スパロボ記事更新の途中ですが、新しいゲームを入手したのでご紹介。デビルサマナーシリーズの新作、『葛葉ライドウ対アバドン王』です。
まず突っ込みたいのが、タイトル長すぎ。アニメの映画化かなんかかと思わされます。従ってこのシリーズから手を出そうという新しいお客さんを全く意識していません。リピーターにしか声の届かない告知の仕方。最近の女神転生系は初心者向けに仕上がっているというが、タイトルからして真逆の方へ向かっています。
前作『葛葉ライドウ対超力兵団』は2年前に発売しています。大きなタイトルと発売時期が重なって売り上げはイマイチだったという記憶があります。
前作にはいろいろな点で「粗」があり、ユーザーからのニーズに応え、それらの部分を修正して満を持して発売されたのが今回のアバドン王だったのです。今回は時期的にも大きなライバルソフトがないし正直な市場を築けたことでしょう。
レビューのサイトを覗いても満足度は高く、根っからのアトラスっ子の自分としては買わない理由がない、ってことで入手した次第です。さて、内容の方は・・・・・・。
僕は前作『超力兵団』をプレイしていませんが、登場人物や舞台設定にさほど引っかかるものはありません。ただ、せっかく舞台を大正にしたのなら、当時の建築物や人々の恰好や話し方などをもっとリアルに再現してくれてもよかったかなと思います。独特の味とこだわりを追求するのが女神転生ですから、他の作品の猛追を許さぬためにもわが道を突っ走って欲しかったです。ぱっと見で普遍的、アトラス作品の中でもペルソナ3や4に近いと感じます。せめて、通貨は円じゃなくて銭からにして欲しかった。至るところで雰囲気をぶち壊し、これじゃあ本末転倒です。
同じようなことがストーリーでも言えます。主人公は探偵で本筋と並行して事務所への依頼をこなすサブクエストのようなものが用意されているのですが、そちらばかりしていると本筋がどうでもよくなってしまいます。元々ストーリーに魅力がなく、それを製作者自らが認めるかのように、中和剤としてクエストをたくさん盛り込んでいる節があります。街が壊滅の危機に瀕しているのに、傘屋の親父の経済事情心配してる場合かよって感じです。
本筋逸れまくった人のためにストーリーの流れをまとめた探偵手帳や、時に応じて事務所で会議を開いて人物関係を復習したりするのですが、これは完全に蛇足。ファミコンのアドベンチャーじゃないんだからさ。製作サイド的に見やすいフラグを立てるために設定したことがバレバレかと(多分、随所で発生する地震もその類じゃないかと勝手に思っています)。前作がどのようなシステムだったのか知らないが、会議はマジで要らないですよ。元々ストーリーがあるようでないのが女神転生なんですから、しつこくストーリーを回想させられてもつまらんアニメの再放送を見せられているようで興ざめ。それよりもどんどん本筋を進めさせる魅力を持たせるのが肝要だと思います。
マップ移動の際に電車を利用するのですが、なかなか運賃が高くて序盤は経済的に苦しみます。さらにバナナの皮で滑って1000円落とすとかいうトンデモな展開もあったりして財布の中が常にさびしい。これはこれでコアゲーらしくて良いな、とMな自分は思っていました。
ところが、麻雀ができるようになってからバランス崩壊。東風4局だけで2万近く稼げてもうお金に困ることはありません。これ麻雀知らん人不利やろ。てか、事務所で賭け麻雀やるのって、大正時代は知らんが現代的にはやばいんじゃねーの? 他ゲーだとメダルやらポイントやらとかで上手くごまかしてる(確か龍が如くも直接的じゃなかった気がするのだが)のに対し、このゲームでは点数計算と同時に万券の取引がなされている。さすがにこれはリアルで真似をする助長に繋がるんじゃないかなぁ?
とまぁ色々マイナスな面を書きましたが、戦闘システムその他はピカイチです。合体システムは揺るがぬ事実としてやはり面白いし、仲魔とのコミュニケーションも楽しい。
ただ、仲魔を召喚して偵察やら変装やら、邪魔な壁を壊すというものがある。これは完全にポケモンのひでんマシンなのだが、いくらなんでも盛り込む必要のない要素という気がします。ただのパクリじゃん。しかも一々召喚する仲魔切り替えるのめんどくさいし。常に変装や人物の心を読む読心術を持った仲魔を所持していなくてはならないってのが煩わしい。自分のPTくらい自分色に染めさせておくれよ。
これだけ文句や注文を書き連ねるのは、やはり、もっともっと究極に面白い女神転生が出るのを期待している自分がいるからだと思います。どうしようもないゲームにはここまでいちゃもんつけません。ほんと自分はデビサマ好きだなぁと書いていて改めて思いました。
まだゲームは序盤の序盤。麻雀でお金溜めてより強いPTを作っていきたいと思っています。
まず突っ込みたいのが、タイトル長すぎ。アニメの映画化かなんかかと思わされます。従ってこのシリーズから手を出そうという新しいお客さんを全く意識していません。リピーターにしか声の届かない告知の仕方。最近の女神転生系は初心者向けに仕上がっているというが、タイトルからして真逆の方へ向かっています。
前作『葛葉ライドウ対超力兵団』は2年前に発売しています。大きなタイトルと発売時期が重なって売り上げはイマイチだったという記憶があります。
前作にはいろいろな点で「粗」があり、ユーザーからのニーズに応え、それらの部分を修正して満を持して発売されたのが今回のアバドン王だったのです。今回は時期的にも大きなライバルソフトがないし正直な市場を築けたことでしょう。
レビューのサイトを覗いても満足度は高く、根っからのアトラスっ子の自分としては買わない理由がない、ってことで入手した次第です。さて、内容の方は・・・・・・。
僕は前作『超力兵団』をプレイしていませんが、登場人物や舞台設定にさほど引っかかるものはありません。ただ、せっかく舞台を大正にしたのなら、当時の建築物や人々の恰好や話し方などをもっとリアルに再現してくれてもよかったかなと思います。独特の味とこだわりを追求するのが女神転生ですから、他の作品の猛追を許さぬためにもわが道を突っ走って欲しかったです。ぱっと見で普遍的、アトラス作品の中でもペルソナ3や4に近いと感じます。せめて、通貨は円じゃなくて銭からにして欲しかった。至るところで雰囲気をぶち壊し、これじゃあ本末転倒です。
同じようなことがストーリーでも言えます。主人公は探偵で本筋と並行して事務所への依頼をこなすサブクエストのようなものが用意されているのですが、そちらばかりしていると本筋がどうでもよくなってしまいます。元々ストーリーに魅力がなく、それを製作者自らが認めるかのように、中和剤としてクエストをたくさん盛り込んでいる節があります。街が壊滅の危機に瀕しているのに、傘屋の親父の経済事情心配してる場合かよって感じです。
本筋逸れまくった人のためにストーリーの流れをまとめた探偵手帳や、時に応じて事務所で会議を開いて人物関係を復習したりするのですが、これは完全に蛇足。ファミコンのアドベンチャーじゃないんだからさ。製作サイド的に見やすいフラグを立てるために設定したことがバレバレかと(多分、随所で発生する地震もその類じゃないかと勝手に思っています)。前作がどのようなシステムだったのか知らないが、会議はマジで要らないですよ。元々ストーリーがあるようでないのが女神転生なんですから、しつこくストーリーを回想させられてもつまらんアニメの再放送を見せられているようで興ざめ。それよりもどんどん本筋を進めさせる魅力を持たせるのが肝要だと思います。
マップ移動の際に電車を利用するのですが、なかなか運賃が高くて序盤は経済的に苦しみます。さらにバナナの皮で滑って1000円落とすとかいうトンデモな展開もあったりして財布の中が常にさびしい。これはこれでコアゲーらしくて良いな、とMな自分は思っていました。
ところが、麻雀ができるようになってからバランス崩壊。東風4局だけで2万近く稼げてもうお金に困ることはありません。これ麻雀知らん人不利やろ。てか、事務所で賭け麻雀やるのって、大正時代は知らんが現代的にはやばいんじゃねーの? 他ゲーだとメダルやらポイントやらとかで上手くごまかしてる(確か龍が如くも直接的じゃなかった気がするのだが)のに対し、このゲームでは点数計算と同時に万券の取引がなされている。さすがにこれはリアルで真似をする助長に繋がるんじゃないかなぁ?
とまぁ色々マイナスな面を書きましたが、戦闘システムその他はピカイチです。合体システムは揺るがぬ事実としてやはり面白いし、仲魔とのコミュニケーションも楽しい。
ただ、仲魔を召喚して偵察やら変装やら、邪魔な壁を壊すというものがある。これは完全にポケモンのひでんマシンなのだが、いくらなんでも盛り込む必要のない要素という気がします。ただのパクリじゃん。しかも一々召喚する仲魔切り替えるのめんどくさいし。常に変装や人物の心を読む読心術を持った仲魔を所持していなくてはならないってのが煩わしい。自分のPTくらい自分色に染めさせておくれよ。
これだけ文句や注文を書き連ねるのは、やはり、もっともっと究極に面白い女神転生が出るのを期待している自分がいるからだと思います。どうしようもないゲームにはここまでいちゃもんつけません。ほんと自分はデビサマ好きだなぁと書いていて改めて思いました。
まだゲームは序盤の序盤。麻雀でお金溜めてより強いPTを作っていきたいと思っています。