シンガー『ナターシャ』のブログ

関西・東京・名古屋・広島、そして台湾もグローバルに歌うシンガーソングライター、jazzシンガーナターシャのブログです

翻訳中

2007-08-29 | 4分の1の奇跡
珍しく眠れぬ夜。オフコースの歌ではないですが、布団で「う~ん」とうなっているのも時間がもったいないと起きてきました。今日は一日中翻訳をやっていたので、運動不足のせいもあるな。

しかし、この翻訳すごいんです。

「4分の1の奇跡」という養護学校の先生である山本加津子さんのドキュメント映画の英語訳をしているのですが、セリフ自体にすごいエネルギーがあって、ハートにガンガン来るのです。

特に今私が訳しているところには、大ちゃんという生徒さんの詩がたくさんあります。

「僕が生まれたのには理由がある。
 生まれるってことには みんな理由がある。」

「僕はここにいるけれど、宇宙を思えば 宇宙へ行ける。
 ここに居ても どこへもいける」

ここに載せるのはコピーライトの問題で?ですが(ほんまはあかんでしょうけど、本を読んで欲しいのと映画を見て欲しいので書きました。)全て「本当のことだから」山本加津子著、三五館 に載っていますので、是非読んで見てください。

翻訳中、彼の詩のところでストップしてしまいました。そして、胸の辺りから変な感じがでてきました。

「何か要らないものがでそうな予感・・」と探っていたら、またまた大きなもの。
自分が傷つけた人に対する罪悪感でした。

その日は時間もあったしじっくり腰をすえて見てみました。頭では分かっています「傷つく、傷つける」はお互いが認めないとその関係にはならないって。そして、罪悪感を持ちつづけていても何一ついいことなんてないということも。

ここ1ヶ月くらい、その人の顔が浮かんできてたのも、もう本当にそれを手放す時期だったからでしょう。しっかり感じてみると、胸に封じ込めていた想いがどんどん涙と共にでてきました。私はちゃんとごめんなさいが言いたかったのだと・・。

亡くなった人を含め、生きていてももう会う機会の無い人に「ごめんなさい」をどうやって言ったらいいのだろう?と思っていたのですが、その人のハイヤーセルフに話をしたらいいのだ~と思いつきました。シータヒーリングを習ったお陰で、自分でこれができるというのが本当にありがたい。

しっかり気持ちを伝えて自分に戻ってきたら、あまりにも大きいものを捨てて疲れたのかぐうぐう寝てしまいました。そして5つくらい夢を見ました。

起き上がると、私は罪悪感を持っていることによって前に進むのを、幸せになるのを後ろから引っ張っていたのだなと納得しました。そしてその人間関係をクリヤーにしたいと思いながらも、本当は長年持っていたのでクリヤーにするのがどこか淋しかったようにも思います。

これまた大きな要らない荷物を捨てましたが、大ちゃんの詩によって浮上したってどういうことだろう?と考えていたら、友達が「本当に純粋で、本当に宇宙に繋がっているものに触れたから、それが自分に入り込んできたから、自分の中の純粋じゃない部分、宇宙に繋がっていない部分がでてきたんじゃないの。違和感があって。」と言ってくれました。これまた納得。

これは浄化というのでしょうね。確かにこの山本加津子さんの講演録を読んでいると、そこが電車であろうとどこであろうと、涙がとめどもなく流れます。そして、心が洗われているような気がします。

ちなみに彼女の著書を挙げると・・
「さびしいときは、心のかぜです」(樹心社)
「違うってことはもっと仲良くなれること」(樹心者)
「すきやって・・言わないくらいすきやって」(小学館)

題名だけでもぐ~っときます。
映画もお勧めです。http://www.ee-pro.net/event/index.html

さて、明日は仕上げるぞう。

映画です。

2007-07-11 | 4分の1の奇跡
久しぶりにブログを書く時間ができました。なんだか目まぐるしく動いています・・というより大きな力で動かされています・・動かしていただいています・・(かな?)

今日はアロマ講習会第二回目を無事終えました。参加者の皆様ありがとうございました。みなさんのお陰で楽しい時間を過ごしました。

日曜日のキネシオロジーのセミナーにご参加いただいた方々にもお礼申し上げます。この日もとても楽しかったです。皆さんが「へえええ~」とか感嘆の声をあげながら腕を押している姿が印象的でした。

先日、タロットデパリと言うとても綺麗なタロットを勉強した方に見てもらう機会がありましたが、特に聞くこともないなかったのでこの一連のプロジェクトに関してカードを引いたのですが、そのときのアドバイスはとっても心にきました。

頭を使うカードが何枚も続きました。確かに知性という意味もあり悪いカードでは決してないのですが、私の場合は「考えすぎになると自分の本来の姿から外れる」という解釈を聞いて納得。

私の生年月日を足したナンバーは愛のド変人33で、足すと6であり「愛情とか調和」がテーマ。こういった講習会をするときも、頭で「あれしなくっちゃ。これしなくっちゃ」ばっかり考えるとその場にいる人たちの「調和」「みんなだいすき~」という本来の6の持つ本質から外れてしまう・・。

なので、最近は準備だけは一生懸命やって、あせりそうになると「ふわああ」とするように、あるいは「みんな楽しいかな~」とかをフォーカスするようにしています。考えればこれも「本来の自分にカエル」ですね。

こうやって色々なことを学ばせていただいています。そして、色々な人に出会えることにとても感謝しています。

さて、大きなプロジェクトが始まりました。
「4分の1の奇跡~本当のことだから~」という映画があります。以前見たときに書いたブログはこちら。http://blog.goo.ne.jp/myrtille33/e/2408c3a2a878156f4b2c3d3ecb00d442

ここで私は「これが世界中に広まるお手伝いがしたい」と3月に書いていますが、実現しちゃいました~。海外での上映が決まってきたので「英訳」が必要になり、仲間のご推薦をいただいて私が関わらせていただくことになりました。

私を含めて3人で担当しますが、制作側と打ち合わせをしていくうちに「字幕」と「吹き替え版」両方作ることになり、吹き替えも担当することになり・・「私でいいんかしらん」と思いつつ「わ~い英語で声優デビューだ~」とワクワクしています。勿論練習は必要です、はい。

是非まだ見ていない方はこちらのHPをチェックしてみて、是非この映画ご覧になってください。海外もスイスが決定。アメリカでもたくさんの場所で上映計画中です。http://www.ee-pro.net/event/index.html

殺人の映画だったら1億円もらってもお手伝いしたいとは思わないけど、自分が本当に素晴らしい~世界に広めたい~と思うものをお手伝いできるって本当に幸せなことです。「世界といわず宇宙に発信!」は、監督さんのお言葉。

他にも色々プロジェクトが回り始め「あれ、この前まで私えらい暇やってんけど・・」というくらい忙しくなってきました。来週も来月も東京に行くし、9月はオーストラリアにも行くし・・なんだか面白い展開になってきました。

去年の今頃は私は引越しで郵便局になくされた16個の荷物をパリ中探し回るという、涙と怒りの日々でした。1年後に世界に広める映画の英訳をするなんて、誰が想像できたでしょう。しかし、家財道具を全てなくされるという異常事態も「自分のするべきことがあるところへ行きなさい(つまり日本に帰りなさい)。ここにはあんたのすることないだろ」と言うメッセージでもあったのだな~と思います。

一年後、私はどこで何をしているんでしょうね。楽しみ楽しみ。




1/4の奇跡

2007-03-02 | 4分の1の奇跡
今日は「1/4の奇跡」という映画を見ました。2月に見た人たちが、ただただ感動し涙が溢れ、これをできるだけ大勢の人に伝えたい・・と活動している中、私もおくればせながら見てきました。

感動を文字にするって難しい・・・。

この映画は、全くの素人の入江富美子さんという方が「かっこちゃんこと、山本加津子さんの映画を創る」と決め、2月11日の最初の上映会の前日まで編集を重ねできあがったドキュメンタリー作品です。山本加津子さんは、養護学校の先生。子供達の素晴らしさを伝える講演や本などを書かれています。

多発性硬化症という時間がたつにつれ体が硬化していく病気になった雪絵ちゃんが最後に言った言葉が「ひとりひとりがちがっていいんだって言ったよね。それを世界中の人が知っている世の中にして」でした。それ以降かっこちゃんは前よりも精力的に子供達の素晴らしさを伝えていこうとします。

映画の中でペルーのインカ帝国の遺物を紹介している博物館の理事がでてきます。インカ帝国の出土品の中に、6本の指が真ん中、その周りを5本の指が描かれた図柄や、現在の言葉でいう障害者の土偶などがたくさんみつかっていることから、その時代は彼らは宇宙と繋がっている存在だと人々が信じ、崇めていたのだろうとおっしゃっています。

実際、かっこちゃんがペルーに行ってびっくりしたのが、インカ帝国の出土品が生徒の作品にそっくりなこと。ナスカのように地上絵を描く子供がいることから、「それ、知ってるよ。それは、きっと心を空に飛ばすのよ」と言ってみんなからびっくりされたり。

子供達を通じて、宇宙の不思議、考古学、科学を通して病気や障害そのものにも意味があること、そしてみんなが大切な存在であることなどを伝えています。

私の言葉では十分に伝えられないので、会場で買った講演録に載っていたお話を一つ紹介しますね。

きいちゃんという手足が不自由な子がいました。ある日、お姉さんの結婚式に出るんだと喜んでいたのですが、その後結婚式には出ないでとお母さんに言われ泣いていました。「私のことが恥ずかしいのよ。お母さんは私なんか生まなきゃよかったのに」って。かっちゃんは、何を言ってあげていいのかわからず、お姉さんへのプレゼントを一緒に作ろうと提案します。

さらしの生地を夕日の色に染め、浴衣を縫うことにしました。きいちゃんは、手が思うようには動かないから手にいっぱい血豆をつくるくらい大変だったのですが、一生懸命ほとんど一人でそれを仕上げ、お姉さんに送りました。

するとお姉さんから、「先生も一緒にきいちゃん、結婚式に出て」と言われました。式場ではきいちゃんを見てヒソヒソお話している人もいたので、「来なかった方がよかったんじゃないか」と思ったりもしたのですが、お姉さんはお色直しにあのきいちゃんが縫った浴衣を着てでてきたのです。

そして、お姉さんはスピーチをしました。「この浴衣は私の妹が縫ってくれました。妹は小さいときに高熱がでて、手足が不自由になりました。家族から離れて暮らさなければならず、私のことを恨んでいるじゃないかと思ったこともありました。でも、そうじゃなくて私のためにこんなに素敵な浴衣を縫ってくれたのです。私はこれから妹を大切に誇りに生きていこうと思います」と。

そして、きいちゃんはその後、お母さんに「おかあさん、私しあわせ。生んでくれてありがとう」と言ったそうです。それからきいちゃんは、とても明るくなり、和裁を習いたいと言って、それを一生の仕事に選びました。

この映画を見るとこの感動を伝えたくなります。一人でも多くの人がこの映画を見て、人間って生きているだけで素晴らしいんだっていうことがもっと広まったらいいのにって思います。

詳しい上映日程などHPに載っていますので、見てみてください。
http://www.ee-pro.net/ 東京・名古屋などが載っていますが、今日5月の大阪での上映も決まりました。NASAにまで広がったようです。私もこの素晴らしい感動を一人でも多くの人に、世界中に広まるようにお手伝いしていきたいと思います。