さて『「みどりのマキバオー」から見る俺的マンガ論』第3回。
一応、1,2回のリンクを。
「みどりのマキバオー」から見る俺的マンガ論:その1
「みどりのマキバオー」から見る俺的マンガ論:その2
とにかく、読んでください、お願いします。
そんで「何こいつくだらねー、なんだよこの独りよがりな意見わ!」とか「なるほど、そういう見方があるのか」とか、何でもいいから感想を抱いてほしいです。
もしマキバオーを読んだことがない人がいましたら、俺のブログを機に是非読んでほしいなーって思います。
それほどまでに、俺はこのマキバオーを推します。
さて、今回は大分マキバオーの具体的な内容に触れます。
ネタバレ必至です。
でも、いつも言ってることですが、名作ってのは内容わかってても面白いんです。
だから
ばらします。開き直りってやつです。
ところで、皆さん競馬はお好きでしょうか?俺は好きです。
競馬ってのは、賭け事なわけで、誠実な人ならあんな博打ごとなんて絶対やんねぇよとか思うのかもしれません。
確かに競馬って博打なんですが、それ以上に夢と希望に満ち溢れた存在です。
競馬ファンのほとんどの人は、競馬を賭け事というより、夢を託すものととらえているはずです。
最近では
ハルウララが有名ですね。
ハルウララは負け続けても、決してあきらめず次のレースに挑んでいます。
半強制的に。
それを見るファンは
思わず自分とハルウララを重ね、応援してしまうのです。
結局勝ててないってのがなんとも皮肉ですが・・・・。
皆ハルウララに夢を託すのです。
このように競馬は僕らの夢となり得るのです。
デビュー当時からなんか好きになってしまった馬を応援し続け、初めて勝利を飾ったときなんか最高です。
そして「自分もがんばろう」と大きな励みになるのです。
そして競馬ってのは残酷です。
勝てなかったら肉になってしまう馬もいるのです。
また、産まれた牧場が借金で破産してしまったなんて話も実際よくあります。
マキバオーでもそんな過去を背負った馬がいます。
モーリアローです。
彼は産まれた牧場の人達のため、どんな手を使ってでも勝とうとします。
汚い手を使ってでも勝とうとする、モーリアローのひたむきな姿を見た競馬ファンは
まず泣きます。
競走馬や、競馬関係者が競馬に命をかけている姿は、感動モノです。
ちなみに、アニメ版のモーリアローの話は、かなり秀逸な作品に仕上がっていました。
こっちでも泣けます。
他にも大きな運命を背負った馬がいます。
サトミアマゾンです。
俺がマキバオーに出てくる馬の中でも最も好きな馬が彼です。
かっこよすぎます。
彼は地方競馬出身です。
一応競馬を知らない方のために。
競馬には地方、中央のふたつがあります。
中央競馬は東京競馬場や中山競馬場などで開催されるレースで、地方競馬ってのは大井競馬場といった競馬場で開催されるレースです。
極端に、不平や誤解を承知であえて言うなら、中央は
金持ち、地方は
貧乏なのです。
実際、最近では地方競馬場の封鎖が頻繁に起きています。経営不振により、競馬場自体がつぶれてしまうのです。
さてそこで働いていた職員、そして走っていた馬はどうなるのでしょうか?
職員は一部は他の競馬場へ行けますが、リストラとなってしまう人も少なくありません。
そして馬は・・・・・・言うのもつらいです。
このように、今地方競馬の経営不振が深刻です。皆さんもテレビなどで見たことがあるんじゃないでしょうか。
さてこのサトミアマゾン。彼は船橋競馬場出身で、中央競馬会に進出しました。
地方競馬から中央競馬へと移る馬は多くありません。
それほど中央の馬が強く、地方は弱いのです。お金的にも。
だから中央でデビューする地方馬はそれ相応の強さを持ちます。
そして地方競馬ファン全員の期待を背負うのです。
これがね、もう競馬ファンにはたまらない設定なのよ。
特に俺は近所に地方競馬場があるせいもあって、地方馬が中央でがんばる姿はついつい応援したくなります。
このサトミアマゾンが中央でがんばるがんばる。
それはすべて地方競馬会のためなのです。
彼が回想シーンで、船橋競馬場を眺めながら言った「強い船橋をアピールして・・・
ここに人を集める・・・」っていうセリフは、
やばいです。
つの丸さんは競馬ファンのツボを知っています。
もうとにかくサトミアマゾンの一言一言がかっこよすぎる!
もうなんだ!あれだ!最高だよ!アマゾンビバ!
・・・とまぁ、ちょっと熱くなりすぎました。
なんかマンガ論とかどうでもよくなってきた。このままマキバオーの見所について語り続けたいですわ。
あーなんか、すっごい自己満な内容になってきたなぁ・・・・。いつものことですけど。
他にも好きな馬、たくさんいますけどこれくらいに抑えます。
今日のところは。
とにかく俺が言いたいことは
競馬って素晴らしい。
って大分最初と趣旨変わってるな。
でもま、少しはマキバオーのよさが伝わってくれてるかな?なんて思ってます。
なかなか核心に触れられません・・・。
次回は必ず。では。