前回紹介したミスユニバース日本のHP 
http://transform.jp.msn.com/muj/interview/ines/01.htm
改めて読むと、ディレクターのイネスさんや栄養コンサルタントのエリカさん、素晴らしいことをおっしゃています。

「美しい女性とは、自分を解放し自分を自分の言葉で表現できる人、社会に対して好奇心や洞察力があり、ユーモアやエレガントさがある人。」

まあこれを美しい女性だと思える男性が日本にどれくらい居るか?っていうのもポイントですけどね。未だに「ただ若ければいい」「おばかがいい」と思う男性が多いのも日本の特色です。だいたい「子供アイドル」に大人の男が夢中になるって、ほんま日本のロリコン社会は恐ろしい。

ま、引き寄せの法則どおり自分が目指す美しさは何か、男性にとってだったら自分の目指す男性らしさを意識していれば、同じような意識の異性が回りに引き寄せられるから、未成熟な異性のことはフォーカスする必要はないですけどね。

フォーカスと言えば・・
日本の雑誌でよく「体型カバーのファッション特集」という企画を目にします。あれはとっても日本的な発想だなと思います。

他人と比べて・・というか、ある意味スーパーモデルと比べてでも自分の劣っているところにフォーカスする。背が低い、おなかがでてる、胸が大きい、小さい、お尻が大きい、小さい・・そりゃ人と比べたら満足しないところ誰だってあるでしょう。

フランスの街角でぼ~っと人間観察を行っていると、彼女たちはフォーカスするところが違うのかなってよく思いました。「おなかがでてる」と不満があっても、「でも私は胸が大きいからそこに目をむけるファッションをしよう」となるのではないかと思うのです。つまり、自分の魅力的なところをさらに強調させる。そうすれば見て欲しくないところに目がいかなくなる。

これって何も体型やファッションの話だけではなく全てに通ずると思います。全体的に平均的なレベルまでなんとかあげようとする、平均に達して安心する日本人気質に対して、自分の得意なところをいかにアピールするか、自分らしい自己表現をどうやってするかにフォーカスするフランス人。彼の地では他人と同じというのは馬鹿にされる対象ですから。

でもこの日本人の気質のお陰で同じ品質のものを製造することができるし、そういう場合は大事なことでもあります。単純作業をするときと、自分を表現するときなど、その時々に自分が何を選ぶか、それが色んな価値観を見てきた特典なんだからもっと意識しようっと。

あと色んな国の人と話していると、当たり前ですが外見的な「美人」の価値観もぜ~んぜん違う。日本でもてなかった女性が外国でバカウケするパターンもた~くさん見てきました。そう思うとある意味メディアから押し付けられたモデルと自分が違うからと言って、コンプレックスを持つことがなんて馬鹿らしいかが分かります。地球の裏側に行けば、ブスだといわれた人が美人になり、美人と思われていた人がブスと言われることもあるんですからね。自分の価値は自分で決めなくっちゃね。


もう一つ、フランスの街角ウオッチングで気になるのは、なんといってもおばちゃんたち、マダムたち。お洒落のアイディアやセンスを盗みたいって思う日本人のおばちゃんが街に居るかと言えば・・・う~んかなりきつい。たま~に居ますけどね。

フランスのおばちゃんたちが、なんであれだけ格好いいかと言えば、若い頃から「人と同じファッションはいや。なんとか自分らしさを出したい」と鍛えてきたからだと思います。流行のものを取り入れても自分らしさをアクセサリー、スカーフの巻き方、靴の色などなど、頭つかってがんばってきたからこそ年齢を重ねるごとに自分らしさをさりげなく演出できるようになるのだと思います。それこそ、そのへんの若い子には太刀打ちできないファッションセンスが身につくのでしょう。

ミスユニバースのテレビ番組のお陰で、自己表現やファッションやたくさん勉強させていただくことができましたわ。