自由広場

穿った独楽は廻る
遠心力は 今日も誰かを惹きこむ

4月29日・降ったり止んだり。

2006-04-30 00:41:54 | 僕と多摩川と5匹の蟻。
ケースに、昨日の夜から変化がありました。



昨日できあがった部屋に4匹が仲良く固まって休んでいました。
そして、よく見てください。左上の隅にも少しだけ穴が作られています。


新しい穴は、部屋にいない残りの1匹が独りで掘っているようです。仲間割れでしょうか?

この1匹は、今までなーんもしてなかったような奴で、昨日の晩から突然働き始めました。これからどんなドラマが生まれていくのか、楽しみです。


世間ではゴールデンウィークの幕開け。俺は明日競馬場で天皇賞。

しばらく不規則な日が続きそうな気もしないでもないので、更新ペースがおかしくなるかもです。

4月28日・コレでもか!ってくらい晴れ

2006-04-28 18:03:15 | 僕と多摩川と5匹の蟻。
今日はいい感じに晴れましたねー。
朝すぐ窓際にケースを置くと、蟻君たちは活発に動き始めました。


日光を浴びて嬉しそうな蟻たち。真ん中の、太陽に向かって「日本の夜明けぜよ」みたいな感じでたたずんでいるでいる蟻が、裕次郎並に渋いです。

俺は今日は研究室ゼミで発表をしなければならないので、早めに学校へ。帰ってきたときどれくらい巣掘りが進んでいるか楽しみです。

発表も無事に終わり、4時ごろ帰宅。
そしたら巣がこんなんになってました。


縦と横、両方に向かって穴が延びています。しかも若干ここだけ大きな部屋のようになっている。底はもう近い!


だいぶやってくれたようです。俺も書くネタができて一安心でした。もう少しすれば彼らも穴の中メインに住むようになり、地上で寒い夜を過ごすこともなくなるかな?何せ皆いつも固まって温めあって寝ていましたからね。弱ってないといいですけど・・・。

ちょっと反省点として、捕まえる時期が早かったようにも思います。5月中旬から6月辺りに捕ったほうが、蟻としてもアリがたかったかなーなんて。蟻だけに。

しかし今写真に写っている蟻はがんばり屋さんです。一番たくさん掘っています。観てるこちらとしても、コツコツやっていけばいつかゴールは見えてくるんだなーと、改めて生き物の持つ可能性について考え直したくなります。蟻に励まされた一日でした。

4月27日・雨。

2006-04-28 01:07:25 | 僕と多摩川と5匹の蟻。
嫌な天気が続きますね。5月は近いといえどまだまだ、寒い日は寒い。

蟻君たちもどんより模様です。


「今日も雨かよー。やってらんねー、仕事休みに決定~」
「今日もダベるべ~」
「賛成~」
こいつら・・・・・。


というわけで、蟻日記、書く内容がありません。ってことでちょっと俺日記を書きます。蟻たちの活躍を期待していた方、ごめんなさい。

今日は夕方から友達の引越しの手伝いをしていました。といっても本棚をちょちょいっと運ぶくらいでしたけどね。
んで、その報酬としてなんとPS2とゲームボーイアドバンスSPをもらっちゃいました(SPじゃなくてDSと思い込んでいたのは内緒)。

んでダラダラしていたら予想通り終電を逃しました。途中まででもと電車に乗ることにしました。その車内でのこと。
飲み会帰りの、おそらく大学サークルでしょう、男女3人が話をしていました。人の話に聞き耳を立てるのはあれなんですけど、酔っていて大声だからしょうがない。嫌でも耳に入ります。
その会話の話題が、なぜかドラえもんだったんですよ。男性一人だけ妙に盛り上がって熱心にドラえもんについて語ってました。
これは、痛い。
おそらくまだ知り合って間もない彼らなのでしょう。女の子があからさまにひいてました。
(あ~ダメだよーそんな話しちゃあ・・・もっと身近な話題にしましょうよ・・)
なんて思っていたら、その女の子が、

「熱く語りすぎじゃない?」

という冷静なツッコミ。俺、心の中で拍手&爆笑。

しかしその言葉も逆効果。いい意味で取ってしまった彼はさらに語り続けます。といってもドラえもんの浅い表面部分しか語ってないように聞こえました。俺でももう少しマシなことが言えますって。なんて張り合いはいらない。

さらに彼らは続けます。

「まぁまた○○祭の後にでも語ろうぜ」

ってウチの大学生かぃっ!俺の通っている大学の学園祭の名を口にした彼。
ウチの大学生なら仕方がないか・・・。空気読めない人多いし・・・。


ま、そんなことはどーでもいいんだ。


俺は電車を降り、駅前で小雨の降る中タクシーを待ちます。別にここから歩いて帰ってもいいんですけど、PS持ってるし・・・・課題やらないとだし・・。

でも、こういうときに限ってタクシーは捕まらない。ウロウロすること20分、何とか捕まえたタクシー。乗り込むなり運ちゃんの一言、

「ここ初めてなんで、道分からないんですけどいいですか?」

当たりくじ引いちゃったみたい。何が「いいですか?」ですか。

その人は別の地区担当の方だそうで、さっきここまで酔っ払いを乗せ、今から担当地域へ帰ろうとしていたところだそうです。なら俺を拾うなよ。いや、拾ってくれてありがとう!

まー俺は全然問題ナッシング。快諾して運ちゃんに雑談混じりで丁寧に道を教えつつ、楽しく帰宅したわけでした。感じのいい50歳くらいのおっちゃんでした。俺が道マニアでよかったね、おっちゃん。


部屋に入り電気をつけると蟻たちが元気にお出迎え。明かりが点くと深夜だろうが活発に動いてくれます。


何だかワケわからん一日でした。



というわけでPS2とSPと蟻君たちで記念撮影。今日もお疲れ様でした。

4月26日・曇り。

2006-04-26 14:11:00 | 僕と多摩川と5匹の蟻。
今日もあまり蟻たちは活動的ではありません。


穴の中にはやって来るのですが、やる気がないのか掘る作業はほとんどしてくれません。

ところで蟻の世界にも“係”があるようです。
穴を掘る係の他に、穴掘りで汚れた蟻の体を掃除する係や、水分や栄養分を体内に溜め込んで他の蟻たちに配る係。探索作業を行って得た情報を触覚で報告する係。見た感じではこんな係がいるような気がしないでもない。

日がな一日、蟻がお互いの体を繕いあっている姿には心が和みます。しかしあまりにのほほんとし過ぎじゃないかとも最近思ってきました。少しは働け!って感じです。早くも飼い主に似てしまったのでしょうか。

っと、今ちょっと蓋を開けたら、急に活発になり3~4匹掛かりで穴を掘り始めました。ストレスになるので刺激は与えないほうがいいかなーなんて思ってたんですけど、たまにはちょっかい出すのもよさそうですね。

あと、さっき。
窓際に置いて窓を開けて放置していたのですが、観察しようと手を伸ばしたら勢いあまってケースを思い切り窓の外へ押し投げてしまいました。
慌てて玄関から落ちた場所へ向かいケースを手に取ったのですが、さすがNASA御用達、多少の傷はあれど割れてはいません。蟻たちは今起きた天変地異に仰天している模様でした。ごめんね。

彼らはいつもケースから逃げることばかり考えているような気がしてなりません。蓋を少し持ち上げただけで壁を上ってきますからね。
もっとここに慣れてくれると、蓋を開けても逃げようとはしなくなるらしいのですが、果たしていつになるのやら・・・・。

さて、蟻も働いていることだし、俺も勉強勉強っと・・・。

何気にブログの説明文替えてます。

2006-04-26 01:47:19 | どーでもいいことつらつらと。
あと、蟻飼育日記はカテゴリーとして用意しています。一日に日記とその他と2つ更新することもありますので、日記のみに興味がある方はカテゴリーをクリックしてもらいたいかもです。



しかし最近は文章を書くことが習慣になりすぎてます。もはやモノを書かずにはいられない、とでもいいましょうか。

ついこの間急須さんにも突っ込まれたんですが、俺の文体は完全に糸井重里さんの影響を受けています。「マザー」で育ったような人間ですからね。あと、今日の「ほぼ日」を見ていてハッとしたんですが、俺も糸井さんもぜんそく持ち。系統は違えど、釣り好きでもあります。

ひょっとしたらいずれ俺は埋蔵金発掘にでも乗り出すんじゃないかと今から心配です。

とにかく俺は作文が好き。内容がどうであれ、自己満足であれ、好きなんだからしょうがない。
読書感想文コンクールやら何たら作文コンクールやら、その度に燃えます。クラス代表や学校代表に選ばれたりすることが喜びでした。でもかつて、学校の朝礼で皆の前で読まされたときはさすがに参りました。もうテンパちゃってテンパちゃって。メンタル弱いんですよ俺。


話は飛躍しますが、学校における「作文」のポジションって低すぎると思いませんか?もっと力を入れていいものだと思うんです。
作文はまさに総合力だと思います。算数で鍛えた論理的な思考、国語で培った語彙力や表現力、理科や社会で学んだ知識。それらをフルに活かすフィールドが作文です。

また、個性が顕著に現れるのが作文です。生徒がどんなことを考えているのか、どのくらいの可能性を秘めているのか。把握するには作文が格好の材料となってくれるでしょう。

さらに教育者的な立場から言えば、近年の受験(推薦)で論文が重要視されていることも無視できません。

何度も書いていることですが、公立中学校が絶対評価となり、学校によって成績の付け方に偏りができてしまい、内申書が必ずしも生徒の質を表していない現象がしばしば起きています。ですから受験校側としては、生徒の可能性を探るためにも、論文を実施しかつ内申書よりも重く見て評価するようです。


もうちょっと作文を書く機会を増やしてあげればいいかなぁと思います。でもダルそうな題材は嫌ですね。「政治に関する何たら」とか「環境問題がどうたら」とか。そんなでっかい話を全うに評価できる人なんてそこらの学校にはいないと思います。おっと失言しました。
読書感想文も、推薦図書とかいらないんで、幅広く読ませてあげて欲しいものですわ。


塾メインな世の中ですが。
学校にしかできない教育もあると思います。作文を書く機会が増えれば、俺みたいに今さらになってこうやって作文の練習をすることはないでしょう。

4月25日・雨のち晴れ。

2006-04-25 19:37:06 | 僕と多摩川と5匹の蟻。
今日は午前中は雲りときどき雨、正午には本格的に雷を伴う大雨が降りました。

蟻たちはというと、湿気のせいか活動は控えめ。



どんよりお天気のせいで元気がありません。

しかし午後になり、一過性の雷雨は嘘のように去りお日様が顔を出しました。

ケースを窓際に置いた途端、蟻たちは穴掘りを再開しました。



今日の進行状況。縦に掘っていた穴が少しずつ横へと移動しています。


ところで、「まさか」とは思っていたんですが、驚くことにちょっとずつ蟻の見分けがつくようになってます。性格だけじゃなく、見た目でも判断できるとは思いもよりませんでした。
一匹やけに姿勢の低いやつがいます。人間で言う“猫背”みたいな子なんですが、いつもボケーっとしててマイペース。他の蟻に踏まれてもこれといったリアクションがありません。ちょっと気になるかわいいやつです。


そろそろ彼らが掘り起こしたジェルの欠片を片付けたいのですが、蓋を開くと蟻たちが待ってまししたとばかりに動き出すので思うようにいきません。もうすこしここに慣れてもらってから掃除をしようと思います。

それにしても蟻の触覚って便利ですよねー。空気の流れを感じたり地形を読み取ったりコミュニケーションを取ったり。僕らにもそんなアンテナがあったら、人間関係ももっと円滑に進めることができるのでしょうか?協力して働いている彼らを見ると、今の汚れた世の中にため息を漏らします。

おっとROCKになってしまった。ゴラステ風に言うとね。


雨のち晴れ。今は雨でも、いつかは止みお天道様が顔を出す日を信じたいと思います。

HOW TO ENJOY YOUR ANTQUARIUM

2006-04-24 16:07:21 | 僕と多摩川と5匹の蟻。
先週、こんなものを入手しました。



蟻育成キット、その名も『アントクアリウム』です。説明書の言葉を拝借すれば、「NASAの科学者達に連れられて、スペースシャトルSTS107に搭乗し」たアイテムだそうで、無重力状態での蟻の生態を調べるのにつかったそうです。下半分が青くて透明なジェルで敷き詰められていて、「栄養分に富んだ透明で無害なジェルは、アリが生活する巣となり、 またアリが生きていくために必要な水分やエサにもなって」いるんだそうです。すげぇなこりゃ。


蟻を飼いたいとは、以前からここでも言っていたことですが、俺は生き物を飼うことに対して抵抗感を抱いていたんですよね。
なぜって、家を2,3日空けることがざらにあるからなんです。餌やりとかその他管理が怠り、生き物を早死にさせてしまったら申し訳ない。だから飼うのをためらっていました。

でもこのアントクアリウムは餌をやらなくても平気。たまに蓋を開けて換気や掃除をしてあげればいいだけだそうです。手軽で楽しそうでいいですよねぇ。

これを俺のために探してくれたマイハニーに感謝だぜ!


さて、これからはこのアントクアリウムをケース、もしくは箱と呼ぶことにしましょう。なぜってアントクアリウムっていちいち長ったらしいしネーミングがダセェから。

本日4月24日から、このケースでの蟻の生活が始まります。逐一ここで観察日記を更新したいと思います。興味のある方は是非ご覧いただきたいです。
初回はイベント盛りだくさん、長い日記となりそうです。覚悟して読むべし。

朝10時。蟻捕獲作戦開始。幸運にも俺の家の軒下にでっかい蟻コロニーがあります。ここなら雨にも打たれないし人通りも少ないので踏まれたりしない。蟻って頭いいなぁ。



ウチのベランダ(?)のすぐ下にでかい蟻の巣があります。この写真だと分かり難いですね。巣穴が10個くらいあるのです。今日は天気がいいのでついでに布団も干しました。


さて、この複数の巣穴はきっと地中でつながっているんだと思いますが、なるべく同じ穴から出てきた蟻を捕まえたいのです。なぜって「同じ巣から出てきたアリ同士でないと喧嘩をしてしまう」かもしれないからです。
つーわけで同じ巣から出てきた蟻を5,6匹ゲットするどー!って意気込んでいた俺だったのですが・・・。

これがね、すっごい難しいの。

「蟻なんて捕まえるの簡単じゃん」って思っている方、甘い甘い。問題はね、捕まえた後なんですよ。
手で掴むとばい菌がついて蟻が弱ってしまうので、ケースに付属していたガラス棒に一匹を乗せ、難なくケースの中へ入れた俺。すかさずもう一匹捕まえてケースの中へ入れようとするのですが・・・蓋をあけた瞬間にさっき捕まえた蟻が脱走するんですよ。延々これの繰り返し。3匹以上ケースに入れることができない。
慣れない環境に放り込まれた直後の蟻ってすっごく活発で、手に負えません。無理です。磐石な方法で攻めてもラチがあかなそうです。

さらに付属している小さいケースがあるんですが、これに蟻を入れたところで・・・



どうしろと言うのか。携帯用でしょうか?ちなみにこっちには空気用の小さい穴がないのでいれっぱだと確実に死にます。

そこで考えたのが「餌で釣るぞ」作戦。固まっている砂糖を地面に置いて、蟻が複数群がっているところをすかさずゲットです。一網打尽です。まぁ説明書に書いてあった方法なんですけどね。

砂糖を置いて30分、様子を見てみると確かに蟻が群がっていました。
うん、予想通り集まってる・・・・うん・・・・・。ってここからどうすればいいんじゃー!!
恐る恐る手で砂糖をすくい上げてみます。案の定、蟻たちは一目散に逃げ出します。ダメじゃんこれ。もっとよい方法を考えなくてはなりません。

そこで採用されたのが、急須さん提唱の「下に何か敷いてみれば?」作戦。急須さんは厚紙と言っていましたが、俺オリジナルに改良して手柄を横取りしたいので、サランラップを砂糖の下に敷いてみました。これで蟻が群がった瞬間にラップごとガバっと包んでしまえば蟻たちは袋のねずみです。そのままケースへポイ。完璧です。俺が考えました。
風で飛ぶといけないので石で固定っと。蟻がラップの上へやってくるのを待ちます。

これがね、ラップを警戒して全然砂糖に寄ってこねえの。
さすが蟻、場慣れしています。いくら目の前に砂糖があっても、怪しいものには近寄りません。時々勇敢だか馬鹿だかよくわからん蟻が来て砂糖にしがみつくのですが、それでもせいぜい一匹か二匹。5匹を一気に捕ることはできません。

参ったね。どうしたものか。はて待てよ・・・・。
すでに地面は俺がぶちまかした砂糖のかけらでいっぱいなのですが、これに群がっている蟻たち、まったく動かないんですよね。
俺の幼いころ昆虫図鑑を読んでいた時の記憶によれば、確か蟻は砂糖を見つけたら体内の液体と溶け合わせて腹部に溜め込み、巣に帰って皆に配るか保存するんだったと思います。
だからその液体と溶け合わせるのに集中するため、砂糖のそばで動かずにいるのかもしれません。


この習性を利用できるのではないか?

俺はケースの中に砂糖をチラチラと撒きました。次にさっきと同様に棒で砂糖に群がっている蟻を拾い上げ、ケースの中に入れます。

おぉ!蟻はケースの中の砂糖に夢中です!動きません!
この隙に5匹入れることができる!


作戦は成功です!5匹捕まえることができました!
試行錯誤すること1時間15分、ついに蟻捕獲作戦は任務完了です。

蟻たちは捕まったことも知らずジェルの上に撒かれた砂糖をチューチューと吸っています。


「うひょー砂糖だ砂糖だ!」
「今年は豊作じゃ~」
捕まったことも知らずのん気に砂糖に群がる哀れな蟻たち。

蟻たちにとっては、喜びも束の間、って感じでしょうか。自分たちの置かれている状況に気づきます。まったく見覚えのない場所。俺ん家。



「こ、ここはどこだ!?非常にちらかっているぞ!!」
「俺たちひょっとして捕まったんじゃないか!?」
「うそぉ!?」
「そ、そんな・・・・!」
まさにカオス。いきなり小さなフィールドへと放り込まれた蟻たち。活発にケース内を走り抜けます。

事態は深刻。蟻たちは至急会議を開きだしました。


一箇所に集まって相談を始める蟻たち。一匹蚊帳の外なのはアウトローな奴なんでしょうか。親近感を覚えます。


かと思えば、急に皆散り散りになりケースの中を探索しています。どうやら手分けして地形を探っているようです。
蟻は触覚でコミュニケーションをとります。ってどっかに書いてありました。「こっちに餌があるよ~」とか「あっちは危ないよ~」とか「お腹が空いたよ~」って、触覚を触れ合わせることで察知します。つまり今のこの状況は、手分けしてケース内の地形を知り尽くし、触覚を触れ合わせて情報を交換しようとしているのだと思います。ナイス協力プレーです。

さぁ、ここからが(俺にとって)肝心要の戦いが始まります。
説明書から抜粋しますと、「私たちも新しい家に引越しをするとワクワクするように、アントクアリウムに来たばかりのアリたちはとても活発に動き回ります。早いチームだと30分、遅いと2週間ほどミーティングをしてからチームワークで穴を掘り始め、アントクアリウムでの生活がスタートします」。そう、穴掘りです。団結力の強いチームだと30分、弱いチームだと何と2週間たってから穴掘りを始めるんだそうです。何ですかこの歴然した差は。ミーティングに2週間て、あんたら官僚かよ。

これってちょっと、見栄をはりたくなりますよね。果たしてウチの子達はどのくらいで穴を掘り始めるか、どうせなら新記録を樹立したいところです。がんばれ蟻たち!早く穴を掘り始めるんだ!

俺の思いは絶対に届いてないことでしょう、蟻たちは相変わらずウロチョロしています。ジェルの揮発性からかどうかは知りませんが、ケースの壁はやけに水滴がたまっています。湿気には注意しないといけませんね。で、蟻たちはこの壁に付いた水滴を足ですくい上げてはペロペロとなめています。か・・・かわいい!
先ほど入手した砂糖と溶け合わせ、腹部に溜めておくのでしょう。
他にもその水で触覚を洗っている子とかいたりします。猫が顔を洗うように・・・か、かわいすぎる!
蟻って意外とデリケートなんですねー。ちょっと歩いてはすぐ触角洗ったり足の水を払ったりします。
また、口いっぱいに水玉を乗っけた蟻がいました。これを他の蟻のところへ持っていき、少しずつ分け与える、なんて光景も見られました。蟻は一度体内に含んだ栄養分も、他にお腹が減って困っている蟻がいたら、それを吐き出して平等に分け与える、アンパンマン的慈善活動を行います。僕らも見習わないといけませんね。いや一度食ったものを吐き出して食わせろってことじゃないよ。

俺は小さいころ虫が好きで、図鑑ばかり読んでいる頃がありました。特に蟻に興味がわき、種類はよくしらんけど生態については結構な薀蓄をためこみました。蟻を育てること。夢だったなぁ。いや育てようとしたことはあったんだけど、結局虫かごだと巣の中が見えないから、薄っぺらいケースが欲しくて欲しくて・・・。でもガキの到底及ぶところじゃなかった。今ではこんな便利グッズをどっかの誰かさんが作っているんですね。

閑話休題。

ケースでさまよう事25分。蟻たちが急に真ん中に集まりだしました。そう、何を隠そう、そこには俺があらかじめ空けておいた浅い穴があるのです。別にズルとかじゃなくて、真ん中から掘ってもらうと見た目にも良いから誘導しているだけですよ。


「なんだこの穴はぁ!?」
「お前ちょっと覗いてみろよ」
「や、やだよお前行ってこいよ!」
穴を気にする蟻たち。結局穴には入らず、掘ることもなくひとまず保留。再度探索に励みます。


しかしかわいいっすね・・・。よぉーく見ると一匹一匹体のつくりも微妙に異なります。よく動く奴もいればほとんどサボっている奴もいるし、興味津々の奴もいればずーっとふてぶてしく触覚を洗っている奴もいる。蟻にも性格はあるんですねー。


ついに、ケースに来てから45分。蟻たち5匹は穴を掘りはじめました。ふむ、なかなかのタイムです。さすが俺が選んだ猛者たちです。





ってどこ掘ってんだてめぇら!俺が空けてやった真ん中の穴はどうした!?
俺が空けた穴は気に入らなかったですかそうですか。蟻たちはせっせと角を掘ります。といっても実際に掘っているのは3匹くらいの模様。他の2匹のうち一匹も時々掘削作業に参加するのですが、あごの力が弱いのか、どうも上手くできません。残る一匹は働いているように見せかけてサボってます。



「5匹で力を合わせてがんばって穴を掘るぞ!」な図。明らかに一匹サボっている感じです。



「よし皆、がんばって掘るぞ!」
(3匹)「おー!」
掘削作業に燃える3匹。対して反対側で休んでいる二匹は・・・。
「はぁ。やってらんねぇやってらんねぇ。何が「おー!」だよ。な?お前もやってらんねぇよな?まぁ一緒にダベろうや」
「は、はぁ・・・・」



一時間に5ミリくらいのペースで掘る蟻たち。本人たちからすれば気の遠くなる作業です。
現在作業開始から4時間。休憩中のようで作業ははかばかしくありません。果たしてこれからどうなることやら・・・・。目が離せません!!

さて。

2006-04-24 03:24:51 | どーでもいいことつらつらと。
音楽って、元々「音学」、音を学ぶ、って言ってたのかな?でもそれだと何か堅苦しいから、今の「音を楽しむ」に変えたのかな?

この法則にしたがって、「数楽」や「化楽」や「力楽」って名前に変えてみましょう。そうすればもう少し理系科目も楽しく・・・・なるわけねぇじゃん!
何言ってんだよ俺!見た目が変わっても中身は同じじゃん!

そうだよ、内面が変われば外面も自然と変わるけど、外面から変えても結局はただのメッキに過ぎないんだよ!この命題(外面が変えれば内面は変わる)は必要条件であって必要十分条件ではないんだ!
では、原点に帰り、なぜ同じ「ガク」という音で「楽」と「学」が存在するんだろう。「楽しむ」と「学ぶ」が同義で使われるとするなら、どちらか一つで事足りるはずだ。

結論として「学ぶ=楽しむ」は必ず成立するとはいえねぇ。だから二つの言葉は存在する。世の中つらいね。楽しくなくてもやらなくちゃいけないことはたっくさんある。

でもさ。楽しみながら学び成長することだってできるんだよきっと。ここら辺が、俺の家庭教師をやっている上での目標だったりします。いや、生きている上での目標か。

よし・・・・・・・・・・・・・・。何とかして研究室の研究内容、楽しく勉強できるようになるぞっ!!!


絶対無理っす。

奇妙で、おもしろい。そして、せつない。

2006-04-23 03:09:16 | やっぱりゲーム。
しかし今考えると皮肉なものですね。
ついこの前までどこかの教授さんが提案した〝ゲーム脳〟がどうとか言われていたのに、そのブームは一瞬で去り、今ではどこかの教授さんが提案した〝脳を鍛えるゲーム〟が大ブーム。しかもこちらの方が持続した人気を持っている。
恐らく〝ゲーム脳〟時代にあーだこーだ言っていた大人達も、DS片手で脳年齢の上げ下げに一喜一憂している毎日なのでしょうね。

ゲーム(つまりここでは携帯ゲームとかテレビゲームとかオンラインゲームのこと)はまだ生まれて間もないエンターテインメントです。しかし進化の速度は他のどれよりも速かったようにも思えます。そのめまぐるしいスピードに沿って育ってきた僕ら世代は、やはりゲームの虜でした。

ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、プレイステーション、プレイステーション2・・・主要となってきたハードはとりあえず持っている。他にも主役にはなれなかったけれど今でも一部から支持を得ているものもある。これほど競争率が高く移り変わりの激しいものってないでしょう?よくしらねーけど。

その大まかな流れを見てきた僕にとって、言える事は・・・・



やっぱ今のゲームって糞つまんねぇ


ってことです。


ふぅ、言えた言えた。スッキリしたわ~。


何が「大人のための」ですか。今は大人をターゲットにしないと、「頭を鍛える」なんてキャッチフレーズがないと、売れない時代ですか。嘆かわしいです。
FFはもうFFではないし、ドラクエもとうとう映像以外のサプライズは用意できなくなった。格ゲーはバランスより女キャラの露出度で良し悪しが決まる。もう一人ゲーの時代は終わりですかね。皆でワイワイやるパーティゲーかオンラインゲームしか流行らないんですかねぇ?

ゲームってのは、ものすごい速度で進化して、ものすごい速度で退化しているのでしょうか。

でも、そんな中でも、光はある。希望の光。

「マザー3」。

とりあえずクリアしてから、と思ったけどいてもたってもいられなく書いている次第です。よかったです。マザーだけは束縛されていない。名作かどうかは別として、俺は好き。




うん、好き。ほんとよかった。


子供の頃ゲームをしていた時の感覚に少し戻れた感じです。マザーをやれば、子供は大人に、大人は子供になれる。なるほど。

この時代に生まれてよかったです。ぷー。