GSK announces EU regulatory submission for malaria vaccine candidate RTS,S
GSKが30年間の開発努力の結果、2014年7月24日にマラリアワクチン(RTS,S)を欧州医薬品庁(EMA)に承認申請したと発表。
EMAは欧州で使用される医薬品の安全性と有効性を評価する組織だが、世界保健機関(WHO)との提携により例外的に欧州外で使用する製品を評価。
このマラリアワクチンは熱帯熱マラリアに対して予防効果があり、主にサハラ砂漠以南地域の小児に対して用いられる見込み。
ただし、第三相臨床試験で生後6-12週の乳児に対するマラリア発症の予防効果が30%程度に留まり、従来のベッドネット等の対策と併用しての予防効果が期待される。
EMAがRTS,Sを承認すれば、WHOはこの製剤を2015年末までに使用することに関する公式な推奨方針を示す予定。