自由広場

穿った独楽は廻る
遠心力は 今日も誰かを惹きこむ

尾崎豊さん

2005-01-29 23:15:30 | どーでもいいことつらつらと。
尾崎豊さんの歌を暗唱中。


歌詞を覚え、音を合わせる。

尾崎さんの音域は俺にちょうどいいだろ?こりゃおれの十八番になるだろ?
みたいな自信がどこからともなくわいてきたくせに。

尾崎さんの歌むずかしいわー

魂込めて歌わねば。うんうん。


というわけで練習するのでブログはこんなもんで終了!


「みどりのマキバオー」から見る俺的マンガ論:その4

2005-01-27 20:06:18 | なんとなくマンガ。
マンガはかつて、人を笑わせるためにありました。
まだ今ほど娯楽が少なかった時代。
戦後などの人々がまだ現実の厳しさに苦しんでいたころ、その現実を忘れて大いに笑わせてくれたのがマンガでした。

でもそれから数十年、娯楽は増え、人はマンガに笑いだけを求める必要がなくなりました。
そこでマンガはその姿を変えます。
笑いだけではなく、人間ドラマやスポーツ、恋や戦争など、そのジャンルを広げていきました。

今は笑いオンリーギャグマンガ、ほんとの意味での「漫画」が少なくなったと思います。
それが別にいいとか悪いとかではなく、世情に反映した真っ当な進化だと俺は考える。

そしてそれらはすべて、漫画の起源から受け継がれてきたものの結果であり、最初の漫画なくして今のマンガは存在しません。

なんてちょっとキザなことほざいてますが。

言いたいことは、今のマンガって正直どうよ?ってこと。

かつてのマンガが「人を笑わせること」のためにあったように、今のマンガも読者に伝えたいことがあって描かれているのでしょうか?

なんだか作者と読者の自己満で終わっているマンガ増えてません?
すべてとは言いませんが。

まぁほんと、相変わらず勝手な意見ですいません。



ここでジャンプマンガについて少し。

ジャンプマンガが「努力」「友情」「勝利」の3本柱の元成り立っていることは有名です。
どのジャンプマンガにもこの3本柱に則した内容になっているそうです。実際はどうか別として。

努力して強くなり、友情を分かち合い、最後は勝利する。
これがジャンプマンガの礎。

でも、なかなかどうしてジャンプマンガは短命なものが多いです。

それはなぜか。

理由のひとつに挙げられるのは強さのインフレだと思います。てかぶっちゃけある研究家が言ってました。

強さのインフレとは、つまり。
努力して勝利したとします。
すると次なる挑戦、努力が待っています。
それは前の努力よりもさらに過酷で、勝利もよりスケールの大きな戦いの元遂げられねばならないのです。
簡単に言えば読者はさらなる展開を待っているのです。一本調子じゃつまらないでしょ。

例をとってみましょう。
ドラゴンボールはこの強さのインフレを見事に描いています。
最初は地球を舞台に、次は宇宙、果ては天界にまで達しました。
また戦闘も、最初は普通の武道が、いつからか気を放ち、空を飛び、星一個丸々ふっとばしていました。
他にもキャラクター。次なる戦いのたびに色々な意味で「強い」キャラクターを作り出していました。


このように、ちょっとずつ世界観を広げて、大成功を遂げたのがドラゴンボールです。

この強さのインフレを描けたマンガは数少ないです。

スポーツマンガも同じです。
さらに強い相手と出会わなくてはなりません。
そのたびに、作者はよりよい演出をしなければならなく、これはかなりの腕が問われるんじゃないかと思います。


最初は人気があったのに、段々下がっていくマンガが強さのインフレに失敗しているマンガといえるでしょう。

いい例がワンピース。

キャラクターにしろ戦闘シーンにしろ、あまり進化していないなぁと思ってしまいます。
ブリーチ、ナルトもあぶない。


また、対策として、強さのインフレを抑えているマンガがあります。

ジョジョの奇妙な冒険、ハンターハンター辺りがそうです。

特にジョジョ。
こういう系のマンガは元々強さのゲージが存在しないのです。だからインフレが生じない。
詳しくは読んでみればわかります。



さて。これをふまえて。話を根本的な部分に戻しましょう。

そう、マキバオー。

このマンガはどうだったか。
マキバオーも、強さのインフレを抑えることができませんでした。
第2部として海外編があるのですが、舞台を広げたのは良かったがさらなるキャラクターを作り上げることができなかったようです。

それで半分打ち切りのようになってしまった。
最も連載終了してしまったほんとの理由は存じませんが。

ようはネタ切れしたんですね。

でも元々、つの丸さんもここまで続ける気はなかったんじゃないですかね。
人気が続いたから、ついつい連載が延びてしまった、そんな気もします。

長く続くかどうかよりも、伝えたいことが伝えられたか。それが名作駄作の境界線だと思う。

正直、ドラゴンボールも17巻くらいで大体終わっているのです。やりたいことは。
ただ人気があったから続けた。
それでもあそこまで楽しいマンガを描けて大人気のまま終わるのがすごいですね。
鳥山さんは急に連載をやめることを伝えたようです。さすがだ。


マキバオーはそれができませんでした。連載を続けた。
結果ドラゴンボールのようにはいかず、中途半端なところで終わってしまった。

でもね。
中途半端なとこで終わってしまったけど、最後はほんとに素晴らしかった。
伝えたいことを読者に完璧に伝えてくれました。

さてそのつの丸さんが伝えたかったことは何か。
それは皆さんの目で確かめてください。
ここで言おうかと思っていましたが、やっぱ言わない!

これは実際に読んで感じてほしいです。

マキバオーを通して感じたことが、今の俺の人格や果ては人生観にも影響しています。
夏目漱石さんや有名な作家さんの作品のように、俺に影響しました。

それほどまでに、俺にとってマキバオーの存在は大きかったです。

競馬を知っている、知らないは関係ありません。
競馬が好きか嫌いかも関係ありません。
マンガが好きかどうかも問題じゃないです。


どうかこの「みどりのマキバオー」を読んで、笑って、泣いて、そしてメッセージを感じてください。


えー。
第4回まで続いてしまったこのシリーズ。
最後まで読んでくれた方、ほんとありがとうございます。
もうほんと、今まで書いたことすべてひっくるめて言うなら。

マキバオー買って読め!ってことです。


では、また。

「みどりのマキバオー」から見る俺的マンガ論:その3

2005-01-26 10:54:39 | なんとなくマンガ。
さて『「みどりのマキバオー」から見る俺的マンガ論』第3回。

一応、1,2回のリンクを。

「みどりのマキバオー」から見る俺的マンガ論:その1

「みどりのマキバオー」から見る俺的マンガ論:その2


とにかく、読んでください、お願いします。
そんで「何こいつくだらねー、なんだよこの独りよがりな意見わ!」とか「なるほど、そういう見方があるのか」とか、何でもいいから感想を抱いてほしいです。
もしマキバオーを読んだことがない人がいましたら、俺のブログを機に是非読んでほしいなーって思います。

それほどまでに、俺はこのマキバオーを推します。


さて、今回は大分マキバオーの具体的な内容に触れます。
ネタバレ必至です。
でも、いつも言ってることですが、名作ってのは内容わかってても面白いんです。
だからばらします。開き直りってやつです。


ところで、皆さん競馬はお好きでしょうか?俺は好きです。

競馬ってのは、賭け事なわけで、誠実な人ならあんな博打ごとなんて絶対やんねぇよとか思うのかもしれません。
確かに競馬って博打なんですが、それ以上に夢と希望に満ち溢れた存在です。
競馬ファンのほとんどの人は、競馬を賭け事というより、夢を託すものととらえているはずです。

最近ではハルウララが有名ですね。
ハルウララは負け続けても、決してあきらめず次のレースに挑んでいます。半強制的に。
それを見るファンは思わず自分とハルウララを重ね、応援してしまうのです。
結局勝ててないってのがなんとも皮肉ですが・・・・。

皆ハルウララに夢を託すのです。


このように競馬は僕らの夢となり得るのです。
デビュー当時からなんか好きになってしまった馬を応援し続け、初めて勝利を飾ったときなんか最高です。
そして「自分もがんばろう」と大きな励みになるのです。

そして競馬ってのは残酷です。
勝てなかったら肉になってしまう馬もいるのです。
また、産まれた牧場が借金で破産してしまったなんて話も実際よくあります。

マキバオーでもそんな過去を背負った馬がいます。
モーリアローです。
彼は産まれた牧場の人達のため、どんな手を使ってでも勝とうとします。
汚い手を使ってでも勝とうとする、モーリアローのひたむきな姿を見た競馬ファンはまず泣きます。

競走馬や、競馬関係者が競馬に命をかけている姿は、感動モノです。

ちなみに、アニメ版のモーリアローの話は、かなり秀逸な作品に仕上がっていました。
こっちでも泣けます。


他にも大きな運命を背負った馬がいます。
サトミアマゾンです。

俺がマキバオーに出てくる馬の中でも最も好きな馬が彼です。
かっこよすぎます。

彼は地方競馬出身です。
一応競馬を知らない方のために。
競馬には地方、中央のふたつがあります。
中央競馬は東京競馬場や中山競馬場などで開催されるレースで、地方競馬ってのは大井競馬場といった競馬場で開催されるレースです。

極端に、不平や誤解を承知であえて言うなら、中央は金持ち、地方は貧乏なのです。
実際、最近では地方競馬場の封鎖が頻繁に起きています。経営不振により、競馬場自体がつぶれてしまうのです。
さてそこで働いていた職員、そして走っていた馬はどうなるのでしょうか?
職員は一部は他の競馬場へ行けますが、リストラとなってしまう人も少なくありません。
そして馬は・・・・・・言うのもつらいです。

このように、今地方競馬の経営不振が深刻です。皆さんもテレビなどで見たことがあるんじゃないでしょうか。


さてこのサトミアマゾン。彼は船橋競馬場出身で、中央競馬会に進出しました。
地方競馬から中央競馬へと移る馬は多くありません。
それほど中央の馬が強く、地方は弱いのです。お金的にも。
だから中央でデビューする地方馬はそれ相応の強さを持ちます。
そして地方競馬ファン全員の期待を背負うのです。

これがね、もう競馬ファンにはたまらない設定なのよ。
特に俺は近所に地方競馬場があるせいもあって、地方馬が中央でがんばる姿はついつい応援したくなります。

このサトミアマゾンが中央でがんばるがんばる。
それはすべて地方競馬会のためなのです。
彼が回想シーンで、船橋競馬場を眺めながら言った「強い船橋をアピールして・・・ここに人を集める・・・」っていうセリフは、やばいです。

つの丸さんは競馬ファンのツボを知っています。
もうとにかくサトミアマゾンの一言一言がかっこよすぎる!
もうなんだ!あれだ!最高だよ!アマゾンビバ!



・・・とまぁ、ちょっと熱くなりすぎました。
なんかマンガ論とかどうでもよくなってきた。このままマキバオーの見所について語り続けたいですわ。
あーなんか、すっごい自己満な内容になってきたなぁ・・・・。いつものことですけど。
他にも好きな馬、たくさんいますけどこれくらいに抑えます。今日のところは。

とにかく俺が言いたいことは競馬って素晴らしい。
って大分最初と趣旨変わってるな。

でもま、少しはマキバオーのよさが伝わってくれてるかな?なんて思ってます。

なかなか核心に触れられません・・・。
次回は必ず。では。

「みどりのマキバオー」から見る俺的マンガ論:その2

2005-01-25 22:37:43 | なんとなくマンガ。
その1の続きであります。

だいぶ熱く話しています。元々熱い自分でありまして、増してマキバオーの話となると友人の前では語る語る。

それはただ他のマンガのように楽しいってだけでは済まされない、何かがあると俺は思っているのです。
今回はその辺について、語ります。熱く。



マキバオーはスポ魂マンガです。
スポ魂マンガってのはご存知のとおり「巨人の星」や「あしたのジョー」といった、梶原一騎さんが元祖のスポーツど根性マンガです。

スポ魂マンガで重要になるエッセンスのひとつはやはりライバルの存在でしょう。
このライバルの味で、このマンガの良し悪しが決まると言っては過言ではありません。

巨人の星なら花形や伴、あしたのジョーなら力石と言ったように、彼らはマンガの中で超重要な役割を持ちます。

このマキバオーはスポ魂マンガの大きな特徴であるライバルを見事に描いています。
これはかつてのスポ魂マンガの正当後継といっていいです。
カスケード、アマゴワクチンなどなど、チュウ兵衛もそうなのです。

彼らは皆、上に挙げた力石徹に並ぶ存在感であったと思います。

特にチュウ兵衛・・・・・。彼の存在はかなり大きいです。細かいことは後々。

そしてスポ魂マンガの特徴ふたつめ。

それは、負けるかもしれないってこと。
実はコレ、どうでもいいように見えて超大事です。

他のマンガを例にとりましょう。
例えば戦闘マンガ。ジャンプで言えばジョジョやワンピース、そしてドラゴンボールといったマンガは、必ず主人公は勝ちます。
読者が楽しむのはどうやって勝つかなのです。
ですからその勝ち方次第でそのマンガの面白いつまらないが決まります。
ある意味厳しいですね、こういう系のマンガは。

対してスポ魂は、負けることもあるのです。
今連載しているマンガなら「はじめの一歩」なんかもそうですが、とにかく主人公が勝つとは限らない。
だから読者は毎回ハラハラものです。勝つか負けるか。
もちろん、どうやって勝つかってのも注目しますが。

俺の場合、ほんと次の回が待ち遠しかったですね。
負けるかもしれない、負けないでくれ!勝たせてやってくれ、つの丸!って。

とにかくこの、必ずしも勝つとは限らないってのも楽しさのひとつでした。


まだまだマキバオーに関して言いたいことはあります。

次に言いたいことは馬がしゃべることなんですよ。
人と馬が普通にしゃべるんです。

これって斬新ですよね。
競馬という、すっごいリアルな世界の中で馬と人間がしゃべっている。

他の競馬マンガにはできない、つの丸さんだからこそできる芸当かなと思います。

この馬がしゃべることにより、滑稽で笑い路線な話になると思ったらそれは大間違い。
逆にとてつもなくシリアスな展開が待っています。
レース中も馬達がお互い話し合い、レースをさらに楽しませてくれます。

でも、馬が話すことの意図は他にもあると思うのです。
それは、馬が話すというよりも、このマンガでは人間が馬と同じ目線にいることだと思うのです。
馬も人間もその垣根を越えて、同じ生きるモノとして接し合っている。
ここに温かさみたいなものが沸いてきます。
この辺りがつの丸さんらしいな~って思うんですけども。


今回のことをまとめましょう。
マキバオーはスポ魂です。
強くなり、ライバルと戦い、時には勝って喜びに浸り、時には負けて涙をのむ。
この熱~い展開がなんとも言えない。
そんでもってそのライバル達の存在の大きさ。
力石徹は死んだとき、マンガのキャラクターでありながら現実に葬式を開いたくらいなのです。
それほどライバルって重要なのです。
ドラゴンボールのべジータなんかもいい味だしてました。
影の主役と言ってもいいですよね、ライバルは。
そして熱さと同時に温かさもこのマンガには溢れている。
馬と人間が平等に描かれている。
別に動物愛護を唱えているわけじゃない。
そんな愛護とかどうか気にする以前の段階にあるべきなのです。



まだまだです。

語りきれていません。
今回はここまでにとどめて、次回はネタバレ上等な感じで行きたいと思います。
そして、マンガの楽しさだけでなく、人生観なんかも語りだす始末になりそうです。
では、また。

「みどりのマキバオー」から見る俺的マンガ論:その1

2005-01-24 17:54:53 | なんとなくマンガ。
あなたが一番好きな漫画は何ですか?

そう聞かれたら俺はあえてこの「みどりのマキバオー」を選びます。

この作品の完成度は、一見おざなりに見えて実は超一級品の仕上がりになっていると思うのです。

今回、このマキバオーを通して、俺の独断と偏見いっぱいのマンガ論を展開したいと思います。
長くなりそうですが、俺にとって今回のブログはいつも以上に魂込めてます。
それほどマキバオーに思い入れが強く、コレを通して何かを伝えたいな、って思ってます。どうかお付き合いください。


マキバオーが連載されたのは今から9年ほど前でした。ってもうそんな前なのか!
当時自分は小学生でした。若いね。

連載されていた雑誌は少年ジャンプ。僕らの愛読書です。
ジャンプは当時黄金時代真っ只中でした。

ドラゴンボールを始め、スラムダンク、るろうに剣心、幽遊白書にジョジョの奇妙な冒険他多数。身震いしそうです。
今では考えられない超豪華なラインナップです。

どのページを開いても名作。面白かった。
そんな中にこのマキバオーはありました。

連載開始時、マキバオーの評価は決していいものではありませんでした。
絵は汚い、話も大して面白くない。そんな感じでした。
そう長くはないだろう。
そんな気配がありました。


でも俺は作者のつの丸さんの前作、「モンモンモン」が大好きだったのでマキバオーを楽しみにしていました。
モンモンモンも絵は汚く、ストーリーもめちゃくちゃなとこはありましたが、すっげー笑えたし、泣ける話も多かった。

さてマキバオーはどうなる。
モンモンモンほどは続かないのだろうか・・・・なんて思ってました。


しかし。

マキバオーは大ブレイクしました。
アニメ化もされ、関連商品も売れた売れた。
つの丸さんの代表作品となりました。

これほど売れたのは非常に深いテーマがマキバオーに根付いているからだと、俺は思うわけです。

ここで少し「みどりのマキバオー」のストーリーについて。

簡単に言ってしまえば競馬マンガです。
マキバオーことうんこたれ蔵が主人公で、馬。
彼は馬とは思えないくらい体が小さく、ケツは大きく、足は太い。毛色は馬としては珍しい白毛でした。
競走馬として産まれたはずが、あまりにも醜い姿だったのでミドリ牧場の牧場主飯富源次郎は競走馬に育てることをあきらめます。
周りの同い年の馬にもなめられ、いじめにあいます。そんでもって極度のマザコン。


ここに、このマキバオーの一つ目のキーワードがあります。それはつまり「醜いアヒルの子」。
この醜いアヒルの子が、どうやって大物へと変身していくのかが見もので、それを読むぼくらは自然と勇気付けられます。


話は戻って。

そんな風に親離れもしないで毎日を過ごすたれ蔵でしたが、あるときその母親であるミドリコが借金のカタとして他の牧場へ連れて行かれてしまいます。

泣き叫ぶマキバオー。そしてその日の夜たれ蔵は硬い柵を破って牧場を抜け出します。

母親がいるヒゲ牧場への道の途中、たれ蔵はねずみのチュウ兵衛と出会います。
このチュウ兵衛が超重要キャラとなります。

チュウ兵衛と共に旅し、ついに母親と出会うたれ蔵。そしてそばに親がいなくても立派な馬になることを誓います。

母親と別れ、牧場へと帰る途中、たれ蔵は馬の調教師であり、源次郎の兄でもある飯富昌虎と出会います。
昌虎はマキバオーの潜在能力に目をつけ、競走馬として育てることを決意します。

こうして、うんこたれ蔵ことマキバオーの競走馬としての人生(馬生)が始まります。

たれ蔵は頼れる仲間や強いライバルに囲まれ、日本、そして世界の頂点を目指します。
トラウマで馬に乗れなくなった騎手山本菅助、黒き帝王カスケード、スタミナの覇者アマゴワクチン、ダート王ニトロニクス、クラシック牝馬アンカルジア、借金で牧場がつぶれてしまったモーリアロー、そしてなんといっても地方最強馬サトミアマゾン。


もうね、とにかくね。
競馬ファンだったら何回読んでも泣くよ。

とにかくツボだらけ。

当時俺は競馬ってものを知らず、これを機に競馬に興味をもち始めました。
俺の友達も皆好きになりました。
俺の世代に競馬ファンが多いのは、ナリタでもオグリでもなく、このマキバオーのおかげです。

そして、競馬ファンである今、この「みどりのマキバオー」を読み返すと、号泣します。

もちろん、競馬を知らなくても面白いし、泣けます。
でも知らない人はこれを読んで競馬を知りたくなるはずです。



さて。この漫画の素晴らしい点について深く考えてみなければなりません。
多くの人はマキバオーなんかより楽しいマンガはいっぱいあると思っているでしょう。
確かにそうかもしれません。俺の独りよがりで勝手な意見ではあります。
でもマキバオーは、そしてつの丸さんはドラゴンボールやスラムダンクに囲まれながら、いや、囲まれていたからこそ、他のマンガに負けない名作を作ったと思います。
もっと言ってしまえばドラゴンボールよりも面白いかもしれない。
ああ、コレは言いすぎかもですね。

と言うわけで次回、このマキバオーについて色々勝手なことを述べたいと思います。
久々に長くなりました。お付き合いいただいた方、ありがとうございます。

多分次も長くなります。

僕と漫画喫茶(この物語はフィクションであり実在の・・以下略)②

2005-01-23 20:20:10 | どーでもいいことつらつらと。
エンドロールの扉を開けると、女性店員さんの「いらっしゃいませ」という声が聞こえた。
店内の第1印象は、そう、狭かった。
入り口のすぐ横には本棚が並び、ずらりと漫画が並んでいる。雑誌もある。
本棚と本棚の隙間から客席が覗け、そこには何人かの客が本を読みながら食事をしていた。


店員さんが「お好きな席へどうぞ」と言いながらレジの何かのボタンを押した。

僕はあわてて面接を受けにきたことを話す。
すると店員さんは笑顔で「少々お待ちください。」といって奥へ入っていった。

僕もつられてレジの方へ近づいた。右に通路があり店内は以外に広いことがわかった。
レジの奥にはキッチン。そこでは60歳前後の男性が料理をせっせと作っている。忙しそうだ。
ちょうど昼飯時だった。

何かが違う。僕が思っていた漫画喫茶とは何かが違う。
漫画喫茶ってのは、もっとこう、落ち着いた雰囲気の場所ではないのだろうか。
僕は漫画喫茶に来たことがなかった。
僕が頭に描いていた漫画喫茶予想図では、こんな活気は存在しなかった。

店員さんが戻ってきた。
「こちらへどうぞ」
客席へ案内された。4人座れる座席に、一人の男性が座っていた。
「どうぞ」
言われるままに向かいの席に座った。

30代くらいの、色の黒い誠実そうな男性だった。目から仕事に対する熱意が湧き出ていた。話し方もそれを形容していた。

彼とアルバイトの内容や入れる時間帯などについて話し合った。
僕は、彼の下でなら働くのも悪くなさそうだな、なんて考えていた。

このバイトの募集記事を見たときから気になっていることがあった。
それはバイト条件の欄に書かれていた「軽い調理ができる人」だ。
僕は普段料理なんてしない。しかし、軽い調理って一体何?
お湯を沸かすくらいならできますが。

その辺について聞いてみると、彼はこう答えた。

「揚げ物を作るために油を使うんだ。他にはスパゲティの麺をゆでたりとか、そういった簡単な調理だけだから。」

なんだ。それだけか。なら安心。

こうして面接は終わった。結果は後日電話するそうだ。

相手の印象は悪くなかったと思う。

でも漫画喫茶のバイトは人気があるらしいから、ここも競争率は高いかもしれない。
僕は飲食店のバイトの経験はないし、料理もできない。売り込めることいったら家から近いことくらいのもんだ。

でもまぁ、やるだけのことはやった。


それから4日後。エンドロールから合格の電話が来た。面接をした人の声だった。
1週間後の研修に来てほしいとのことだった。

よかった。とりあえず金を稼げる。
俺はその安堵感で精一杯で、他のことは考えなかった。

あの面接をしてくれた人が店長なのだろうか。ということは調理場にいたおじさんは専属のコックか?
なんてことはどうでもよかった。


とにかく1週間後の研修でやるべきことを叩き込んで、楽して稼いでしまおう。
それが漫画喫茶なのだから。

続く。(かもしれない)

優香や山口百恵が卒業したアノ学校。

2005-01-22 23:49:22 | どーでもいいことつらつらと。
朝、生徒の電話で起きました。



「先生、面接受かったよ!」



滑り止めの私立高校。

ひとまず安心しました。
次なる本命を目指して、がんばれ若人よ!
俺もできる限りの協力しますから。

思えば家庭教師をするようになってはや8ヶ月。

初めての生徒で、最初はどうなるものかと思っていましたが。自分としてはすごくうまくいっていると思う。

最初の生徒との出会いで今後の家庭教師生活が左右されるといっていい。俺は生徒に恵まれました。


今はただ、おめでとう。

なんか昨日、混雑していますとかで更新できなかったぞ。

2005-01-21 17:15:26 | どーでもいいことつらつらと。
こんにちは、友親です。

昨日、面白いことを発見しました。いや他の人から見れば当たり前のことなのかもしれませんけど。

俺、てっきりこのブログってgoogleとかyahooで検索できないと思ってました。

gooの、しかもgooブログだけで検索ヒットするものと思ってました。
が、しかし。
昨日何気なくgoogleで「南友親」と打ち込んでみたところ、4件ほどヒットしました。

そのうちのひとつに我がブログがあったのです。


ところが、他の単語、例えば「源平討魔伝」だとか「カンニング」ではヒットしないことがわかりました。

それに対し、「自由広場」とか「ザ・成人式」といった題名はひっかかるようです。
これってきっと当たり前のことなのでしょうが、俺は知りませんでした。



と、いうことは。


このブログの名前や、左上にあるブログの紹介文、そしてブログのタイトルを検索にひっかかりやすい言葉にすればコレを見てくれる人が増えるのではないか。

と貪欲に思いついたのです。


最近どーも人が見にこなくて、まぁ別にどーでもいいやとか思ってましたけど、ちょっと新しい企画としてたてたいと思います。


つーか最初に言っていたことですが。
目指せブログランク100位内。
ってことでちょっとこれからうちの名前がコロコロ変わるかもしれませんがそこんとこヨロシク!

まじっすか・・・・

2005-01-19 21:07:26 | どーでもいいことつらつらと。
金八先生の脚本家、小山内さんが降板だそうです。


小山内さん、ガンだそうです。

小山内さんが心配なのはもちろんですが、それ以上に心配なのは金八先生です。

脚本は清水有生さんが引き継ぐそうです。ってこの人誰よ?

調べてみるとドラマ「あぐり」など多数の作品を手がけている方とか。



金八先生は第1シリーズからずっと、小山内さんが脚本を行ってきました。

金八先生は毎シリーズ、時代を先取りしたテーマが好評で、坂本金八こと武田鉄矢さんの名演技も相まって泣かずにはいられません。

その時代の中学生の気持ちを見事に描き(少し大げさとも言われていますが)、その時代を反映した社会問題に敢然とぶつかっていきます。

これは小山内さんだからこそできた、なんて思ってしまう。
第11話以降、脚本家が変わったことでどういう変化が起きるか。吉とでるか凶とでるか。

そこら辺も注目です。


小山内さんのいち早い復帰を願っています。