基本的に、「統計」というものが嫌いです。視聴率とか天気予報なんかも統計なので、僕は好きじゃないし断じて信用しません。ヨシズミなんて絶対信じないんだからっ!
特に最近気に入らない統計は、「朝ごはんをちゃんと食べている子はテストで良い点が取れる」という統計です。これはいわゆるパラドックスってやつで、何も朝飯食って脳が活性化されてテストで高得点をマークできるわけではなく、朝飯ちゃんと食うような几帳面な奴は、勉強も頑張るからテストも良い点取れるってだけなんですよねきっと。
だからこの統計を見た残念な子が、「うわ、俺も明日から朝飯ちゃんと食おう」と決意して、本当に実行できたとしても、すぐに結果として良い点取れると思ったら大間違いです。
統計というのは、人の群集心理の弱みに付け込んだ、広告側の作為的な誘導に過ぎない、と自分は考えています。世の中の多くの人が朝飯を食べるようになったら、必然的に小麦や米といった穀物の消費量が増えるわけです。関係者はウハウハになれるのです。価格高騰の時期にこの手の統計をよく見かけるのは、こういった作為的な催促があるからだと思います。
つまるところ、テストで良い点取りたきゃ生活面や内面から変えていかないとダメということです。その中に朝飯をちゃんと食うっていう項目があるだろうし、他にも、ティッシュとハンカチを持っているだとか、無遅刻だとか、給食を残さず食べるだとか、縦笛を使い終わったら必ずあのティッシュを挟める棒で掃除をするだとか、あらゆる項目も含まれなくてはいけないのです。
だから、「朝ごはんをちゃんと食べている子はテストで良い点が取れる」という統計と同時に、「縦笛を毎回使い終わったらティッシュを挟む棒で中をちゃんと掃除する子はテストで良い点が取れる」という統計も発表されるべきなのです。そしてあの棒を作っている業者さんはウハウハになれるのです。
ちなみにあの掃除棒、クリーニングロッドっていうらしいです。「状態異常を回復」っていう効果のありそうな、RPGででてきそうな杖みたいな名前ですね。