Eurosurveillance, Volume 19, Issue 40, 09 October 2014
EPIDEMIOLOGY OF PERTUSSIS IN ITALY: DISEASE TRENDS OVER THE LAST CENTURY
イタリアの過去125年に及ぶ百日咳の死亡率(1888-2012年)、致命率(1925-2012年)、累積発生率(1974-2013年)についての疫学レビュー。
百日咳の死亡率は1890年に10万に当たり42.5であったが2002年以降に死亡報告はない。
発生率は1927年に10万に当たり86.3例であったが、2008年以降は1例となっている。
予防接種率は1993年に32.8%であったが、2006年以降はおよそ96%となっている。
未報告症例については、平均定点報告数を全数報告発生数で割った比率が年齢とともに増加を認めた(1歳未満で1.8から10-14歳では12.9)
百日咳の死亡率は予防接種導入以前から減少傾向にあった。
発生数は百日咳ワクチン導入後のみから減少を認め、特に無細胞ワクチンによる接種率向上後に顕著となった。
全数報告では他国が認めているような15歳以上での累積発生数の増加を認めていない。
非典型症状が多くや検査診断が頻繁に行われていないことにより診断されていない症例が、未報告の原因となり、そのことが発生報告や予防接種プログラムの実施に影響を与えているかもしれない。
青にこだわりすぎていて同感なのですが、当方では対応いたしかねるので、編集部までご意見をお願いします。
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