CDC
エチル水銀を含む抗菌化合物でワクチンや医薬品の保存剤として1930年代から使用されている
あらゆるワクチンに含有されるチメロサールにより、接種を受けた者で局所の過敏反応が時折生じるが、それ以外の有害事象を引き起こすという科学的根拠はない
米国公衆衛生局は、総ての発生源に由来する水銀暴露を削減する計画の一環として、ワクチン中のチメロサールを除去する、あるいは含有量を減らすよう努めることを勧告した
ワクチンを介した水銀暴露について一般大衆の懸念が続くことは、接種率の向上を図り、ワクチンによる予防可能な疾患を減らすことに対する障壁となると考えられている
米国では2001年中頃より、6か月未満児の定期接種用ワクチンは、チメロサールを含有しないか、あるいは大幅に減量して製造されるようになった
妊婦や若年小児などにおけるインフルエンザワクチンの有益性は、ワクチンを介してチメロサールに暴露した場合の理論上のリスクに基づく懸念をはるかに上回っている
Prevention and Control of Influenza with Vaccines: Recommendations of the Advisory Committee on Immunization Practices (ACIP), 2010
WHO
米国での問題視されたチメロサールは、エチル水銀で半減期が短く腸から排泄される
4つの疫学研究でチメロサールを含むワクチンで神経行動障害の変化は見あたらない
GACVSはチメロサールを含むワクチンの安全性に対する懸念を支持しない
Statement on thiomersal
魚介類の水銀含有量について
ワクチン中の水銀はエチル水銀で、WHO基準のメチル水銀と異なり、半減期が1週間程度
1回のワクチン接種あたりに接種される水銀量
→ワクチン1ml当たりのチチメロサール含有量4-8ppg=4-8μg
→接種量は0.5mlなので2-4μg
→チメロサール中の水銀割合は50%なので1-2μg/dose
→摂取されるマグロ量に換算してマグロ数十g程度 (刺身1人前約80g)
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