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第1巻!『ドラえもん.vol1』

2004-09-11 14:16:47 | なんとなくマンガ。
もはや、知らない人はいないでしょう。
藤子・F・不二雄さんのSF(少し不思議)マンガ、『ドラえもん』です。
傑作です。泣けます。笑えます。
しかし、このマンガの不思議さは少しどころではありません。
なんというか、黒いんです。
言い表せぬダーク感が漂います。
たとえば、登場キャラのセリフ、表情などがそれです。
今回、それについて書いてみたいと思うわけです。

黒さについて話すにあたってこの男をはずすことはできません。
スネ夫です。
こいつがかなりハジけてます。何がってセリフが。あと髪型とか。

ここでスネ夫の名言集を少しだけ紹介。

テレビゲームでボロボロに負かしたのび太に対して。
「鈍いんだよ君は」
お前はニュータイプかい!!
かなりイかしたセリフですね。冨野節炸裂です。

他にも他人を蔑むセリフとして、
「ていどひくい」
これは結構有名ですね。マンガ内でも何度か使われてます。
ちょっと子供には意味が分からないセリフな辺り、やはりこのマンガは大人向けなんじゃないの?っていうきがしてきます。

そんでもって極めつけはこのセリフ。
「どうせやらないくせに」
これはリアルに痛いです。会心の一撃です。胸に響きます。
のび太君はこのセリフをスネ夫以外にママにも言われています。それでもめげないのび太君はえらいと思います。

スネ夫は他の登場キャラとはちょっと違った雰囲気をかもし出してます。
きっと将来ドーベンウルフあたりを操縦するんでしょうね。

あと、この人もすごいです。
ドラえもん。
彼の得意技は温度差です。
他の人が真剣に話してるシーンでも、平気での顔を彼はします。この顔だけでおれは爆笑できます。
これは実際にマンガを見てもらえないと伝わらない!
無我の境地です。すべてを悟ってます。
誰かが言ってました。『3』の形をした口が諸悪の根源ではないかと。
まさに温度差がにじみ出てます。いや、あの表情を描けるのもある意味すごい。

ドラえもんについてはまだまだ語りつくせないことがいっぱいあります。
ドラえもんの道具やタイムマシン理論、のび太君としずかちゃんとでき杉君の三角関係。
これらをすべて語るには余裕で太陽が3回昇ります。
それくらいにドラえもんは面白くてアレなマンガなんですね。
今回はこれくらいにして、題名をvol1とさせていただきます。
では、また。

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