ロック探偵のMY GENERATION

ミステリー作家(?)が、作品の内容や活動を紹介。
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鷹の祭典 ホークスvsマリーンズ

2018-07-27 01:35:30 | スポーツ
ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクホークスvs千葉ロッテマリーンズ戦に行ってきました。

“鷹の祭典”期間中で、ユニフォームをゲットしての観戦です。



私としては、球場に見に行った試合は一度も負けていないという“不敗神話”の継続がかかる試合でした。

前半から中盤までのホークスは、まったくいいところなし。

打線は振るわずひたすらゼロ行進が続き、6回表には先発投手が攻略され、連打を浴びて4点を失います。

その後8回裏に一点を返すものの、直後の9回表に1点返され、再び点差は4点となります。

満塁でデスパイネという絶好のチャンスもあえなく無得点となるなど、さすがにこの試合はもうだめだな、俺の不敗神話もいよいよここまでか……と私はほとんど諦めていました。

しかし、そこから驚きの展開が待っていました。

土壇場の9回裏、なんとか1点を返し、さらにツーアウトながらランナーが二人という状況……
ここで、バッターは上林。

彼の打った打球が、ライトスタンドへ飛んでいきます。

ホームラン性の当たりでは決してありませんでしたが……これが、ぎりぎりでテラススタンドに飛び込みます。
起死回生の同点3ラン。
球場が、一気に沸き返りました。まさに“祭典”にふさわしいお祭り騒ぎです。

下は、場内アナウンスで同点ホームランをたたえられ、それに応える上林選手です。



こうして試合は振り出しに戻り、延長戦へ。



延長十回。
マリーンズの攻撃は、三者凡退に終わります。
こうなると、ホークス側はもう押せ押せムード。
再びランナーを二人置き、バッターボックスに中村晃という場面。
ここで、マリーンズ側は敬遠を申告し、満塁で松田との勝負を選択します。

敬遠でまわってきた打順……バッターとしては奮起するところです。

私は、彼がバッターボックスに入ったところを撮影しました。



ここはマッチが決めてくれる。
この画像は「試合を決めた男がバッターボックスに向かうところ」としてブログに載せられる……という確信があったからです。

彼は、その期待を裏切りませんでした。

追い込まれたカウントから打ちにいった打球は、右中間へ。

これも、普通ならヒットになるかどうかきわどい当たりだったかもしれません。
イチローだったら捕っていたかもしれません。
しかし、バックホーム体制で外野陣は前進守備をとっていました。
その頭上を越えるようにして打球は飛んでいきます。
外野手も、もう追うのをあきらめたようでした。

これがサヨナラヒットとなり、6-5でホークスの勝利。

4点差をひっくり返す逆転劇でした。



これはひょっとしたら、自分史上のベストマッチかもしれません。

やっぱり、最後まであきらめてはいけないんですね。

諦めたらそこで試合終了ですよ……とは安西先生の言葉ですが、逆にいえば、あきらめないかぎり勝負は終わらないんです。

最後まであきらめずに戦う……その姿勢を教えてくれるような、熱い試合でした。