Weekly Epidemiological Record, 23 March 2018, vol. 93, 12 (pp. 133–152)
WHOが2018-2019年に北半球でインフルエンザワクチンの抗原に推奨する類似ウイルス組成は下記の通り
WHO推奨組成 (下線が変更点)
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A/Michigan/45/2015 (H1N1) pdm09-like virus
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A/Shingapore/INFIMH-16-0019/2016 (H3N2)-like virus
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B/Colorado/06/2017-like virus (B/Victoria/2/87 lineage)
また、4価ワクチンを使用する際には、昨年の推奨と同様に下記の類似ウイルス組成の追加を推奨
- B/Phuket/3073/2013-like virus (B/Yamagata/16/88 lineage)
国内の製剤については、今年から株選定プロセスに見直しがあり、国立感染症研究所インフルエンザワクチン株選定のための検討会議に代わって、厚生科学審議会の下部組織に季節性インフルエンザワクチンの製造株について検討する小委員会が設置され、その審議会で議論の結果、下記の4株に決定された(国立感染症研究所HP、第18回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会研究開発及び生産・流通部会)。
国内選定株(下線が変更点)
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A /シンガポール/GP1908/2015 (IVR-180)(H1N1) pdm09
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A/シンガポール/INFIMH-16^0019/2016(IVR-186) (H3N2)
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B/メリーランド/15/2016(NYMC BX-69A) (ビクトリア系統)
- B/プーケット/2/2013 (山形系統)