自由広場

穿った独楽は廻る
遠心力は 今日も誰かを惹きこむ

天皇賞秋in2010

2010-10-31 18:40:22 | 恐縮ですが競馬
うーん、納得の決着、ですが。


曇天の秋天皇賞、やや重で行われる東京2000、今年はメンバー脆弱の声も聞こえましたが、例年こんなもんと自分は感じます。ていうかむしろ、今年は将来性抱負な、古馬若馬ともに好メンバーが出揃ったと感じるくらいです。
ゆえに予想は難しかったです。


前言通り内枠の馬から買うことにしました。引いちゃいましたねブエナビスタが。内枠の牝馬は人気問わず買おうと思っていました。よりによってブエナビスタが一枠とは。

もはやブエナには逆らえませんが、2着以下は混戦。思ったよりも人気をしていない馬からという方針で、やはり内枠のオウケンサクラ、そしてスマイルジャックの複勝で勝負してみました。来たらラッキー程度で。他は堅実にブエナとシンゲンの馬単裏表など、まああくまで狭く攻めた次第。



うーん果たしてこのレース、突っこみたいところが山ほどあります。

まず自分がやってしまった失敗。最後の直線で、ブエナとジャガーメイルを見間違えたことです。

ちょうど画面が切り替わるかどうかの瞬間、ジャガーメイル(自分はブエナと勘違い)が危険な競馬をしたものだから、「おいおいこりゃ降着だろ!」とテレビに向かって叫んでしまいました。

でもって17番人気で自分が複勝を買っていたオウケンサクラが4着と粘ったものですから、不謹慎ながらブエナビスタの降着を願ってしまったのです(邪魔したのはジャガーメイルだからそんなことあるわけない)。


グリーンチャンネルさんがなかなかVTRを見直させてくれないからやきもきしましたよ。あっけなく3着まで決まったときは裏組織の暗躍を感じたくらいでした。「スミヨンかっこいいからって優待されすぎだよ!」みたいな。


いやー後々VTR見直して私赤面っす。もうなんか競馬とは関係ないところで一人相撲しちゃってました。


さて。1着は順当にブエナビスタです。強いことは分かってましたし、スミヨンさんの騎乗技術はさすがでした。でもちょっとでも内を塞がれたら終わってましたよね・・・乗り手の指示に即座に従うブエナの素晴らしさも光っている競馬でした。
そして最速の脚を見せ2着のペルーサ。これは来たら仕方なしと思っていたので返す言葉もありません。やはりこの馬は強い。ただ信頼を寄せるのはちょっと怖い。ジャパンカップも出るのなら精神面のさらなる上乗せを期待したいですね。
3着アーネストリーはいよいよGⅠブロンズコレクターの称号を獲得する勢いですね。何かもう一つ武器が増えるといいのですが。先行力だけではGⅠを勝てない、そんな気がしてしまいます。ローカル向きなのかな?


4着。惜しかったぞオウケンサクラ!!
先週のビッグウィークに続いて、バゴ産駒の暴走に思い馳せたのですが、もう一歩でした。複勝がきてれば20倍以上の配当でしたが。うーん悔しい!

そしてそして5着。この馬こそ今日の功労馬。7歳にしていよいよ本領発揮かネヴァブション。カッチー騎乗停止が効いているわけですが、後藤騎手がショウワモダンでなくこちらを選んだ時点で嫌な予感はプンプンでした。7,8枠の大外勢では最上位、これは今後もGⅠを走ってくるとしたら見捨てておけません。特に今日や毎日王冠のような馬場の渋った日、父マーベラスサンデーの血が吠えますよ。





さて、さらに今日は突っこみをいくつかしたいです。


このレースの価値、なのですが。あくまで個人的、自分の素人的見解で、今年の秋天皇賞は、今後を占う物差しにはしにくいレースだったと確信しています。

内枠のブエナビスタが圧勝なのは全てが味方したからといえるかもしれません。必然の勝ち。
ですが、2着以下の馬に関して、例えば同じメンバーでまたレースをしたとして、順位が逆転する可能性も十分ある、そんなレースだったと思うのです。

先行馬以外は、枠順や展開コース取りの有利不利を大いに受けたと感じます。エイシンアポロンは気の毒だし、シンゲンが思ったほどでないのもコース取りがあったかもしれません。アリゼオも大外が響きましたね。その中でのびのび伸びたペルーサはちょっと鬼かもしれない。スマイルジャックは・・・一番押しだったのですが・・・やっぱ距離長いかね。


まあ色々と思いの残るレースでしたよ。結果的に堅いレースになっちゃいましたし、深追いすると当たっても撃沈の可能性がありました。なので穴に絞って楽しめただけで良しとします。オウケンサクラほんとよく頑張ったよ。





以上、長かったですが天皇賞秋回顧でした。



さて、今日は東京の新馬戦にて、いよいよダンスファンタジアがデビューしました。

断然一番人気、難なく勝利をものにしました。ただ、馬券的にはまだ機は熟していません。馬券として買うのはもう少し先になりそうです。もちろん今後も華々しい活躍を期待します。



さてさて教訓でシメ。
「雨上がりやや重のマーベラスサンデー」
本日の東京7レース、芝の1800メートル500万下。名手蛯名騎手に導かれユメノトキメキが勝ちました。お父さんはマーベラスサンデー。今日のような雨上がりの東京で、最近よく目にする名前です。毎日王冠や今日の天皇賞で上位に来たネヴァブションもマーベラスサンデー産駒。恥ずかしながら現役時のマーベラスサンデーの走りをよく知らないのですが、産駒は「やや重」でやたらと爆走しているみたいです。これは要チェックや。

今日の東京開催は中止。

2010-10-30 10:53:46 | どーでもいいことつらつらと。
東京開催は台風のため延期!
レースは月曜に行われます。

これは土曜仕事の自分にはちょっと嬉しい。月曜夕方から仕事ですが、それまで現地観戦しちゃおうか、ってくらいですよ。まあ土曜東京競馬行こうと思っていた方や、海外遠征のため月曜のレース全て乗り替わりの藤田騎手には、気の毒な話ですが・・・。



それはさておき本日はスワンステークス。名前の可愛さに逆行して荒れます。大荒れが基本オプション。「実績微妙なのに一番人気に押し上げられた馬が、大いに裏切ってくれる」っていうのが例年の荒れる要素で、今年は抜群に当てはまっています。一番人気グランプリエンゼルなんて、3ヶ月前なら予想だにできませんでした。ここ最近5戦の重賞成績は全て10着以下。オープンでは勝ててもなかなか重賞は・・・というイメージですね。軸にはなかなかできない。好きな馬ですけどね。あっさり勝っちゃう可能性もないことはない。




西園厩舎三頭参戦というのも気になりますが、基本こちらは穴に賭けます。人気が割れているので穴でもあまり美味しくなさそうですが、思ったほど人気していないという意味ではヘッドライナーとプレミアムボックスが気になります。ってヘッドライナーいつの間にか3番人気だ。じゃあプレミアムボックスに絞ってみます。


まあその程度でとどめておきます。日曜月曜と長い開催なので、今日は財布の紐は堅くしておきましょう。先週の儲けをうまく転がせるよう、慎重にレースを見定めていきたいです。

斉藤惇夫著「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」

2010-10-29 16:15:03 | きままに一冊。
ガンバ♪ ガンバ♪ ガンガンガンバ♪


「ガンバの冒険」といえば、幼少時代の僕に熱き血潮と若干のトラウマを植えつけてくれた、知る人ぞ知る名作冒険アニメ。何か思いがけない壁にぶち当たったとき、がけっぷちぎりぎりを渡るような事態にでくわしたとき、僕は心の中で、ガンバのように「しっぽを立てろ!」と鼓舞します。たくさんの勇気をくれた素晴らしいアニメでした。


その「ガンバの冒険」の原作となっているのが「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」。アニメが7匹程度の仲間達だったのに対し、原作は15匹であったことにまず驚かされます。さらに「しっぽを立てろ」という名ゼリフは、原作中に一度もなかったと記憶します。


アニメの印象が強烈なせいか、読んでいるとどうしても、頭の中ではアニメのキャラクターが動いたりしゃべったりしていて、ガンバの声は野沢さんの声で脳内再生される始末。これがいいのか悪いのかわかりませんが、すんなりと世界へ入りこめたのは良いことでした。ただ原作のガンバはアニメほど勇敢ではなく、事なかれ主義というか、その場の勢い任せに行動していて、周囲に飲まれて担ぎ上げられているようでした。それがガンバの内面で葛藤として、さりげなく描かれている点にも注目です。

圧倒的な強さを誇る、ノロイ率いるイタチ集団に対して、個々の得意技を駆使して、知恵を出しあい力をわけあい、小さいながらも奮闘するガンバらネズミたち。どうしようもない絶望的な状態を、各々の一つだけでは成立しない能力を掛け合わせて、勇気をふりしぼって克服していくという構図は、以降の様々な作品にも大きく影響していると感じます。マンガ「ワンピース」なんかはまさにそれで、原作者がこの本を読まれているかどうかは知りませんが、通ずるものがありますね。読んでいる人たちに勇気を与えます。



近頃はあまり「これはっ!」と思える本がなく、私生活共々沈みがちな日々だったのですが、久々に夢中になって読むことのできる本に出会うことができました。アニメを知っている方はぜひぜひ、原作のほうも手にとってみるとよろしいかとお勧めします。原作を既読の方は、アニメをどう感じるか、機会あれば観てほしいです。

子供向け、と銘打ってありますが、大人が読んでも十分歯ごたえのある作品、むしろ大人こそが読むべきものと実感しています。子供のころ読んでたら、それこそ大きなトラウマを生んでいたかも・・・です。それくらいノロイたちが恐ろしいんだよね。

秋競馬にそなえて

2010-10-28 13:13:22 | 恐縮ですが競馬
今年の三歳牝馬はアパパネの総取りでしたが、牡馬のほうは、各三冠+二歳王者を別の馬が制したので、必然「GⅠ馬」が増えていることになります。まあ去年もそうなのですが、相対的に見ると、どうも今年の方が総合能力は上かなと思えてきます。4歳勢は本調子になれない子が多すぎる。


こうなると秋競馬は大変悩ましいものですね。凱旋帰国のヴィクトワール、着実にに力を付けているローズキングダム、菊で開花したビッグウィーク。アリゼオやエイシンアポロンも覆さんと虎視眈々です。

どのお馬も魅力的ですが、エイシンフラッシュだけは注意が必要です。

どの競走馬も、その馬自身だけを見ていればいいのですが、経験からいって、やはり「血のはらんだ運命」というものを無視できません。遺伝子レベルで、馬の能力以上の何かを背負い込んでしまうことは多々あります。


エイシンフラッシュの父キングズベストについて、以前種牡馬考察を書いたのですが、そこから振り返ると、キングズベストは「筋肉痛でイギリスダービーを回避、態勢を整えて挑んだアイルランドダービー競走中に怪我をしてそのまま引退を余儀なく」しているのです。これ、今回のエイシンフラッシュにドンピシャ当てはまっちゃってます。
症状も同じ筋肉痛ですから、親子の皮肉な縁というのも否定できませんね。

ついさっきいったように、競馬は血統が全てというわけではないですから、エイシンフラッシュ自身を見てあげればいいのですけれど、それでも無視できない「データ」なわけです。馬券的な意味でいえば、ダービー馬の次走はあまり厚く買えないということになりますね。


エイシンフラッシュの次走は確かジャパンカップだったと思います。得意の東京クラシックですから強気にいきたいですけれど、まずは無事に走り終えてくれることを祈るばかりです。




話は変わって秋天皇賞。メンバーが揃いました。あまりに自分の好きな馬が出すぎで目移りしてしまうので、今回はほぼ静観でいこうと踏んでいます。あえて買うなら、内の馬、さらには先行馬から勝負ですかね。なかなか予想を立てるのは難しそうです。

Falbrav

2010-10-27 13:24:45 | 海外種牡馬考察
今最も頭を悩ませてくれる海外種牡馬がこのファルブラヴ。名前の柔らかさのわりに、色々な意味で、ブレが大きいというか、来る来ないの境目を見出せない産駒が多いのが個人的な印象。しかし将来性では今最もホットな海外種牡馬の一頭でしょう。



現役時はGⅠを8勝ですか。距離は2000~2400を得意とし、日本ではジャパンカップ勝ち馬としての記憶が鮮烈です。あのシンボリクリスエスの猛追を振り切りました。他にもエクリプスSにインターナショナルS、クイーンエリザベス2世や香港カップも勝っているワールドハンター。ただ安定感には乏しく、勝ち負けを交互に繰り返し、名馬とはちょっとずれた価値を秘めています。これが産駒に強く受け継がれている可能性大。


お父さんはフェアリーキング。日本での馴染みは薄いですが、サドラーズウェルズの全弟として人気を博しました。血統表のノーザンダンサーの名前がまぶしいですね。



産駒ですが、まずはビーチアイドル。ファルブラヴ産駒初勝利馬ですね。意外にもまだ二勝しかしていないんですね。人気で走らず、不人気で複勝圏内という、名前に反したワルっぽさをかもし出しています。距離は6ハロンが限界のスプリンター。血統表を見るとかなり硬派というか、確かに距離の融通が利かなそうな義理堅さがうかがえます。かなり勉強になる血統背景ですね。



続いてあげたいのがワンカラット。去年はこの子に悩まされまくって、危うく藤岡祐介ジョッキー並みにおでこが禿げあがるところでした。もっと早くから「ビーチアイドルと同じスプリンターだ!」と割り切ってしまえば、秋華賞なんかで気にならずに済んだんですけどね。名前と祐介が光りすぎてついつい気になっちゃうんですよ。分かってくれる人は多いはず。
夏のスプリント連覇は鮮やかでしたが、案の定本番はやってくれましたね。もちろん自分は切ってました。が、馬券は当たらずでした。

ワンカラットの血統を改めて見てみるのですが、やっぱ母系の血がよくわからん。遡るとネアルコにたどり着くのですが、母の父Pistolet Bleuはどこまで栄えている血なのか・・・。不勉強ですいません。



他に最近ではワイルドラズベリーの活躍が目立ちました。まだどこの距離がいいか定かではありませんが、1800前後を中心に今後も自慢の末脚を披露してくれそう。母の父サンデーサイレンスなので、日本の馬場とはこれでもかというくらい親しめそうです。

このワイルドラズベリーが最もお父さんに近しいものかなと感じます。他の、ビーチアイドルやワンカラットなんかは、スプリント戦を得意としファルブラヴとは似ても似つかない。なので最初はファルブラヴを短距離馬だと思っていたくらいです。なぜこういうことになったのか・・・血統云々の話なのでしょうか。


もう一つ特徴として、牝馬のほうが活躍しているという点。これは偶然だけで片付けるに忍びないです。ファルブラヴ、不思議なお馬さんです。今後も産駒の性別や適距離には十分配慮が必要ですね。


というわけで現2歳勢で有力なお馬を挙げてみます。

なんといっても、筆頭はダンスファンタジアです。ついにデビュー目前。お母さんはあのダンスインザムード、これは絶好の穴馬になってくれそうな予感。デビュー直後は相当人気しそうですが。母が秋天皇賞で爆走した点からも、2000前後の距離でも頑張ってくれるかもしれません。


他にも母父サンデーサイレンスの2歳が多いですね。相性の良さは折り紙つきなので、この中からGⅠ候補が出ることも十分ありえます。




それほど多くない産駒のわりに、これだけ活躍馬を出していますから、今後毎年重賞馬を出してもおかしくありません。ただムラっ気の強いことは忘れてなりませんね。前走の内容が良かったからといって信頼しきってしまうと、痛い目を見そうです。逆に前回が散々だからといって見捨てるには怖い存在。どの馬場どの距離がいいかは産駒ごとにチェック。母父サンデーサイレンスは迷わず印をつけましょう。

あれ?

2010-10-26 21:43:18 | どーでもいいことつらつらと。
記事更新したと思ったんですけど、帰宅してみたらできていなかった・・・。



とまあ、それくらいに体調が悪いのです。商売柄仕方ない、覚悟の上の時期的なものです。



今週は安静にして復調させたいですね。このまま長引かせると確実に病院通いを強いられます。休めない商売なのでとにかく、こまめに横になるようにしよう。


ちょっと陰気な話題でごめんなさいねっと。急に寒くなりました、皆さんもお体にはくれぐれも気を遣ってやってください。

菊花賞in2010

2010-10-24 16:23:35 | 恐縮ですが競馬
昨日の富士ステークスはやりましたね~! 14番人気ライブコンサートが2着と頑張りました!
3着ガルボも人気薄、配当はかなりの額でした。自分は仕事前ということであまり考えずライブコンサートの複勝のみで的中。およそ20倍ですからお腹いっぱいです。


土曜でちゃっかり資金を増やして菊花賞デー突入。今日は面白いレース目白押しでしたね。新馬戦も見逃せませんが、京都10Rの桂川ステークスをここで紹介しておきます。

今後スプリント戦をにぎわしてくれそうなメンバーが揃いました。来年の高松宮を占うにはもってこいのレースでしたね。
逃げたティファニーケイスが他馬の猛追なんのその、そのまま逃げ切って快勝。これで三連勝、全くレースを観たことなかったのですが相当の逸材みたいですね。血統的にも今後が楽しみです。
2着レディルージュもようやく上昇の兆し。シルクロードステークスのときは痛い思いをさせられました。もう1レースくらい様子を見てから勝負したいですかね。
3着パドトロワ。この馬を一押しにしていたのですが完敗でした。しかしまだ三歳、スウェプト×フジキセキと惚れ惚れする血統、ぜひとも種牡馬になってほしいので重賞級へ駆け上がって欲しいです。

とにかくこのレースは上位勢をインプットしておきたいですね。各馬の今後に期待です。






さて菊花賞。前日での予想は、ローズキングダム中心、マンハッタンカフェ産駒へと流してみようかということでしたが、研究すればするほど、他の馬も来そうな匂いプンプン。直前まで悩みぬきました。

初心を忘れずアロマカフェを買いましたが、他に最内のヒルノダムールといったマンカフェっ子、そして大穴筆頭としてネオヴァンドームを買いました。そろそろ幸四郎が来ると思ったのさ。

そして、パドックで最も映えていた馬、ビッグウィークも単勝だけ買いました。前哨戦の神戸新聞杯以来、どうも頭にこびり付いて離れない一頭です。血統はバゴ×サンデーサイレンスと個人的にはかなり好きな系統。複勝は思いのほかついていたので、来るなら頭だろ、ってことで単勝だけとしました。

ローズキングダム、トウカイメロディといった人気勢は完全に切り、穴の単複のみで勝負。


結果。


いやはや私、菊花賞は当たらないくせに、GⅠの中でも特に好きなレースですが、これほど打ち震えたことはありません。

ビッグウィークが先行好位につけ、2着ローズキングダムを一馬身以上離して勝利。鞍上川田ジョッキーの手腕がうなりました!

いや~ビッグウィーク! 大好き!

この馬は以後追うことになりそうです。お父さんは凱旋門を勝っていますし、これから海外を意識してもいいくらい。馬券が当たったからという贔屓もあるかもしれませんが、かなり内容の濃いレースだったと思います。





問題は3着ですねえ。逃げたコスモラピュタが3着に粘ってくれることを願っていたのですが、上がって来たのは人気薄ビートブラックと幸英明騎手。これははちょっと買えませんでした。お父さんのミスキャストはサンデー×トニービン、母の父はブライアンズタイム・・・ふーむむむ、さすがに無理だったかなあ。




いやしかしビッグウィーク、一発屋でないことを祈ります。これからのさらなる飛躍に期待です。


今週は土日の重賞を当てプラスで終えることができました。ただメイン以外での的中はそこそこで支出も多いのは事実。もう少しレースを選ぶ慎重さが欲しいですかね。相性のいい東京だからといって調子に乗ってはいけませんな。次週は気をつけよう。





最後に教訓。
「ゼンノロブロイほんっと東京好きやね」
教訓の通りです。土日のレース結果、見れば見るほど上位はゼンノロブロイ産駒の嵐。特にダート戦での好走が著しいですね。穴でもあなどれません。ニーマルオトメ、あと一歩でした。

今日は落馬や妨害が多いすね

2010-10-23 14:30:14 | 恐縮ですが競馬
東京は先週ほどは荒れていませんかね。


こういうときこそ、初志貫徹で、メイン富士ステークスは波乱を希望。三歳馬リルダヴァルは伝説のNHK組で確かに強いですが、ここでも三歳に勝たれてしまうと、2010秋の重賞は三歳勢に食い尽くされる可能性大。富士ステークスはおじさんたちに頑張ってもらうことにしましょう。


というわけで懲りずにライブコンサートから。いい加減諦めろ、という声も聞こえなくはないですが、ずっと応援しているので買います。ここらで賞金積まないと来年の安田記念出走に間に合わないぞ。ってか来年も現役続行よね!?



さらにもう一頭穴馬から、マルカシェンクも買ってみます。そろそろやってくれそう。出遅れ大外ぶん回し、かつてのファストタテヤマやアサカディフィートのようなキャラを確立してもらいましょう。そしてサンデー直仔最後(?)の重賞制覇を!


というわけで馬券だけ買って、これからちょっとお仕事行ってきます。

さて菊花

2010-10-22 10:57:09 | 恐縮ですが競馬
昨日枠順も発表され、いよいよ開催間近でわき立つ菊花賞。エイシンフラッシュの出走取り消しで混迷の様相を呈してきました。一番人気ローズキングダムは間違いないとして、二番人気にトウカイメロディかクォークスターでしょうか? 以下だいぶ人気が割れるものと思われます。


面白いのは、参戦馬たちのお父さん面々。長距離レースながら多岐にわたる血統がそろいました。距離適正云々で決着してしまいそうな、蓋を開けてみると大楽勝な内容になっても不思議じゃないですかね・・・?



ローズキングダムの父キングカメハメハは、距離に関しては問題ないでしょう。「キンカメ産は長距離こそ」というのが自分なりの見立て。2400以上での連対率が、特に今年は高い。まだ2600より上では走っていないですが、今後長距離レースをバンバン勝ってもおかしくないと思います。

スペシャルウィークやアグネスタキオンの子供に関しては、中距離向きということで切ってしまおうかと考えています。トウカイメロディは、お父さんがチーフベアハートということで、同産駒のマイネルキッツが春天を勝っていることで距離は見込まれそうですが、自分はマイネルキッツの長距離向きは母父サッカーボーイのおかげと信じているので、こちらも思い切って切ろうと踏んでいます。


ちょっと怖いのはグラスワンダー産駒ですか。去年のセイウンワンダーがありますし、母の父サンデーサイレンスならば見捨てておけません。これは当日まで悩みそう。


・・・ということで、現在の予想としては、ローズキングダムの三着内は堅いとして、そこからマンハッタンカフェ産駒へと流したいですかねえ。悲願の菊花賞親子制覇もそろそろ達成してほしいところ。中でもアロマカフェは、同じ馬主さんで同じ調教師、これは予想の枠を越えて応援したいですね。



菊花賞は例年当たり前のように荒れ、しかも「一発屋」さんも多く、データが取りにくい印象があります。その中で堅実な成績をおさめ、以後も好成績を維持した馬には名馬が多い。そういう意味では今後を占うための重要なレースです。


うーんローズキングダムには頑張ってほしいです。来年以降海外へ挑戦して、キンカメの海外適正を見たい。ミスプロの真の革命をこの目で確かめたいです。


んま、皆さん無事に回ってきてください。

ブラックバースピン

2010-10-21 12:21:12 | 僕の好きなお馬さん
面食いならば迷わず馬券に絡めたくなってしまうお馬、それがブラックバースピンでした。重賞はCBC賞を制しただけですが、僕の中で強烈な印象を残しています。


そんなブラックバースピンが、放牧先で病気のため死亡しました。


あまり有名な馬ではないかもしれません。織田裕二さんがJRAキャンペーンキャラクターに選ばれた2007年、新年最初のCMで、織田さんが馬券を握りしめ応援する視線の先に、なぜかブラックバースピンの走る姿が。彼の最も輝いている時期でした。当時まだオープンに上がりたて、知名度はかなり低かったと思います。



おそらくイケメンと映える馬体ゆえの抜擢だったのでしょう。知り合いの家で年越しを迎えた僕は、口をあんぐり開けてテレビに釘付けとなったのを覚えています。なぜ、ブラックバースピンが。彼のきらびやかな馬体は、確かにテレビを通しても、いや生で観る以上に、味わい深いものでした。ため息がこぼれそうになります。




僕に三連複のいろはを教えてくれたのがブラックバースピンです。
元々疑い深い性格なので、当時の馬券の買い方は大体馬連ボックスで、軸を置くことはしませんでした。そんなときに出会ったブラックバースピンは、人気しながらも、わき目もふらず軸馬にさせてくれた、自分の競馬予想史の中でも類稀な一頭となっています。


2006年10月から11月まで、彼は東京で3戦出走していて、その全てが3着内と好走し、生で観ていた僕は、彼を当然のごとく軸にし、当てることができました。どれも三連複だったかは忘れてしまいましたが、三戦目のキャピタルステークスは、エアシェイディとの二頭軸で買っていたはず。配当安かったですけども。あの頃は毎週競馬場行ってたんだよなあ。



その後しばらく競馬から離れる時期があって、だいぶ日が空いたころ、そういえばブラックバースピンはオープン後どうなったことやらと調べてみると、なんとCBC賞を穴勝ちしているではありませんか。「やはり新年の謎CMはフラッグだったか~っ」と悔しい思いをしました。



以降短距離重賞によく顔を出すようになりますが、成績はぼちぼちといった感じで、よくても掲示板に載る程度でした。

んが、2009年の函館スプリント。ここで見事にやってくれました。12番人気で3着に粘りこみます。
このとき複勝を買ってたんですよ。買えなかったCBC賞の鬱憤を晴らすがごとく、単勝もちょっぴりと。これは来たときガッツポーズでした。


重賞を爆走し、オープンを何戦か使いますが敗退を繰り返し、その後長い休養。なかなか帰ってこないなあと思えば、病気していたようなんですね。



いつかひっそりと引退し、細々と種牡馬をやってくれるものだと期待していたので、寂しいです。
中央では活躍できなくても、地方ダートの短距離で、彼の産駒が走ってくれるのではと思いを馳せていました。お父さん似の、織田裕二さんのようなナイスガイが、スピード一辺倒で押し切り勝ちする姿、結局夢になっちゃいましたね。残念。




血を残せなかったのは無念ですが、彼の見栄えする馬体はファンの脳裏に焼きついています。向こうの世界でも、その秀麗な走りで周囲を魅了してください。