★ベトナム・ハノイは「こんなとこ」★

コネなし、金なし、能力なし。50を過ぎて、単身ハノイで会社を作り10年目。毎日「こんなふうに」すごしています。

ベトナムハノイの「今年の決算と今後」

2021-10-13 11:50:26 | ベトナム・ハノイ

 弊社の「決算月」は実は10月、今月である。(税理士の12月は忙しいので10月にしましょう)という言葉につられ

何も考えずに「10月にしてしまった」

 「本年度」は、思い返すと「コロナに始まり、コロナに終わった1年だった」おおよそ2/3はロックダウン下での業務だった。

在宅機関も4か月に上った。本当に大変な「1年だった」個人的にも「昨年7月にベトナムに帰国してから、ハノイに缶詰状態

が続いている、以前にも日本に年単位で帰らなかったことはあるが、それは経済的な事情だから、比較にはならない」

日本からのお客様の訪問もわずか3名だった。

 こんな中だが、「日本の自動車産業は低迷していない」間接的な要因(マイクロチップの不足など)はあるが、基本的に

業界的には「動いている」日本とは不思議な国だ、人口は減り続け、車離れは加速しているのに、生産台数は、ほぼ変わらない。

 内燃機関の今後を見れば、関連部品のメーカは「危機感を持っていると思うが?」確実に「関連部品は減少する」だけに

それを中心で作っている部品メーカにとっては「死活問題だろう」よくアンテナを張って状況を注視しなければ。

 いろんな理由(環境問題に端を発した自動車関連の変化はもう止めようがない)で弊社の業界も不透明だ

「攻めたいが」今は「まずは現状規模を守らなくてはならない」(不本意だが)

 今年は「こんな状況の中」ほぼ現状維持か若干マイナスかと思う。最終決算は未だだが?

まあ、この状況では「善戦健闘」したほうだろう。

 そして、経費という点では「激減したかもしれない」以前は1か月に1回はコンサル業務で

日本に7-10日間ほど出張していた。その経費で1回30-40万円は使っていたと思うが本年度は

これが無いのである。(その代わりコンサル業務もすべてがSTOPした)

これは弊社の日本法人の話である。(自分の自宅の部屋に転送電話が1つあるだけである)

「連絡業務は家族が行ってくれている」

 日本会社の実業務を98%行っているベトナム法人(自分が今いる会社)はベトナム会社なので「利益は国外には基本持っていけない」

取り立てて贅沢な暮らしてしていないので(正直に言うが私のベトナムでの給与は日本円で1か月≒16万円である。もちろん家賃などは

会社支払いであるが、場合によっては社員よりも少ないこともある。つい2年前は10万円、5年前は5万円だった。それでも生活できた。)

それでも、社員と同じレベルの生活をしてる限りは、不足とは思わない。毎月の余剰金が銀行に残り、時々旅行に行けるほどなのである。)

 日本法人からの外注費で利益が出れば、そして「会社の利益が上がれば社員に還元することができる」(もちろん私の給与も上がる)

しかも業種によりベトナムは法人税が(弊社の業種では)一律20%なのだ。したがって日本の法人税

よりも税率が低い。ベトナムに腰を据えるなら「こういう点でベトナム会社のほうがメリットがあるのだ」日本会社のベトナム支社では

そうはいかないが?

 そして自分は「主な日本のユーザと契約している日本法人の代表者」であるが、ベトナムの外注先である「ベトナム資本会社」に

出向している。そして「ベトナム法人の代表者ではないが、決裁権やその他の権限を委譲されている立場なのである」

(書類上の社長は社員の一人にしている)

 いずれこのベトナム会社は「ベトナム人社員の共同持ち株会社」にしようと考えている。

その準備も始めている。しかしもう少し「技術的、組織的に強固に、たくましくしたい。」そしてそれがある程度達成された時が

自分が退くタイミングだと考えている。(私の夢は、一線を退きベトナムの静かなビーチ近くに家を借り、毎日海を見ながら

のんびり暮らすことだ、飽きたら会社のある都会に遊びに行き、そしてまた静かな海辺の町に帰っていく。そんな生活を夢見ている。

そして、時間とお金の許す限り、世界中の行きたいところへ出かけたい。それでも帰ってくるのはやはり海辺の静かな家である)

 

 短期目標としては来年度は「固定の人員確保ユーザ」を、あと2社決めたい。今年度は新規は1社にとどまった。来年は2社を獲得し、

弊社内にある確保ユーザ用の「確保ルーム」の空きを埋めたい。(既存ユーザは死守し、できれば少しでも技術レベルを上げて、ユーザが

離れられない力関係をより強固にしたいと思う)

そして来年こそは「社員の給与を上げて、海に社員旅行に行きたいと思う」

(自分の会社のような業種では、財産は「人」である。それを育成することが一番大切なことである。そして多くの日本企業が

失敗しているように「育成した人材が容易にやめてしまう会社」というものが「どこが間違っているのか?」常に考えたい。

そして「社員目線でこれからも社員と共に会社を運営したい」(もちろん給与は大きなファクターだが、決してそれだけではない)

今の「会社のキャラクターを引き継ぎ発展させたい」

 

 そして「異業種(建築)」ではあるが「ダメダメ会社」に翻弄された「建築関連社員」たちのために

しっかりした「親会社の元」「新会社」を創立し、軌道に乗せて「新しいベトナム人管理者」

に引き継ぎたいと思っている。(先方の依頼で、顧問的な立場では残るかもしれないが、「基本ベトナム人による運営」を

目指したい。(この会社運営は背水の陣でのぞむ)

 

 気づけば、決算月も中旬である。朝から2つ目の台風で「雨の降り始めたハノイ」でぼんやり外を見ながら

こんなことを考えた。

 

 

 

 

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ベトナムハノイの「猫の目、ベトナム方針」

2021-10-13 10:57:22 | ベトナム・ハノイ

 ベトナムという国は建国未だ50年足らずの国だ、生活し、仕事をしていく中で

「未だに国の方針や制度、法律」に関し「未成熟」さを多く感じる。おそらく「国が若く、試行錯誤をしているのだろう」

日本から来た自分には数多く???を感じることが多い。

コロナに対しての対応も同じだ「しかしコロナに関しては、どこの国でも初めての経験であり、差が出た部分は国の豊かさによる

差だった」と感じる。では、どんなところにそれを感じるのだろう。

① 法律、体制の未整備(未成熟)

・例えば日本から荷物を送った場合の「関税のかけ方」これが同じものを送っても、送れたり、送れなかったり、

恐らく、担当者によって、又はその気分によって条件が変わるのである。「関税額」も同様だ、「驚くほど高額だったり、適性だったり」

さまざまである。(安かったことは無い、しかも最近は小さなものまで、全て中を開けられて確認される。ひどい場合はパッケージング

されているものも「開けられる」こともある。)

・労働法などは社会主義故に「毎年改定」(労働者に有利な方向に改定される)される。書店には「2021年の労働法」なる書籍が

売られる。会社の「組合役員はこれを入手し、労働者に有利になった項目を探し出し、会社側に社内規定の法律に沿った改定を

求めてくる。(悪い事ではないが、変わりすぎるのである)

「社会主義故の癒着、賄賂の横行」

・交通違反時の「警官による賄賂の要求」(定常化している慣習)給与額が低いためそれを補うための慣習化?取られるほうも、正規金額や

面倒な手続きよりは「お金ですましたい」という意識も影響。

・政府関係者の「特権意識」(立場を利用した、収益作業の横行など)やはり、政府機関の勤務者は「特権階級である」交通違反の免除

通常手続きの優先、等々我々の知らないところでも多くある。

もちろん日本や欧米でも似たような事例もたくさんあるだろう、しかしでは「やはりベトナムはこの面で未成熟」と言わざるを得ない。

 社会体制や慣習も影響しているのかもしれないが?

 実際に暮らしている「特に自分のような外国人」はこのような影響を大きく受けるのだ。

「言い訳や、理由もネイティブでは語れない、ある意味、泣き寝入りするしかないのである」

③ コロナに対する対策

一時期は「コロナを見事にブロックしていたベトナム」だが、感染力の強いデルタ株の前では、この守りは機能せず

大きな犠牲を払った。社会体制の差で「ロックダウンを容易に施行できたベトナムは、有利であった」しかし、医療体制などは

いかんともしがたく、大きな犠牲も払った。ここにきて「各国からの援助もありワクチン接種も徐々にではあるが進んでいる」

この国家予算レベルでは「よくやっているほうだろう」 一番大きいのは、「国民が文句を言わずこの体制についていくことだろう」

これは必ず「これまでのベトナムの歴史が関係している」中国、フランス、日本、アメリカに支配し続けられ、それに耐え抜いたDNAが

あるからに他ならない。それを強く感じる。

 

*今回、日本から送ったサプリが「関税で止められ、保健省に提出しろ」と、今までも10回ほど同じものを送って何もなかった

今回だけこのように言われた。しかも「保健省審査に3万円かかり、許可が出るかもわからないと」

問い合わせたが「特別法律は変わっていない」ということである。社員に聞くと「審査官の虫の居所が悪かった」

ということらしい。実害を受けるのはいつも「弱い立場の外国人である」

弱ったものだ。

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